精力剤の選び方 【成分と効果】
精力が衰えはじめると、自身の性機能から目を背けるご仁がいっらしゃいます。
性機能は使わなければ更に衰えることになろうかと思います。
精力減退にはさまざまな理由があることはもちろん承知しています。
加齢もありますし心因による場合も少なくありません。
そのようなときには精力剤をもっと利用したらよいと常々感じております。
ひとさまにもすすめています。
精力剤といいますと、なにかうさんくささを感じる方がまだまだいらっしゃいます。
大人のおもちゃ的なイメージを棄てきれない方もいるようです。
かく申す私もかつては、サプリなどは間怠いものと感じ、
むしろ疑いの念さえいだいていました。
その疑いぶかい私が毎日飲みつづけていられるのは、
まさに「実感できた効果」ゆえなのです。
きちんとした裏付けにもとづいて精製された精力剤サプリが
現実に存在することをわが身をもって体感しています。
精力剤サプリは医薬品ではなくいわば健康食品の扱いです。
はじめた当初は、少しでも効けば見っけもの程度にしか思っておりませんでした。
その効果をこれほどまでに自覚できることになるとは、少々おどろいています。
いつも申し上げておりますが、精力剤なら何でも良いというわけではありません。
数々の精力剤を続けてみてその成分配合に目をつけ、このサイトで取り上げてまいりました。
少々見にくいかもしれませんが当サイト内の
「精力剤 成分比較表」
をご覧いただき参考になさってください。
それらの商品に使われている原材料としての、
「マカ」と「クラチャイダム」にとりわけ注目しております。
今回はクラチャイダムについて少々踏み込んでご紹介します。
精力剤の選び方 [クラチャイダムの抗酸化作用]
クラチャイダム(Krachai Dam)は
タイ北東部などの亜熱帯に自生の、生姜科に属する植物です。
学名:Kaempferia parviflora。
現在は良い品質のものがタイ、ラオス、カンボジアなどの国々で栽培されています。
日本では黒ウコンとも呼ばれ、主に沖縄で栽培生産されています。
沖縄の黒ウコンは琉球王国の時代にタイから伝わったものだと思われます。
クラチャイダム(=黒ウコン)はアントシアニン、ポリフェノール、セレン、アミノ酸、クルクミンなどが豊富に含まれており、
それらによる強い抗酸化作用が際立った特徴となっています。
抗酸化作用について少しお話しましょう。
抗酸化物質(antioxidant)は、老化を早める原因となる活性酸素を排除する働きがあります。
活性酸素はとんでもない物質で、おびただしい弊害を人間に及ぼします。
心臓病、脳卒中はもとよりガンなども含めほとんどの生活習慣病は活性酸素によるものではないかともいわれています。
生活習慣病を以前は成人病と呼んでいました。ご記憶の方もいらっしゃいましょう。
加齢によっておこるからと考えられていたからです。
しかし糖尿病や高血圧症、高脂血症などの病気の原因は生活習慣が大きく関与していることが近年とりざたされ、厚労省が「生活習慣病」という名を採用したのです。
生活習慣病の原因ともされる活性酸素は、ヒトが生きている限り全細胞で発生し続けるというはなはだ厄介な代物なのです。
活性酸素を抑えるチカラを「抗酸化力」といいます。
酸化にあらがう力です。
酸化とは錆ついた状態を指します。
錆は連鎖して広がります。鉄の錆つきを思えば自明であります。
人間は抗酸化力をも持っていますが、加齢にともない
自ずとそのチカラは衰えてまいります。
また、ストレスや過労、多量飲酒、食生活のみだれ、
あるいは環境汚染や紫外線などの影響を受け活性酸素は増加します。
活性酸素の増加をうながすさまざまな要因を抱えているのが、
現代人の状況ということになります。
すなわち現代人は活性酸素を抑える抗酸化力を培う必要があるのです。
抗酸化作用を促進する抗酸化物質は、野菜や果物などに含まれています。
野菜、果物、豆類にある抗酸化物質のなかでポリフェノールやカロテノイドなどは
フィトケミカルとかファイトケミカル(phytochemical)と呼ばれています。fightではなくphytoです。植物という意味です。
植物のなかにある天然の化学物質です。
フィトニュートリエント(phytonutrient = 植物栄養素)ともいうようです。
名称はともかく、
フィトケミカル(ファイトケミカル)はいわゆる非栄養素ですから摂取せずとも欠乏症にはなりません。
このあたりはビタミン、ミネラル、アミノ酸など計46種あるといわれる必須栄養素とは異なります。
ここで栄養素について整理しておきましょう。
