「千島学説」は、ウイルスの発生源を解き明かしている。 a | barsoのブログ

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 コロナは「どこから来たの?」と聞かれたら、「武漢」と思うかもしれないが、ウイルスは「何から生じたの?」と訊ねられたら、どう答えるだろうか。

 じつは生物学者の千島喜久男博士が1963年から提唱した『千島学説』が、ウイルスのルーツを実験で解き明かしている。(♯1978年没。同年に正五位勲三等瑞宝章受賞)


 『千島学説』の基本は《赤血球はいわば万能細胞である》とするもので、定説とまるで違うために学会ではガリレオのように異端扱いされているが、しかし実験の観察に基づく合理的な考察であり、世界の学者たちにかなりの賛同者がいる。

 この『千島学説』をトンデモ説として無視するのもいいが、コペルニクス的だと思うなら、新型コロナウイルス(やガン)の有効な対応策を知ることになる。

 corot.jpg pixabay

 いずれにしても、非常に興味深い学説であることは請け合います。

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『千島学説』は8大原理から成るが、主なものを挙げる。

①赤血球がすべての細胞に分化する。

 既成の医学では《細胞は分裂によって増殖する》としているが、自然の状態下において細胞が分裂増殖をする像を確認できた学者は世界に一人もいない。※1
 だが実際には胎児、幼児時代から、脳や肝臓、筋肉などの細胞は、細胞分裂なしで増加している。
 赤血球は血球の99.9%以上を占める重要なものだが、千島博士は実験の観察により、細胞構造を持たない赤血球が、白血球(リンパ球その他)を経て、健康体では細胞に変わり、体の組織に成ることを知った。「血となり肉となる」の慣用句は正しい。※2


イエウサギ胎児の頭部軟骨細胞がtsi11.jpg
赤血球から移行している像(千島原図)

 a=赤血球塊
 b=移行型
 c=軟骨細胞



画像は「新生命医学界」より
https://www.chishima.net/i/dai4.html


 しかし血液が汚れて体が病的状態のときは、悪化した赤血球は一か所に集まり溶けあってガン細胞に変異する。つまりガンは転移するのではなく、新生する。
 これは、汚れた血液を一箇所に集め、そこから排泄しようとする、いわば血液の浄化装置とも言える。だからガンの治癒は血液の浄化に尽きる。

                  

②飢餓や断食時は、体細胞から赤血球に逆戻りする。
 栄養が十分なとき、赤血球は体の組織や細胞を造るが、飢餓や大量出血、断食のときは、腸で食物から赤血球を造ることができないので、体細胞から赤血球へ逆戻りして生命を維持しようとする。
 この細胞組織が血球へ逆戻りして生命を維持しようと働く過程(異所造血)の観測を見誤ったのが、従来医学の『骨髄造血説』である。
 断食や少食が病気治療や体質改善に良い影響を及ぼすとされる理由は、血液と体組織の可逆的変換が行なわれ、新しい血液が造られるため。

                  

③バクテリアやウイルスは、悪化した件下で有機物に自然発生する。
 1958年に千島博士は、カエルの血液を腐敗させ、バクテリアを自然発生させる実験観察に成功した。このバクテリアは他のバクテリアなしに発生している。
  つまりウイルスや細菌は、外部から来るのではなく、内部から来る。すなわち動物や植物が腐敗したり死に向かうときや、人間なら体の組織や細胞が病気や環境破壊などで悪化したときに自然発生する。ウイルスは、病気の原因というより、病気の結果である。
 このことは、自律神経を強く刺激するだけで、結核や腸チフス、赤痢などの伝染病の症状を発生させることからも分かる。※3

 
 千島学説の実証:白血球からバクテリアが自然発生する初めての映像

 この『千島学説』は、《バクテリアは自然発生しない》という1859年のパスツール実験と反するので、千島博士は、パスツールと同じ器具を使い、同じ条件の追試実験を行なった。
 その結果、パスツール説は実験の範囲では事実であるが、無理な条件を作り出しているため、自然界における一般法則の観点からは成立し得ないことを世界で初めて指摘した。
 例えば瓶内の肉汁は急激に高温加熱され、バクテリアの栄養源である有機物は熱変質し、酸素欠乏状態も作り出されているので、生命の発生も維持も無理である。

