[毎日新聞 2010年12月6日]
漫画やアニメなど架空のキャラクターによる性描写を規制する東京都青少年健全育成条例案の問題点を考えるシンポジウムが6日、東京都中野区で開かれた。学者、弁護士らでつくる「条例改正を考える会」(共同代表、藤本由香里・明治大准教授ら2人)が主催し、約1200人以上が参加した。
11人のパネリストからは「規制の基準が曖昧だ。都は規制するなら悪影響があるというエビデンス(証拠)を出してほしい」(漫画家)、「子供たちに見せたくない本が野放しになっているという現状ではない。現行条例で対応できる」(出版関係者)などと反対の声が相次いだ。
海江田万里経済財政担当相、有田芳生氏ら民主党国会議員からはシンポの趣旨に賛同するメッセージが寄せられた。一方、あいさつした2人の民主党都議のうち1人は、個人的意見として賛意を示した。
シンポジウムに参加された方々お疲れ様でした。
会場には1000人を越える人が集まったそうで大盛況でしたね。
詳細が気になる所ですが、Togetter纏めは明日にでもゆっくり見ます。
どうもTwitterを色々と見た限りでは、妥協案が通りそうな感じもします。
驚いたのは国会議員がメッセージをくれた事です。
有田議員もですが、海江田議員はありがたかったですね。
それと、浅野都議を批判するのは止めた方がいいと思います。
前に書きましたが、我々は「話を聞いてくれる人」を応援していくしかないのです。
どうも過激な発言や行動に走ろうとする意見が目立ちます。
で、そんな、浅野克彦都議のTwitterからメモ。
>都議会民主党の政調会長の携帯に、入れ替わり立ち替わり電話するのは逆効果です。
>止めた方がいいですね。
どこの阿呆だか知らないが、いい加減にしろ。
個人の携帯に電凸しまくるとは常識無いにも程がある。
本当に規制に反対する気があるのですか?。
>なかのzeroでの「表現規制」反対のイベントは、先刻終わりました。終了時、友人と待ち合わせていて、あまりもの参加人数の多さに驚いていました。パネリストも多く、私は最後の発言者だったのでわずかな時間でしたが「ありらめるな」と訴えました。
>今日のイベントは、いろいろな発言が聞けました。多少、びっくりしたのは衆議院議員がふたり登壇して「規制反対」の声をあげたことでした。民主党都議会議員が、率直な現状報告をしてくれましたが、東京都の乱暴かつ無軌道な提案に「真摯かつ丁寧に」向き合っているので大いに不安を感じました。
DNさんから頂いた書き込み。
>浅野先生の発言ですが
>規制反対派の集会なんぞ無視して黙って規制賛成派に回ることだってできるのですから。
>その内容の是非はともあれ、フェアな行為だと思います。
>あと意見を聞く用意すらないなら集会自体を無視するでしょう。
>礼を失していたり、感情的で非論理的な意見でなければ聞こうとはしてくれると思います。
>聞くとは書きましたが文章でのことというのは前提です。
>浅野先生への意見ですが、「公聴の場すらない、非公開な場所での審議というのは非民主的な行為である」というのと「明らかに条例の内容以外のところ、個々の委員の好悪の感情によって判断されていると思われる発言がある」さらに「公正に運用されているという保証がないと創作活動全般に強く、不当な萎縮効果がある」という3つを根拠に意見を送るのがいいとおもいます。
>個人的には公正に運用されても問題は残るとおもいますが。
>善人なのはいいことなんですが、明らかにインチキ仕事で利権を貪る連中や個人的な正義を満足させるために条文無視、もしくは曲解して仕事をする連中がいるというのを忘れているのではないのかという危惧をいだきました。