子供の頃から私は「自分は男だ」という性別についての認識があった。

 

だが普通の男の子と違うのは「自分は男だけど大人になったら女になる」と思っていたことである。

 

 

まだ性転換の概念もニューハーフやオネエといった存在もあんまり分かってなかった子供の頃からそんな風な意識が私の中であった。

 

だが時を経てオカマという言葉や存在を知っていき、私はオカマという存在が世間では普通とは違う人という認識があることを感じていた。

 

 

なので当時よく親戚や意地悪な同級生から「S男君はオカマなの?」なんて聞かれることが多かったが「違うよ、普通の男の子だよ」と否定はしていたが『けど、どちらかと言えば男ってよりオカマってのの方が近いよなー』なんて感じていた。

 

 

オカマだという事実は隠さないといけない!と子供の頃の私は感じていたのだ。

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とはいっても自分の根っこの部分は消えないので、普通の男子に比べるとどこかナヨナヨとした男の子だった。

 

 

そんな私はよくテレビで見る一般的にオカマと言われるオネエタレント達(見た目は男性なのにオネエ言葉な方達)を見ながら『自分のジャンルは多分この人たちと近いんだけど何かが違う、もっと普通っぽくて、オネエ言葉も使わない、オカマ扱いされない一般的な女の子と変わらない存在にはなれないものかな』と考えていたところにテレビに はるな愛さん が出てきた。

 

 

男性的な容姿の当時のオネエタレントの中ではダントツで可愛く、普通の女性にしか見えないのにオカマノリ(とはいってもガッツリオネエ言葉を使うというより元男ネタが多い感じ)で場を笑わせたりしているはるな愛さんに、自分の求めていた理想的な人物像ってのを感じた。

 

そしてその後にテレビに出てきた佐藤かよさんによってさらに革新付くような『将来の自分』って形が見えるようになった。

 

 

 

芸能人の人ってのはすごいなと私は思った。

 

誰かの理想や、求めていた形ってのを具現化して魅せてくれるのだから。

 

 

 

その後、それまで男性として生きてきた私は20歳を過ぎた頃、真剣に『自分の求める理想の女』になる準備を始めた。

 

ジェンダー外来に通い、女性ホルモン治療を始め、女装を練習し、女に見える努力をした。その間、約2年。

 

 

その頃はまだ性別適合手術はしてなかったし、たまーに男だとバレることはあったがなんとか女として形になった私は一般的なガールズバーに女性として働き始めた。

 

 

 

ガールズバーでの仕事は正直ストレスが多かった。

 

いつオカマだとバレるのか、バレた時にどう誤魔化せばいいのか。そもそも私は女としてちゃんと成り立っているのか。

 

 

出勤前は毎朝、シャワーを浴び、メイクをしながら緊張していた。

 

酒焼けで声が男っぽい日などもある。そんな時は何十回と、うがいをした。

 

前日の飲み過ぎで顔が浮腫んでノンスタイルの井上みたいな顔面の時もあり、そんな浮腫をシャワーを浴びながら何十分とマッサージした。

 

 

普通の女に見えるよう。男だとバレないよう。

 

そんな意識を週6の仕事で続けていた。

 

 

 

だがそんなに緊張してるし、気にしてるし、ストレスを感じているのに、男性として生活していた頃よりも私の気持ちは楽になっていた。

 

 

女として生活できている安心感というか。今まで多かった『男らしさを強要される』ってことがなくなり、女だから甘やかされる環境っていうのも私には心地よかった。

 

男時代は普通にしてるだけなのにそんな自分を否定される。ナヨナヨしてるとバカにされる。

 

それが女だと何も言われない。思われない。普通の自分でいられる。なんだか不思議な世界を体感しているようだった。

 

 

男だった頃に感じていた「なんで同じ性別でも女だと許されるのに男だとキツく扱われるんだろう」というのが、女性として生活していると感じることがなくなった。

 

 

よく社会に出ると男性よりも女性の方が下に見られやすいという風潮もあるが、私は全く気にならなかった。そんなに極端に男が上、女がしたという環境もなかったし。

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女という生活、女という人生は私にはこんなに合ってるんだという、しっくりくる感覚が今までの男性として過ごしてきた生活に感じていたモヤモヤを全て取り除かれたような感覚があった。

 

 

 

だからといって私はよく聞くトランスジェンダーの方の「生まれた時から心は女性でたまたま体が男性として生まれただけ」って感覚はわからない。

 

私は「男として生まれたけど男って性別が私には合わず、女の方が生活しててしっくりきた」ってのが言葉としては合う感じがする。

 

 

もちろん男時代ってのは精神的に辛いことも多かったが、私はそれ以上に楽しい時間も多く過ごしてきたタイプだ。

 

なので男だった過去に嫌な思いはない。だが後悔もない。

 

 

 

 

そう言えば男時代の知り合い(カミングアウトしてないのに勝手にオカマ扱いしてくる)に「S男は女になったらザ!オカマ!ってよりも、佐藤かよみたいな可愛い感じになりそうよなw」と言われたことがあった。

 

当時のいちおう男性として生活していたナヨナヨ系男子の私は「なんすかそれw 俺こんな男らしいのになりませんよw」なんて返していたが、内心は『やっぱり?』なんて自惚れていた。

 

 

そんな私は現在、戸籍上の性別を女に変えて男性と結婚し、普通の女としてパートに出かけてるごくごく普通の主婦をしている。

 

佐藤かよさんみたいな可愛い感じになれたかというと、否。

 

旦那からは「Sちゃんは石原さとみってよりも石原裕次郎って感じよな♪」と笑顔で言われる。そんな新婚2年目の元男子。

 

 

 

テレビで可愛い理想とする元男子さんを知れたからか、そこに向かって歩めたからか、特にオカマっぽさも出ず、オネエ言葉も話さず、今では元男とバレることもなく、普通に女をやれてる。

 

過去の20年のモヤモヤが今は感じることがないって生活はこんなにも居心地がいいんだなーとふとした時に私は感じるのだった。

 

 

 

元男で主婦してる人の結婚生活はYouTubeで話してます↓