【八十二銀と長野銀 合併へ】中小企業 資金繰りへの影響注視 融資条件が変わる可能性 

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長野銀行本店=29日、松本市渚

■緊急企画・地銀「1行」の行方㊤

 「長野銀行に愛着もあるが、致し方ないのだろう」。松本市の松本城近くで老舗そば店と土産店を経営する「たかぎ」の高木健会長は29日、自社ビルの事務所で書類に目を通しながらつぶやいた。

 長野銀(松本市)とは、前身の長野相互銀行時代から取引がある。1973(昭和48)年には、長野銀と八十二銀行(長野市)の協調融資で、このビルを建て替えた。松本地域を基盤とする長野銀がなくなることに寂しさはあるが、「合併で経営基盤を強化する」との両行の説明には期待も…

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