八十二銀行と長野銀行、経営統合へ 長野県内の地方銀行1社に【動画あり】

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八十二銀行本店(左)と長野銀行本店

  八十二銀行(長野市)と長野銀行(松本市)は28日、両行の経営統合について基本合意したと発表した。同日に開いたそれぞれの取締役会において決議した。2023年6月1日をめどに株式交換により、八十二銀行を完全親会社、長野銀行を完全子会社とする経営統合を目指す。株式交換から2年後をめどに合併することが基本方針。統合により長野県内の地方銀行は1社になる。

 経営統合に至った理由について両行は、長引く低金利政策による利ざやの縮小で厳しさを増す一方で、デジタル化や脱炭素化に関し地域の役割が大きくなっており、健全な経営基盤を図っていくためとしている。 

 八十二銀行の2022年3月末の預金残高(単体)は8兆666億円で…

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