3Dプリンタで 近鉄用横向き碍子PT42型パンタグラフを作る
近鉄車に多く見られる、碍子が横を向いたパンタグラフ
屋根上なので模型にすると非常に目立つものの、既製品が無く困っていました。
※過去にKATOがASSYで発売したようですが、巷に流通在庫も無く、現状どうする事もできません。
3Dプリンタで何とかできないかと3年位前から試行錯誤を続け、試作品も数十個作り、ようやくそれなりの形になりましたので、パーツとして公開いたします。
私と同じようにお困りの方を多いようですので、お役に立てば幸いです。
碍子部分を別パーツにしましたので、白い碍子が目だって良い感じになりました!
★パンタが上昇状態で固定できるように、下側から押し上げるバネの役割をするパーツがありますが、1年・5年・10年と経年でどのように変化するか(押し上げ力が弱まると思いますが、どの程度になるか)等、経年での性能的変化は全く検証できていません。
※少なくとも2ヶ月は大丈夫でしたが・・・
★パンタの上げ下げを約200回繰り返したところ、パンタの金属部分が当たる軸部分が少し削れて、若干緩くなってきました。
冷静に考えると模型のパンタなんて、大した回数上げ下げしないと思いますので、問題無いとは思いますが。
可動部分のある3Dプリント品は初めてですので、是非皆さんの感想やご意見等頂けますと幸いです。
★★今回、微妙に形状の異なる6種類を作りました。是非最初はこの6種が1個ずつセットになったお試しセットをご購入頂き、車両に干渉しないか、性能は満足のいくものか等良くご確認頂き、納得頂いた場合は20個セットをお求め下さい★★
DMMには下記の通り公開しました。
KN95-01:6種お試しセット→https://make.dmm.com/item/1305322/
↑最初はこちらでお試し頂き、良ければ20個入りをご購入下さい。
KN95-12:凹脚型20個→https://make.dmm.com/item/1305323/
KN95-22:平脚型20個→https://make.dmm.com/item/1305324/
KN95-32:凸脚型20個→https://make.dmm.com/item/1305326/
KN95-52:凹脚型土台板付き20個→https://make.dmm.com/item/1305332/
KN95-62:平脚型土台板付き20個→https://make.dmm.com/item/1305333/
KN95-72:凸脚型土台板付き20個→https://make.dmm.com/item/1305334/
パーツ概要
・別途必要なもの
GM製PT42パンタ(品番5803) 上半分(金属部分)はGM製品をそのまま使用します。
・パーツ構成
本体と碍子パーツの2パーツ構成です。
※碍子は1パンタあたり4個必要ですが、予備を入れて5個入りになっています。
・組み立て方法
①洗浄(基本的にはDMMで洗浄されていますが、超音波洗浄機をお持ちの方は念のため洗浄をおススメします)
②プライマー塗布
アクリル用のプライマーで下地処理をして下さい。
★サーフェイサーは厚みが出てしまうためおススメしません。
③塗装
碍子は白、本体はグレーか銀 ※お好みの色に塗装して下さい。
④組み立て
碍子は塗装後ランナーから切り離してください。
碍子の底面に瞬間接着剤を1滴付けて、本体の窪みにはめ込みます。
碍子パーツは向きに気をつけて取り付けて下さい。
GM製パンタから金属部分を外し、当品にはめ込みます。
メンテナンス
パンタを押し上げるため、下に板を付けています。
振動で下がるのを防止するため、表面にギザギザを付けています。
上げ下げを繰り返すととギザギザが削れてきます。
また、板自体にも曲げ癖がついて押上力が弱まってきます。
余りにも弱くなった場合は、ギザギザが埋まりますが、
溶きパテ等を塗って厚みを増すと、多少押上力が復活する場合があります。
パーツ形状
基本的形状は同じですが、脚部分の形状が3種あります。
平型脚と凸型脚は、形状は異なりますが、全高は同じです。
凹型脚は、全高が少し低くなっています。
実車をご確認の上ご選択下さい。
脚の下に土台があるものと無いものがありましたので、土台有無も作り分けました。
土台分だけ高さが高くなっています。
土台の嵩上げが必要ない車両や屋根にモールドされている場合は土台無しをご使用下さい。
平脚、凸脚、凹脚 × 土台板有無 で計6種となります。
(↑平脚型)
(↑凸脚型)
(↑凹脚型)
(↑平脚型 土台板付き)
(↑凸脚型 土台板付き)
(↑凹脚型 土台板付き)
パーツ寸法
下図を参考に、お手持ちの車輌に問題なく取り付けられるかご確認下さい。
取り付け例
スポンサーサイト
コメント