【今週の秘蔵フォト】今も昔もおそらく永遠に、この世のものとは思えない可憐さを持ち続けている女優が原田知世だ。1983年の映画デビュー作「時をかける少女」は永遠の名作とされており、後にアニメにもなった。

 82年4月に「角川・東映大型新人一般募集」のオーディションで特別賞を受賞して芸能界入りを果たし、同年7月フジテレビ系のドラマ「セーラー服と機関銃」でデビュー。83年に「時をかける少女」で映画初主演。松任谷由実作詞・作曲の同名の主題歌も大ヒットして一気にスターダムにのし上がった。

 

 原田の前に角川からデビューした薬師丸ひろ子、渡辺典子とともに「角川3人娘」と呼ばれており、84年3月6日付本紙には原田のインタビューが掲載されている。ちょうど主演2作目「愛情物語」(同年7月公開)を撮影している最中で、ミュージカルのスターを目指すバレリーナを演じていた。

 当時16歳でまさに人気絶頂期。現在の心境を問われると「そうですね、『時を――』という作品がよかったんだと思います。自分自身そんなに魅力があるとは思わないし、不思議な感じですね。(今回は)やりづらい部分があります。『時を――』は季節でいえば春先みたいな性格の子なんですが『愛情物語』は真夏の女の子って感じです」とはにかみながら答えた。

 実生活については「性格はとても明るいほうだと思うんですけど『愛情物語』の女の子みたいに一人旅にでる行動力はないですよ」。役柄からジャズダンスのレッスンに励んでいる最中で「昨年10月から始めたんですが、以前は週4~5回、最近は毎日です。(レオタード姿は)あれ本当はイヤなんです。全く体に自信がないし…。とにかく人に踊りを見せるのは大変なことで、今はそれで頭がいっぱいです。だから絶対見ないでね(笑い)」と恥ずかしそうな表情を浮かべた。

 同年12月には主演第3弾「天国にいちばん近い島」が公開され、自らが歌った主題歌は初めてオリコンで1位を獲得。その後も映画やテレビでも活躍し、ミュージシャンとしても高い評価を得た。現在54歳。いつまでも「時」とは無縁の女優である。