台風15号による清水区の断水等に関する被害と対応状況について 印刷用ページ

最終更新日:
2022年9月28日
台風15号に伴う大雨等の影響により、清水区の興津川承元寺取水口への土砂・流木の流入などにより水道施設が被害を受け、清水区全域で断水が発生しています。

清水区の断水と対応状況

興津川承元寺取水口では、人力による流木の除去が進んでいます。明日以降予定している土砂等の撤去のための重機の使用や、水道管の通水作業が順調に進んだ場合、最短で4日間での給水、まずは生活用水の給水が順次可能と見込んでいます。

葵区の安倍川伏流水である「北部ルート」及び駿河区の井戸水の「南部ルート」をフル稼働して、日量11,000トンを清水区へ送水しています。

和田島地区宮嶋橋における水管橋の落橋への対応については、必要な資機材の調達等に時間を要しています。

現在、断水していない柏尾地区及び草薙地区の一部についても配水量が増加傾向にあり、水圧が低下し断水のおそれがあります。
ご迷惑をおかけしておりますが、何卒ご理解いただき、節水にご協力をお願いいたします。


給水活動の詳細は、市ホームページにて随時更新しています。
https://www.city.shizuoka.lg.jp/138_000038.htm

(令和4年9月27日 午前11時現在)

清水区の断水状況

清水区の断水状況

断水エリア
清水区のほぼ全域(蒲原・由比地区を除く)

断水個数
63,000戸(9月26日時点)
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9月28日(水)午前10時59分掲載

一部報道で「工業用水を直接水道管に入れている」といった情報があったようですが、これは誤報です。
工業用水は谷津浄水場にいったん取り込み、浄水し塩素を注入してから清水区に送り出しています。

なお、工業用水とは、工場で使った後の水ではありません。富士川から取水した水で、普段は機械の洗浄など、工業用に使っているものです。
現在、興津川の水だけでは清水区の大部分に供給する量の水道水を作ることができません。このため、静岡県企業局の協力で工業用水を谷津浄水場に送り込んでいただいております。河川法の定めで、本来は富士川の水を静岡市で使うことはできませんが、災害対応のため特別に許可をいただいているものです。

富士川から取水した水も、興津川から取水した水も、水道水の原材料としては同じです。
この水に塩素注入などの処理を行い、水道水として水道管に送り出しています。






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9月27日(火)午後7時ころの承元寺取水口の状況です。

自衛隊の協力により、取水口に取り付けられているスクリーンとその周辺につまった土砂や流木を取り除いています。夜間の作業となるうえに、取水口への道が損壊しており重機が入れない状態ですが、人力で作業を行っていただいています。

承元寺取水口は、1日に最大約8万トンの水を取水することができる施設です。
承元寺取水口が復旧した後は、ここから谷津浄水場に水を引き込みます。谷津浄水場では川から引き込んだ水をろ過し、塩素を注入して水道水として飲めるようにしてから清水区に送り出します。

浄水場の施設は、水が空になった状態から濁った水を急激に取り込むと、機械や配管が破損してしまいます。承元寺取水口から水を取り込むことができるようになっても、徐々に量をふやさなければなりません。

(写真は9月27日(火)午後7時ころの様子です)
承元寺取水口自衛隊
承元寺取水口自衛隊
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9月27日(火)朝7時ころの承元寺取水口の状況です。

取水口に近づくための道が損傷しており重機が入れませんが、重機を待たずに24日(土)から人力で除去作業を継続しています。

取水口周辺の流木や土砂などの撤去が進んでいますが、細かな異物を取り除くために水中に取り付けられているスクリーンに土砂等がつまっており、普段どおりの取水はまだできていません。

現在、興津川の水だけでは清水区の大部分に供給する量の水道水を作ることができません。このため、静岡県企業局の協力で工業用水を谷津浄水場に送り込んでいただいております。
(※ここでいう工業用水とは、工場で使った後の水ではありません。富士川から取水した水で、普段は工業用に使っています。河川法の定めで、本来は富士川の水を静岡市で使うことはできませんが、災害対応のため特別に許可をいただいているものです。)

富士川から取水した水も、興津川から取水した水も、水道水の原材料としては同じです。
この水に塩素注入などの処理を行い、水道水として水道管に送り出します。

谷津浄水場で作った水を、道路などに埋まっている水道管に送り出し、管を満水にしてから配水することになります。これが「充水作業」です。
9月24日(土)から断水し、いったん空になった水道管に水を入れると、水の衝撃や流れの変化で錆などがはがれ、水が濁ります。この濁った水はまだ飲むことができません。

また、錆などで濁った水が温水器や受水槽などに入ると、フィルターや金属部品などが詰まったり錆びたりして壊れてしまうことがあります。
普段の水道水として使えるようになるまでの間、温水器などの機械を守るため、お手数ですがなるべく元栓を閉めて機械に濁った水が入らないよう対応してください。

充水作業についての情報は、別のページに掲載します。

(写真は9月26日午前7時ころの様子です。)
承元寺取水口
承元寺取水口
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9月26日(月)午前の状況です

重機が入れないため、人力作業で流木等の除去を行っています。
取水口周辺の流木等は除去されつつありますが、取水口の中にある、異物を取り除くためのスクリーンに土砂等が詰まっているため、手作業で取り除く必要があります。

(写真は9月26日(月)午前10時頃の様子です。)
承元寺取水口
承元寺取水口
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9月25日(日)午後の承元寺取水口の状況です

谷津浄水場に水を引き込むために興津川に設置された承元寺取水口に、流木や土砂が流れ込み、河川から水が取得できない状態です。
水位が高く、重機を使用した作業ができない状況です。
可能な限り撤去を行っていますが、人力で作業を行っているため、時間を要しています。

写真は9月25日(日)午後3時頃の様子です。

承元寺取水口

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9月25日(日)午前8時ころの和田島地区の状況

川などを超えて対岸に水道管を通すための橋を水管橋(すいかんきょう)と呼びます。
清水区清地の宮嶋橋にある水管橋が、予想をはるかに超える大雨で流され、直径50cmの水道管と共に損壊しました。

折れた水道管に新しい管を繋ぎ、橋の上を通して対岸の水道管に接続するよう準備をしていますが、必要な資機材の調達に時間を要する状況です。

(写真は9月24日(土)午前8時ころの様子です。)
宮嶋橋水管橋
宮嶋橋水管橋
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9月24日(土)昼頃の興津川承元寺取水口の様子です。
谷津浄水場に水を引き込むための取水口に流木や土砂が流れ込み、支障が出ています。
流木を撤去する作業を行いますが、興津川の水位が高く、作業が困難な状況です。
承元寺取水口
承元寺取水口
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9月24日(土)朝7時ころの承元寺取水口の様子です。
興津川の水位が高く、谷津浄水場に水を引き込むための取水口が水没し、支障が出ています。
承元寺取水口
承元寺取水口

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