綿半スーパーセンター権堂店 30日オープン前に報道向け内覧会 長野市の旧イトーヨーカドー

綿半スーパーセンター権堂店の魚売り場=29日

 綿半ホームエイド(長野市)は29日、長野市権堂町の旧イトーヨーカドー長野店の建物を減築して開業する「綿半スーパーセンター権堂店」をプレオープンした。30日午前8時からの本格開業を前に、報道陣向けの内覧会と営業の試行を兼ねた。客との対話を重視し、接客専門の人材を売り場に配置。地域住民向けに量り売りや冷凍食品を充実させ、周辺飲食店の需要を見込んだ商品もそろえた。

 地下1階の食品スーパーにある魚や肉の販売コーナーに、接客専門の人材「セラー」を配置。お薦め商品を紹介したり、魚の切り方を提案したりする。臨場感を重視し、肉や魚の売り場や、専属シェフが総菜を手がける「グローサラント」には大きなガラス窓を設け、調理する様子が見られるようにした。漁港直送の珍しい魚をいけすやショーケースに取りそろえ、ワインセラーも設置。業務用の需要を見込む。

 1階のホームセンターコーナーでは、化粧品やフィットネス関連用品、ペット用品売り場などを充実させた。カフェはテラス席も含め計24席。権堂店限定のシフォンケーキもある。2階はテナントが入る。望月崇史店長は「年配の方や単身者が多く、飲食店も多い権堂エリアに即した内容になった」と話す。

 店内には近隣住民や学生らが買い物に訪れていた。近くに住む会社経営の男性(70)は海鮮丼やミカンを買い、「品ぞろえに高級感がある。便利になってうれしい」と喜んでいた。

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