本山勝寛さんからの削除要請と、私が『市民の人権擁護の会』の米田倫康さんを信頼する理由
先日書いた「元日本財団子どもサポートチームチームリーダー本山勝寛さんが開発した『4Kiz』への批判は風評?」
(非公開にした記事には、ブースカちゃんさんがノートで公開している本山勝寛さんに関する記事と、本山勝寛さんの反論を読み比べ、私の感想と意見を書きました)
という記事に対して今朝、ブログ運営から削除要請が届きました。
上記の記事ので紹介したブースカちゃんさんがノートで書いている通りだとびっくりしました。
早速、削除依頼を受けた箇所を見直したのですが、
ほとんどが本山さんご自身がご発言されている、
あるいはご家族が公開されているブログに書いてあることです。
●大学が学生に原理研について警告する理由 旧統一教会は、キリスト教や仏教などとは違うんじゃないですか?
旧統一教会との関連については、強引な献金などが社会問題化しています。
私の夫は大学教員ですから原理研が大学で何をしてきたのかよ〜く知っています。
大学が学生に注意を促すような活動をしてきたのは紛れも無い事実だと思います。
原理研の騒動から分かるように、
私は本山さんがこれまで様々な場所でご自身が発した言葉や、信仰している宗教のことなどをきちんと知らせず、アプリを宣伝することは子どもの親として納得できません。
●超未熟児の親として命に関わる問題が後回しにされ続けてきた理由には納得できません!第三の居場所作りなどで解決しないでください
また私には、この旧統一教会とは別の問題があります。
私が超未熟児の親だということです。
国の虐待防止対策(育児政策、教育政策)については切実なんです。
なぜなら、命に関わる問題が後回しにされ続けてきたからです。
具体的には将来、高血圧や冠動脈疾患、脳卒中などの深刻な病になる可能性が高いとわかっているのに、
低出生体重児が将来かかりやすい病気は? | 昭和大学DOHaD班
1.低出生体重との関連性が広く受け入れられている疾病リスク
高血圧、冠動脈疾患、Ⅱ型糖尿病、脳卒中、脂質異常、神経発達異常 など
2.報告は少ないが低出生体重との関連性が指摘されている疾患リスク
慢性肺疾患、うつ病、統合失調症、行動異常、乳がん、精巣がん など
参考文献) de Boo HA et al,. Obstet Gynaecol, 46(1): 4-14, 2006
引用元:http://www10.showa-u.ac.jp/~dohad/posts/faq1.html
国が大規模で、全員が参加できる疫学調査に予算をつけてくれないのです。
例えば小児がんには患者登録制度があり、晩期合併症について分かっています。でも超未熟児には同じような制度がなく、将来どのようになるのか、専門家にもわからないのです。
これは2013年にNHK「クローズアップ現代が取り上げた、小児がんの晩期合併症の特集。患者登録制度と、全員が参加できる疫学調査の重要性について報じました。
2011年1月31日 NHK クローズアップ現代 ~小児がん 新たなリスク~
●小児がんの晩期合併症に苦しみ、自ら命をたった男性
去年自ら命をたった23歳の男性。一歳の時に小児がんを克服したにもかかわらず、その後次ぎ次ぎに起こる病に苦しんでいました。
父
「なんでこの子だけ次ぎから次へと難病ばっかり」
原因となったのは小児がんの晩期合併症。治療に使われた抗がん剤などの影響が成長とともに現れる症状です。
身長が伸びない。二次的ながんを発症するなど様々な形であらわれます。
●医療従事者にもわからないリスクがあった 見過ごされてきた晩期合併症
小児科医
「医療従事者の間でもなかなかわからない。できなかったという部分もあります」
これまで見過ごされてきた晩期合併症。国は今月はじめて専門委員会を立ち上げ動き出しました。小児がんの新たなリスク。晩期合併症にどう向き合い、何ができるかを考えます。
●晩期合併症は、この国の医療体制をめぐる課題をつきつけている
白血病、脳腫瘍、リンパ腫など子どもを襲う小児がんは体の奥深くに発生し、治療も難しいといわれています。子どもが亡くなる病気の中で最も多いのがこの小児がんです。しかし、医学の進歩で治癒率は大きく向上し、現在10万人が克服して社会で暮らしているといわれています。
小児がんが次第に不治の病でなくなり、経験者が大人になる中で新たな課題として浮かび上がってきたのが、子どもの命を救うために行われた治療がその後大きな後遺症や障害を残す可能性があることです。病気と今闘っている、あるいは今治療を終えた患者や家族にとっては厳しい現実ですが、経験者の約半数が何らかの合併症、晩期合併症に苦しんでいます。
小児がんの治療に使われる抗がん剤や放射線。これからは体内のがん細胞を攻撃するだけでなく、正常な細胞にもダメージを与えます。
特に子どもの場合、成長過程の細胞や体の器官がダメージを受けるために、子どもの成長に伴って、様々な症状が現れてくる可能性があります。放射線治療の影響で成長ホルモンがでなくなり、身長が伸びなくなったり、生殖器官が治療の影響を受け、不妊になったり、さらには放射線や抗がん剤で新たながん、「二次がん」を発症するケースもあります。