                  

④血液は「骨髄」ではなく、「小腸」の絨毛で造られる。
 従来医学では《赤血球は骨髄で造られる》としているが、戦争で両手足を根元から切断した兵士に貧血が起きないことから、千島博士はその『骨髄造血説』に疑問を持った。
 そして実験を重ねたら、《小腸は造血器官である》と観察された。
 すなわち腸内で消化された食べ物は、小腸の絨毛と腸内細菌などによって変化して、血液になることが分かった。実際、脊髄のない動物は、骨内の柔組織「骨髄」がないため、血球は消化器官で造られている。
 つまり植物には、水分や栄養分を吸収する「毛先のような根」があるが、これが動物の場合は「小腸の繊毛」に相当すると考えられ、両者はよく似ている。 

 

 この『腸管造血説』を立証するような記事が『Newsweek』誌2018年12/5号に掲載された。
 そこでは、「米コロンビア大学の研究チームが、腸移植を受けた患者の血液にドナーの血球が含まれていることに気付き、移植された腸にドナーの造血幹細胞が存在することを突き止めた」と発表している。→クリック

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 移植された腸に造血幹細胞が存在した: Megan Sykes/Columbia University

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 血液にもっと愛を。ウイルス対策には「血液の浄化」が最重要。
 「精神的ストレス」「不衛生な食事」「怠惰な生活」は、悪い血液を造り、それが溜まれば血液は濁り、滞(とどこお)って変化し、異常な細胞に変質させる。
 それゆえ、マスクや消毒はもちろんだが、特に病弱な人や高齢者は、基本のウイルス対策として、もっと「血液」をきれいに保つことに気を使うといい。
 血が赤いのはダテではない。これは体から人間への注意喚起信号なのである。



《備考》―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※1:実際の研究では、組織から切り出した標本、つまり死んだ細胞で行なわれている。しかも顕微鏡で見るときは不自然な強い光線や電子を当てて観察するので、細胞は自然界では決して起こさない反応を起こす。したがって生体内の自然な状態でも細胞分裂によって増殖するとは言い難い。人間や哺乳類の「赤血球」には核がないにもかかわらず、細胞として見なされているのは不可解。

※2:定説では、赤血球は酸素を身体の各部位に供給するだけの機能しかなく、酸素を運び終えたら1日に約2000億個もの赤血球が消失すると考えられているが、そうなら、毛細血管(血管の90%以上もある)の太さは細いものでは3μしかないのに、血球の大きさは7~8μもあるので不合理な形態をしていることになる。血液は動脈から毛細血管に行き、そこから静脈に入って循環しているが、その毛細血管の先端部は開放型になっていて、つながってない。この断ち切れた箇所で細胞化すると考えれば、毛細血管の細い径の不合理性も納得できる。

※3:1943年、フランスの外科医レイリーは実験で、自律神経を強く刺激するだけで結核や腸チフス、赤痢など伝染病の症状を発生させている(レイリー現象)。また従来医学では、ハンセン病の原因は外部から入ったライ菌で、ライ菌は5年から50年の潜伏期間があるとされているが、実際に確かめた学者は誰もいない仮説であり、ライ病療養所の医師や看護婦でライ病に感染した者は 一人もいない。

《参考》―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・革新医学の情報センター「新生命学会」新生命医学会会長:千島 明(故人)
 https://www.chishima.net/、https://www.chishima.net/genri.html、
・千島学説研究会
 https://www.chishima-gakusetu.com/question.html#1
・千島学と名前を捨てたおっさん 岡田恒良
 https://www.youtube.com/watch?v=bLveg4exblU
 https://www.youtube.com/watch?v=0dx4Cb5ytVA&t=0s
・JHCA「コラム23 ソマチッドとホリスティックコンディショニング その2」
 http://j-holistic.org/jhca/html/jhca08-4k23.html
・PEAS CODE「病気と健康についての常識を覆す健康のバイブル『千島学説』」
 https://peascode.com/health/kikuo-chishima-theory/
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