1979年~80年・点景
YAMAHA CP80
YAMAHA CP80は、電気式の擬似ピアノ音源で、シンセサイザーではなくエレクトリックピアノに分類される。
YAMAHA CP80は打弦式でピックアップで音を拾って増幅させる仕様で、構造としてはエレキギターに近い。
そのため生ピアノに少しクリーンギターを混ぜたような独特の音が出る。
オールジャンルの音楽、特に80年代ポップスやフュージョンにおいて活躍し、「ポップスのピアノと言えばYAMAHAのCP」と言う不動の定石が確立され、大きなアイデンティティを持っていた。
グランドピアノよりも軽く可搬性があるので、ピアノの音が必要なライブで重宝された。
とはいえ121kgとかなりの重量のため、デジタルピアノが主流となった近年のライブにおいてCP80が使用される事は殆ど無い。
現在でもRhodes、ウーリッツァに並ぶエレピ音源として重宝され、多くのPCMシンセサイザーにその音色が収録されている。
小林武史/八神純子/原田真二/ミッキー吉野(ゴダイゴ)/小田和正(オフコース)/ハワード・ジョーンズ/ドン・グルーシンが有名な使い手。
当時の定価780,150円
2019年現在、デジタル音源デジタルピアノとしてCP-88と73が販売されている。
最近、押しも押し、大のお気に入りな女優松本穂香。
いや、うまいし、おもろいし。
でもって正統的なところと予測斜め上を行くところのバランスが絶妙。
特に「アストランチアアブノーマル鈴木さん」はもう抱腹絶倒。