【詳報】八十二銀行×長野銀行 経営統合の記者会見【ウェブオリジナル】

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握手する松下頭取(左)と西沢頭取=28日、長野市内のホテル

 八十二銀行の松下正樹頭取と長野銀行の西沢仁志頭取は27日午後5時、長野市内のホテルで記者会見に臨んだ。内容は以下の通り(敬称略)。

〈松下頭取の説明〉

 金融業界を取り巻く環境は、長きにわたる低金利、マイナス金利を背景に、従来の事業の縮小が続く中、きめ細やかなサービス、新規事業分野の拡大が求められている。アフターコロナ、ウィズコロナに向けた対応やデジタル化の対応、カーボンニュートラルへの対応と社会構造の転換への主体的な対応が金融機関には求められ、ますますわれわれの役割は重要になっている。

 地域発展に資するためには、より大局的な見地から、長野銀行と一緒のグループになり、双方のノウハウ、なにより人材を掛け合わせることで、地域とともに成長できる銀行へと進化できるのではないか、という考えに至った。

 同じ地域に根を張る金融機関同士、時には競合先としてそして時には…

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