日本が太古からの天授の力を取り戻し蘇生するためには
長らく封印され続けてきた縄文の神々を解き放つ必要がある。
縄文の女神たちである。
何故、縄文の神々が封印されてきたのだろうか?
古事記、日本書紀を編纂する際に藤原不比等により封印
された縄文の神々。
その最たるお方が瀬織津姫である。
瀬織津姫とは天照大神の妻、后であった。
縄文の神々を封印するために藤原不比等は瀬織津姫の
存在を封印し、夫の天照大神を女神にすり替えたと私は見ている。
藤原体制にとって縄文の神々の存在が不都合だからだろう。
晩年の天照大神は妻の瀬織津姫と共に仲睦まじく今の
三重県志摩市の伊雑宮付近で暮らしている。
それ故に伊雑宮が本当の伊勢だと言われており、それを
記した聖徳太子が書いた先代旧事本紀が伊雑宮から江戸時代
に発見されたことで内宮が反発し徳川幕府に働きかけて
偽書扱いにしてきた。
いずれ志摩一宮と言われる伊雑宮が表に出てくるだろう。
縄文とは何だろうか。
単に縄文式土器の狩猟採集の時代だったでは現実に適応しない。
縄文時代は縄文人が恐らく宇宙とのやり取りをしていたのだろう。
東北地方から発掘される土器や土偶を見て頂きたい。
どう見ても宇宙的である。
ならば縄文の神々とは宇宙的なエネルギーだと言う事もできる。
それが後の日本の権力者には不都合だったのだろう。
古事記、日本書紀で縄文の神々が封印されて以降は各地の
神社の多くは瀬織津姫をそのまま祀る事ができなくなり時に
天照大神の荒魂として祀るようにして迫害を免れてきた。
伊勢神宮もある時期までは天照大神と妻の瀬織津姫との
本殿を並べていた時代もあったそうだが政治圧力を受けた
のか天照大神のみの本殿にするようになったと仄聞している。
日本人が日本的な力を蘇生していくには縄文の神々の
封印を解き、縄文の神々を解き放つ必要がある。
その為には先ず古事記や日本書紀による呪縛から脱する
必要がある。
太陽を見上げ、月を眺め、星に癒される。
森林の香りに憩い、海のリズムに耳を澄ます。
大地の恵みの温泉に浸かり、山河を歩く。
このような営みが私達の奥深くに眠っている縄文の記憶、
縄文の力を蘇らせるのだろう。
もっと言えば縄文人とは地球原住民だった可能性もある。
様々な可能性を感じながら日々を過ごしていきたい。
古代史に興味が有るので、木村様の博学に感心しつつ、拝読させて頂いています。
倭姫が、天照の鏡を持って大変な苦労をして、新羅崇拝教から命からがら逃げ、伊雑宮に辿り着いた事。
以下のブログの記事は、興味深く、もっと掘り下げてみたいと思っています。
ーヤマト姫伊勢国へー日本の歴史とつながる週末御朱印さんぽ
ー伊雑宮ー日本伝承大鑑