合併症があらわれるのか否か。どんな合併症があらわれるのか。治療を受けた時の年齢や、治療を受けた時の強さなど、異なるために長期間検診を受け続けなくてはなりません。
小児がんの治療、そのものがもつリスクを、いかに最小限に抑えるのか。どうすれば後遺症や障害を早期に発見し、その影響を最小限にとどめられるのか。さらにどうすれば経験者が周囲の理解を得られるのか。希望を持ちながら生き生きと人生を送れるのか。晩期合併症は、この国の医療体制をめぐる課題をつきつけています。
超未熟児は発達がどうしても遅れます。そのため、小児がんと同じように不登校になるという事例も出ているんです。
だからと言って、例えば、孤独だからと居場所を作って解決みたいにされると本当に困るんです。小さく産まれたという原因があるわけですから、小児がんと同じように病気が隠れている可能性もあるでしょうから。
●『小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会』でも話題になっています
この登録制度については、2017年に国の審議会でも話題になっていますし、
※ 五十嵐委員長は、成育の五十嵐隆理事長のことです
2017年11月8日 第25回『小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会』 厚生労働省
○五十嵐委員長 現在は7,000人ぐらいの子どもがいるのではないかと推定されています。まだ実態が分からないという面があると思います。そういう意味で、特に超低出生体重児で生まれたお子さんたちが、今どのぐらいいて、そしてどのような医療的ケアも含めたニーズがあるのかということを、もう少し我々医療従事者も知らなければいけないのですけれども、残念ながら、まだそういうものは全貌が明らかになっているとは言えないのではないかと思います。(以下略)
○安達委員 安達と申します。素人で分からないのですけれども、いわゆる最先端を行っているわけです。その子どもたちの追跡調査のデータが不足しているということです。なぜそのデータが不足しているのか何が阻害してデータが不足しているのか、教えていただけますか。
○五十嵐委員長 大竹先生、これはデータベースがないですよね。
○大竹参考人 ないです。
○五十嵐委員長 まずデータベースそのものがない。データベースを作るには労力と、維持するためにはお金も必要です。そういうものをしっかりやっていくことが、今までは残念ながら出来ていなかったというのが根本にあるのではないかと思います。
○大竹参考人 五十嵐先生のお声がけで、小児科の病気全体の患者レジストリーをしましょうというのを2年ぐらい前に始めたところなので、超低出生体重児に関しては、まだ患者登録制度すらできていないという状況だと思います。
○五十嵐委員長 厚生労働省が昨年の事業で、ちょうど小児科学会と産婦人科学会を対象に、疾患データベースの立ち上げの支援をされました。小児科学会の場合は小児の各サブスペの学会と、それから小児の外科系の学会に対して、データベースを作ることを依頼しました。かなりの数の疾患データベースが新しく立ち上がりましたが、残念ながらまだ完璧ではありません。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198747.html
私は厚労省に要望を出しています。
しかしいつもいつも後回しにされ続けてきたのです。
それがなぜなのか理由が知りたいと思うのは当然だと思いませんか?
もし政治力で優先順位が左右されるなら是正をして欲しいと願うのも当然で、訴える手段がブログしかないのが現状なら、どちらが「威力業務妨害」「風評被害」「人権侵害」なんだと思ってしまいます。
●本山勝寛さんと、『市民の人権擁護の会』の米田倫康さんとの違い
とはいえ、私は本山さんがおっしゃりたいことにも一理あると考えています。
なぜなら、実は私も政治家に陳情する時にはサイエントロジーと繋がりが指摘されている「市民の人権擁護の会」にお願いしてきたからです。
今から15年ほど前は、超未熟児の支援が精神科に丸投げされていて、私は知らない間に統合失調症の治療をされ、気づいた時には「統合失調症」にされてしまったんです。
ところが当時は、被害を相談する場所が「市民の人権擁護の会」以外になかったのです。
私はそれ以来「市民の人権擁護の会」の米田倫康さんという世話役の方にお世話になってきました。
だから旧統一教会への批判が行き過ぎれば、米田さんにも批判が向くのではないかという危惧がありました。
ですが私は本山さんが現在、このように削除要請をしていることには賛同できません。
なぜなら、米田さんは本山さんと違い、「市民の人権擁護の会」(サイエントロジー)との関係を明らかにした上で活動してきたからです。
米田さんが、なぜ公にするのかお分かりになりますか?
