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3つの山口組、早期終結へのカウントダウン&京都府知事と元暴力団幹部の写真が流出!





20180505 04
先月号でも書いたが、3つに割れた山口組は、『6代目山口組』を誹謗中傷して出て行った『神戸山口組』と『任侠山口組』といった反乱軍が、結局は奈落に堕ちる運命に至った。そんな終止符を迎えようとしている彼らの反乱は、何故失敗したのであろうか? その要因は3つほどあろう。反乱軍は、山口組の盃の信頼と重さを見誤ったこと。次に、6代目山口組・司忍組長の侠客としての識見と信頼と力を見誤ったこと。そして、自身の反乱軍の団結力の過信と力量不足を見誤ったことが、最大の敗因ということだろう。抗争事件は100件以上に及んだが、その間、司組長は終始一貫、反乱軍に対して「若い組員には責任が無い。戻ってくる組員を温かく迎えてやれ」という異例の方針を示したし、「(反乱軍の)幹部以外の責任は追及しない」とまで宣言した。司組長が、山一戦争以来のこの2年半の難局を凌駕したポイントは、司忍という大大将の優れた慧眼とリーダーとしての優れた統率力故なのであった。「6代目は我々の神だよ」とまで言った名古屋の中堅幹部は、1月25日の司組長の誕生日に寄せた祝電のことを引用した。その祝電は、2008年に起きた埼玉抗争の訴追を受け、無期懲役が確定した『2代目小西一家』の落合勇治総長が、司忍親分の誕生日を祝った電報のことだった。その要旨は以下の通り、感動的なものだった。

祝電
親分、お誕生日おめでとうございます。親分が若々しく健康そのもので、誰よりも自分を厳しく律しておられることがその鍛え上げた躰と歩く姿にあふれております。なにより、餅搗きの時の親分がそれを証明しております。年上の親分がこんなに自らを厳しく律しておられるのですから若い我々は本当に真剣に修業しなければと気合を入れております。私は、身は離れていても親分をはじめ、本物の侠達とは心は固く繋がっておりますのでどこに独りで居ても心は温かで充実しております。6代目山口組は世界一のファミリーだと実感しております。どうか親分に於かれましては、我々の為に、日本の任侠界の為に、日本国の為に、いつまでもお元気で居て下さい! お願いします! 親分が元気で明るい笑顔を見せてくれるのが生きがいです。私は、親孝行できないままで心残りで無念ですが、私の分まで本物の侠達の皆様が孝行してくれると信じております。親分! 来世も親分の子分にして下さい! 本日は誠におめでとう御座居ます。

落合勇治

「来世も親分の子分にして下さい!」という至宝の言葉を使った落合総長の、司忍親分に対する畏敬の魂を聞いた6代目山口組の幹部の中には、すすり泣きさえあったとも言われている。「この電報は山口組の歴史に刻まれることになるだろう」と筆者は感じた。この電報を載せようと決めたのは、「歴史的な分裂を見事に収拾しつつある6代目山口組の、司忍組長という人間が包摂している見事な侠客イズムの神髄を示したい」と思ったからである。名古屋では、「司の人徳と髙山の力量が山口組の天下を取ったのだ」と言われてきた。司組長を賞賛し、無期懲役を入ることになった落合総長の心もまた、任侠道の鑑に他ならない。扨て、本誌最終号に書き残しておかなければならない事柄がもう1つある。単なる情報ではない。知事と警察と元ヤクザの事とでも言おうか。これまで筆者は、ヤクザとデカの構造的な癒着疑惑の告発記事をかなり書いてきた。その視点から言って、この写真(※右下)の意味を無視する訳にはいかない。只事ではないのだ。写真には2人の男と4人の女が映っている。左の眼鏡の男は、誰あろう、現職の京都府知事・山田啓二氏である。山田知事の隣にいる目隠し男は、元暴力団幹部で会社経営者のH氏。撮影されたのは昨年2月6日午前0時。場所は四条木屋町の飲食店。つまり、この写真は山田知事がH氏の誕生祝に駆けつけた夜中に撮られた1枚である。H氏は警備業や不動産業等様々な事業を営んでいる。しかも、京都府警の幹部の天下り先にもなっているというのだから、京都では著名な人物ということになる。このH氏を巡って、今年1月、ある事件が起きた。

20180505 05
1月31日配信の『共同通信』記事によると、虚偽の暴力団の破門状を送ったとして、京都府警は名誉毀損と偽計業務妨害の疑いで、『淡海一家』若頭の上野隆容疑者(56・滋賀県守山市)ら男4人を逮捕。逮捕容疑は、昨年10月、京都市の不動産管理会社社長(53)ら3人が、直前まで暴力団に所属していたかのような虚偽の破門状等を、同市中京区の銀行等27ヵ所に計36回に亘り郵送し、文書を受け取った取引先から不動産管理会社が説明を求められる等、業務を妨害した疑い。この事件で京都府警は、4人を2回逮捕している。だがその後、京都府警は何故か「破門状は偽物である」と断定して、「勝手に名前を載せられた不動産管理会社の社長の名誉が傷付けられて業務が妨害された」と発表したのだった。扨て、この話は本当なのか? 実は違うのだ。この不動産管理会社社長というのは、山田知事の隣に映っているH氏のことだ。H氏が元暴力団幹部だったということを、嘗ての兄弟分のヤクザが断言している。では、京都府警は何故、H氏について「暴力団の経歴は無い」と真っ赤な嘘を言うのか? 京都府警は何故、H氏を護ろうとしているのか? 「元とはいえ、バリバリのヤクザだった男の誕生会だからといって、夜中に顔を出すなんて、どういう関係かわかるでしょ? この関係がばれたら大事ですよ。だから、H氏の名前が載った破門状を偽物にしなければならなかったのでしょう」(写真を提供してくれた関係者)。実は、昨年11月の『週刊ポスト』に『国会記者クラブの食堂が“暴力団の資金源”だった』という記事が出た。H氏が国会記者クラブの食堂の運営業者の会長をしているとの内容。この記事には破門状のコピーも載せてあるが、筆者に入ってきた情報では、何とこの記事を書いた記者が京都府警に対して、「破門状が偽物とは知らなかった」と詫びているとかいないとか。暴力団の記事を書いて30年が過ぎた。読者の皆様に伝えたいことはまだまだあるが、又の機会に書こう。グッバイ。 (取材・文/フリージャーナリスト 成田俊一)


キャプチャ  2018年5月号掲載
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テーマ : 暴力団
ジャンル : ニュース

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