生きていくために必要とされる六つの栄養素をご存知でしょう。
六代栄養素と呼ばれています。
●三大栄養素は、たんぱく質、糖質、脂質。(エネルギー源)
●五大栄養素は、三大栄養素にビタミンとミネラルが加わります。(体調を整えるための成分)
●六代栄養素は、五大栄養素に食物繊維が加わります。(腸内環境を整える)
植物繊維は栄養素ではないという意見もありますが、
近年は一般的に六代栄養素がいわれています。
六代栄養素に抗酸化物質を加えて七代栄養素という考え方があります。
ことほど左様に抗酸化物質は大事な成分ということの表れでありましょう。
■七代栄養素:抗酸化物質、食物繊維、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、糖質、脂質
精力剤の選び方 [クラチャイダムとマカを比較]
はなしは戻ります。
抗酸化物質を多く含むフィトケミカルにはポリフェノールやカロテノイドがあると申しました。
それらの分類と効能などをwikipediaから写しておきます(↓の表)
フィトケミカルの分類、フィトケミカルを含む一般的な植物
分類 |
名称 |
含まれる植物 |
機能・効果 |
|
---|---|---|---|---|
ポリフェノール |
フラボノイド(色素)
|
アントシアニン | ブドウ・黒米・ブルーベリー | 抗酸化作用 |
イソフラボン | 大豆など | 更年期障害改善・骨粗鬆症予防 | ||
フェニルプロパノイド | セサミノール | ゴマなど | 抗酸化作用・動脈硬化予防 | |
シゲトン類 | クルクミン | ウコンなど | 抗酸化作用・抗炎症作用・肝機能改善 | |
有機硫黄化合物
|
イソチオシアネート類 | スルフォラファン | ブロッコリースプラウトなど | 抗酸化作用・解毒作用・がん予防 |
システインスルホキシド類 | メチルシステインスルホキシド | ニンニクなど | 解毒作用・免疫力向上 | |
スルフィン類 | アリシン | ニンニクなど | 抗酸化作用・動脈硬化予防 | |
テルペノイド
|
非栄養系カロテノイド類(色素)
|
ルテイン | ホウレンソウなど | 抗酸化作用 |
リコペン | トマト・スイカなど | 抗酸化作用 | ||
モノテルペン(香気成分) | リモネン | 柑橘類 | 抗酸化作用・抗アレルギー作用 | |
ステロイド | フィトステロール | 植物油 | コレステロール減少 | |
糖関連化合物
|
多糖 | β-グルカン | キノコ類 | 免疫力向上 |
配糖体 | サポニン | 豆類・穀物・ハーブ | ||
長鎖アルキルフェノール誘導体(辛味成分)
|
カプサイシン | トウガラシ類 | 体熱生産作用 | |
ギンゲロール | ショウガ | 体熱生産作用 |
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/フィトケミカル
上の表にありますようにポリフェノールは抗酸化物質として重要なフィトケミカルです。
じつはクラチャイダムのポリフェノール含有率は特筆すべきものがあります。
とりわけアントシアニンが目立っています。
アントシアニン(anthocyanin)はポリフェノール類に属し、
抗酸化作用が大きく健康系・美容系サプリにも多く取り入られています。
また、眼精疲労や目の健康対策に効果有りとされることで知られています。
ブルーベリー、スグリ(カシス)、ブドウ、ナスなど植物の花や果皮に多く含まれ手いることは知られていますが、
クラチャイダムにおける含有率はその比でありません。
クラチャイダム ゴールドの公式ページにポリフェノールの含有率が載っています。
■クラチャイダム100gあたりのポリフェノールは1160mg。
■ブルーベリーは100gあたり、ポリフェノールは 300mg、とありますから、
同ページではマカとクラチャイダムのアミノ酸成分を比較していますので、
それを引用し、精力剤としての期待できる効果を加えて表にしました。
↓
クラチャイダムとマカ主要栄養成分比較(単位:mg)
アミノ酸名 |
クラチャイダム |
マカ |
差 |
期待できる効果 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
アルギニン |
1,480 |
610 |
870 |
精力増強 |
条件付 必須アミノ酸 |
リジン |
360 |
310 |
50 |
成長と免疫力の強化 |
必須アミノ酸 |
フェニルアラリン |
320 |
290 |
30 |
精神の高揚。記憶力向上 |
必須アミノ酸 |
