31日投開票の衆院選で、京都府の京丹後市と福知山市の開票作業中、投票者数と投票用紙の数が合わず、結了が1日未明と大幅に遅れるトラブルがあった。
京丹後市の開票作業では、比例代表の投票用紙が投票者数に比べて3枚多かったことから、点検作業に時間がかかり、結了が1日午前3時45分と想定より3時間15分遅れた。
市選管によると、3枚のうち1枚は、31日に1カ所の投票所で誤って交付した投票用紙とみられるが、残りの2枚については、原因が分からなかったという。市選管は「2枚交付の原因については不明のまま結了する」とし、3票は通常の票として扱われた。
福知山市では、開票作業中に小選挙区の投票数が投票者数よりも1票多いことが発覚。票の数え直しに手間取り、想定より3時間遅れの午前2時半に結了した。原因は期日前投票データの伝達ミスという。
市選管の吉田和彦事務局長は「再発防止のため、基本的なコミュニケーションをしっかりと取り、相互確認の周知を徹底していく」と話した。