抗戦のウクライナ 大統領「国を守る」、総動員で市街戦
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抗戦のウクライナ――。ロシア軍のウクライナ侵攻が始まり3日目。首都キエフに進軍するロシア軍に対し、決死の抵抗を続けるウクライナ陣営の戦いぶりを動画にまとめた。
ロシア軍はキエフに迫るまでは優勢だったが、米メディアによると「ウクライナ最大都市の占領を目前に激しい抵抗と対峙している」という。激しさを増す市街戦。ロシア軍は早期のキエフ制圧を狙うが、ウクライナ側は市民兵を募り、徹底抗戦の構えを見せている。
ゼレンスキー大統領はキエフ中心部で自撮りした動画を公開し「私はここにいる。国を守っていく」と述べ、「ウクライナに栄光を」と国民を鼓舞した。
海をはさみ、軍艦から投降を呼びかけるロシア軍。これに対し、怒りをあらわにして応酬、直後に全滅したウクライナ兵の肉声も収めた。
18~60歳の男性は国家総動員令により出国が禁止され、市街地での戦闘に備えている。私服で銃を携える姿からは市民の不退転の覚悟が感じられる。
ゼレンスキー大統領は2月24日の記者会見でスネーク島の全員が死亡したと説明していたが、ウクライナ軍は28日、兵士たちが生存していてロシアに拘束された可能性が高いと発表した。
(斎藤一美、大須賀亮)
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