それは、ネット記事に会や米田さんの名前が出れば、精神科医や精神科ユーザーが大騒ぎするからです。過去、炎上したのは一度や二度ではありません。
しかも記事を掲載した出版社などに、削除要請のメールが大量に届くということも度々あったと言います。だから批判や、時には誤解を受けることも覚悟の上で、『市民の人権擁護の会』に所属していることを公開しているんでしょう。
本山さんと米田さんはとても対照的なんです。
●【教育・保育現場の性暴力への対策】を訴えロビー活動をしている人たちは、精神科医の性犯罪について看過してきた 厚労省に配慮しているのでは?
また私が米田さんを信頼している理由はもう一つあります。
それは精神科医の性犯罪について、政治家に働きかけてきたのは、米田さんや「市民の人権擁護の会」だけだからです。
米田さんと『市民の人権擁護の会』が、名誉毀損を覚悟の上でネット上で告発し警察や厚労省を動かした精神科医による性犯罪事件。
無理やりキス、治療と称して体を触る…わいせつ目的の精神科医が一掃されない根本原因 2021/12/21 15:00 プレジデント
まったく手つかずだった精神科医による性暴力問題
向精神薬の処方規制に向けて、我々はかなりの労力をかけて取り組んで来ました。ようやく一部実を結びましたが、決して我々のみの手柄とは言いません。多くの団体、専門家、マスコミ、国会議員、個人がこの問題について声を上げ、実現を後押ししてくれました。
一方、完全に私がゼロから作り上げているものもあります。それは、精神科医による患者への性暴力問題の規制です。今まで成し遂げられたものはごくわずかであり、十分な規制に至るまでの途上にすぎないのですが、1を100にすることよりも、何もないゼロの状態から1を作り出すことのほうがはるかに困難です。
これは本当にゼロから始まりました。昔から、精神医療現場では性暴力が横行していましたが、世間にはほとんど知られていませんでした。そもそも性犯罪自体が表面化しにくいという日本の風土に加えて、精神科特有の閉鎖性があること、被害者に被害の自覚がないこと、患者への偏見があって被害者の声が届かないこと、そもそも心を病んで受診した患者には事件化への負担が大きいことなどが主な理由です。
精神科医はその立場や専門的知識、向精神薬を悪用すれば、いとも簡単に患者を性的に搾取することができます。厄介なのは、これが必ずしも犯罪として取り扱えないことです。もちろん、現行法で問えるような性犯罪(図表1)については、たとえ加害者が精神科医や心理士であったとしても刑事事件の対象となります。
引用元:https://president.jp/articles/-/52800?page=1
これは紛れのない事実です。
例えば、教員や保育士などの性犯罪歴をチェックする「DBS」の導入の導入の話が具体化しても、同じように子どもに関わる職業にも関わらず、小児科医や精神科医や臨床心理士などが含まれてきませんでした。
私はその理由を、ロビー活動をする人たちが、厚労省に配慮しているからじゃないかと考えています。
ご覧のように米田さんには大きな功績があるのに、米田さんの名前が掲載されたネット記事が出ようものなら、米田さんを快く思っていない精神科医をはじめ精神科ユーザー、さらにはネットの情報を鵜呑みにする人たちが『反精神医学』のカルトだと決めバッシングを展開するのです。
それこそ、旧統一教会を批判してきた鈴木エイトさんや紀藤正樹弁護士は『市民の人権擁護の会』のことも長年批判してきました。
私は米田さんが苦労している姿をよく知っているので、どうしても本山さんと比べてしまうのです。なぜ、本山さんは、米田さんのように宗教との関係を初めから伝えた上で活動しないんだろうと思ってしまうからです。
同じことは、本山さんをリーダーにしていた日本財団にも思います。
もっと言えば、残念ながら私には本山さんには米田さんのように、「子どもたちを助けたい」という信念や覚悟が伝わってきませんでした。だから二つの記事を読み比べ、自分の意見を書いてブログ記事にして公開したのです。
ただ何事も批判が行き過ぎれば本質を見失うでしょう。
ですから私は削除要請が来たことや私の考えをブログで公開した上で、本山さんの要請に応じようと思いました。
【大岡敏孝衆議院議員の国会質問についての記事】
【精神科医による性犯罪】大岡敏孝衆議院議員の国会質問『悪い精神科医は、3枚のカードを切ってくる!』 前編
【精神科医による性犯罪】大岡敏孝衆議院議員『悪い精神科医は、3枚のカードを切ってくる!』 後編
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