冤罪 足利事件 —「らせんの真実」を追った400日—
下野新聞社編集局 編
定価 1,870円(本体1,700円+税10%)
四六判・並製・442頁
10/12
ISBN978-4-88286-445-5
DNAの二重らせん構造のように、捜査や鑑定、裁判のミスが複雑に絡み合い17年半もの自由が奪われた「冤罪 足利事件」。下野新聞取材班が執念で悲劇の真実に迫った長期連載ルポ。
2009年10月から2010年8月にかけて下野新聞紙上で長期連載した「らせんの真実 冤罪・足利事件」を書籍化。被害者遺族の悲痛な叫びや冤罪の温床とされる見込み捜査の実態、裁判官の検察過信を丹念に検証した連載記事を加筆・修正。また、「菅家さんを支える会・栃木」代表の西巻糸子さんがこれまでメディアに語ることのなかった自身の生い立ちや市民運動に関わるようになった経緯を追録。巻末には足利事件の一審宇都宮地裁から再審無罪までの各判決要旨や取り調べ録音テープの詳細、最高検と警察庁の内部検証結果などの資料を網羅。
第16回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞作。