コンテンツアーカイブ

目次・概要

サイト・コンテンツの見方

ここでは相転移プロダクションのコンテンツをまとめています. 次の二つの観点からコンテンツを制作・収録しています.

興味に応じて個別のコンテンツを見るもよし, テーマごとにまとめた講座を受講するもよし, あなたの状態・関心に応じてお好きなようにご利用ください. 特にテーマごとにまとめた講座は通信講座としてメニューにもまとめています.

コンセプト

相転移プロダクションのコンテンツの制作方針・コンセプトをまとめておきます.

もしあなたがこうしたテーマに興味・問題意識があるなら, ぜひこのサイト・コンテンツを眺めていってください.

理系のためのリベラルアーツ

理系のための総合語学

ここ数年, 特にこの視点をもとに活動・コンテンツ制作しています. まず大学では理工系教養として数学・物理が必修なのでこの二つは外せません. さらに第二外国語も含めて語学があります. 最近ではプログラミングも必須教養とされつつあります.

この状況を次のようにまとめて考えます.

特にこれらを理系のための総合語学と称し, 一体のモノとして考えてコンテンツを作ります.

最終形としてのリベラルアーツ

世の中には「文系のための数学」といったコンテンツはあっても, 理系のための文学, 理系のための史学, 理系のための経済学, 理系のための政治学といったコンテンツがまるでありません. これはひどく不公平だと思うのです. こうした状況を受けた私なりの抵抗が「理系のためのリベラルアーツ」です.

いくつか例を挙げましょう. 特に工学系につきものの概念として発明に対する特許があります. これは当然法律上の問題が出てきます. ここから「理系のための法律」が作れないでしょうか? 国際特許もあるので国ごとの議論・国際的な議論として国際法への発展もあります. 各国ごとの違いは, そうした法律を生むに至った政治的背景もあるでしょう. ここから「理系のための政治」が作れないでしょうか? 政治の背後にはその国の歴史も色濃く反映されているはずです. ここから「理系のための歴史」が作れないでしょうか?

他にもいろいろなことが考えられます.

ここまで来ると私一人では手に負えないのでいろいろな専門家の手を借りなければなりません. そしてこれがいまの大目標です.

大人の高校

これは「理系のためのリベラルアーツ」に対する一つの展開です. 簡単に説明しましょう.

生涯学習としての大人の再勉強が時々話題になります. 特にいわゆるAI・人工知能 (機械学習) に関連して統計学が取り沙汰されます. こうした大人が再勉強できる場所・環境はなかなかありません. 実業界・大学が連携したコンテンツや企画群は少しずつ出てきています. 多くの大人にとって役に立つものではあるのでしょう. しかし, これらはハードルが高すぎるのではないかとも思うのです.

私達理工系の多くはどうしても興味が持てない (興味が持てるように語ってくれない) ため, 人文学・社会学の素養があまりにもありません. 一方で人文・社会系の人達は理工系の素養があまりにもありません. 私自身, 文系を自称する人達から「私は数学が全然駄目で」と何度となく聞かされます. 大人が中学・高校レベルのごく基本的な知見を勉強できる機会・環境が必要ではないでしょうか?

そこでまずは大人の高校と称し, 理系のための総合語学の高校版を展開しようと思っています. 実際問題「理系だが数学にはずっと苦手意識を持っている」という人から学習相談を受けることがあります. 最近の機械学習の隆盛から統計学を再勉強したいという人も増えています. 理系出身であっても「高校段階から数学をやり直した方がいいだろうか?」と相談されることがあるのです. 特にプログラミングは英語情報がメインなので語学的な障壁さえあるようです.

そしてこれらの学び直しという視点は, 実際の中高生にとっても学校の勉強が何にどう役に立つか見えるよい視点です. 実はいま地元自治体に対してここでいう「理系のための総合語学」の視点からの理系教育提案をしています. これと連動させる形で「大人の高校」を構想しています. 特に会員制サイトの中で研究を進め, その成果をこちらで少しずつフリーコンテンツとして公開しています.