チロシン |
470 |
200 |
270 |
集中力向上。ストレス緩和 |
アミノ酸 |
ロイシン |
690 |
450 |
240 |
筋肉強化。肝臓機能強化 |
必須アミノ酸 |
イソロイシン |
380 |
280 |
100 |
疲労回復。筋肉修復 |
必須アミノ酸 |
メチオニン |
180 |
110 |
70 |
肝機能強化。うつ病対策 |
必須アミノ酸 |
バリン |
430 |
390 |
40 |
疲労回復。美肌効果 |
必須アミノ酸 |
グリシン |
530 |
350 |
180 |
睡眠改善。美肌効果 |
アミノ酸 |
トレオニン |
380 |
330 |
50 |
脂肪肝予防。成長促進 |
アミノ酸 |
セリン |
370 |
330 |
40 |
集中力向上。 アルツハイマー予防 |
アミノ酸 |
グルタミン酸 |
950 |
730 |
220 |
利尿効果。脳活性化 |
アミノ酸 |
アスパラギン酸 |
1,320 |
670 |
650 |
疲労回復。アンモニア解毒 |
アミノ酸 |
クラチャイダム根茎100gあたりの主要な栄養成分(財団法人日本食品分析センター)
マカ粉末100g当たりの主要栄養成分(wikipedia)
上の表では
クラチャイダムのアルギニン含有量は、100gあたり1480mg。
マカの100gあたりのアルギニン含有量は610mgとありますから、
クラチャイダムのアルギニン含有量はマカの2倍以上となります。
精力剤の選び方 [アルギニンのおはなし]
アルギニンは成長期には必要なアミノ酸で
条件付き必須アミノ酸※とよばれています。
※条件付き必須アミノ酸
必須アミノ酸は体内で合成できず、外部からの摂取が必要なアミノ酸。
非必須アミノ酸は体内で合成可能なアミノ酸。
アルギニンは通常においては非必須アミノ酸ですが、成長期の子ども、あるいはおとなでも体力消耗時などの条件下では体内で不足しますから、
条件付き必須アミノ酸といいます。
アルギニンは体内のエネルギーを促し滋養強壮へ導く源として
エナジードリンクをはじめ精力剤にいたるまでさまざまなサプリメントに取り入られ、
その目的とするところは成長ホルモンの分泌、男性機能の改善まで広く汎用されています。
アルギニンの効果
■クエン酸回路の活性化によりエネルギーの産生促進
アルギニンの摂取によりクエン酸回路(TCAサイクル)※が活性化します。
因って、エネルギーがより容易に生み出されることになります。
※クエン酸回路 :エネルギーを作り出すための体内燃焼システム。
ドイツ出身の生化学者ハンス・アドルフ・クレブス博士が発見、
1953年にノーベル医学生理学賞。
参照⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/クエン酸回路
■免疫機能
アルギニンは最も塩基性(≒水溶液がアルカリ性)が高いアミノ酸として知られています。
免疫機能を高めるアミノ酸で、免疫力の向上、筋肉増強などの作用が期待できます。
またアンモニアの解毒作用にも注目したいところです。
アルギニンから発生する一酸化窒素(NO)は血管を広げ血流を改善し、
動脈硬化の予防にも大きく貢献します。
加えて
■成長ホルモンの分泌を高める効果もあります。
成長ホルモン分泌量の不足は疲労感や倦怠感などの原因ともなります。
高齢になっても成長ホルモンの分泌量が若い時並みにあれば若々しい肉体の維持へも繋がるということになりましょう。
やる気が出ますね。
以上のことなどから、
アルギニンは男性機能の改善にも大きな期待ができます。
アルギニンの含有率が飛び抜けて多いのがクラチャイダムです。
縷々書き連ねてまいりまいしたが
クラチィダムの効用は計り知れないほどであります。
今私が毎日飲み続け、効果を実感しているのが
クラチャイダムに特化した滋養強壮系精力剤サプリメント
「クラチャイダムゴールド」です。
この精力剤は
高品質のタイ産クラチャイダムを使用し、
余計な混ぜ物がありません。
クラチャイダムと他の原材料を使用した精力剤を否定しているものではありません。
今までさまざまな精力剤サプリを試みております。
クラチャイダムとマカを併用し、なお他の材料も加味している優良精力剤もあります。
それなりの目的があってのことです。
当サイトでもご紹介しております。
特に50代60代のご同輩には、
高品質クラチィダム100%含有の「クラチャイダムゴールド」をお試しいただきたいと思っています。
つづく
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