メイウェザーへの“花束投げ捨て”にRIZIN榊原代表が謝罪 「ごぼうの党」奥野代表が選ばれた経緯を聞いたリスクマネジメントの難しさ(2/4 ページ)

» 2022年09月26日 21時52分 公開
[今野大一ITmedia]

榊原代表「現段階では法的措置は考えていない」

――NFTデジタルチケットの特典を悪用する人が現れることは、全く想定していなかったのですか?

 過去に私も格闘技の大会をたくさん見てきましたし、自分も関ってきました。ですが、こういう形で花束贈呈を(する人が出ることは)見たことがなかったし、想定していなかったですね。

 これからは花束を渡す人たちに対しては、「投げたらだめですよ」「必ず渡してくださいよ」といったオペレーションを(する必要がある)。だけど普通の一般常識というかモラルの中では、予期せぬことだという風に認識はしているんですけど。

 ただ起きてしまったことに関しては、言い訳はできないと思います。やはり先の先まで想定して、他のこともしっかり準備をする必要があると、あらためて思いました。

――今回のことで何かペナルティーや法的措置を求めていくことを、現時点で考えていますか?

 何が目的かが分からないですよね。そういうことで売名行為をする人もいる。SNSも含めて何でもありの時代になることの悪しき一例だと思います。

 ただ徹底的に向き合いたいと思いますし、普通の常識人であれば(本人が)出てきて謝罪をするんじゃないですか。日本という国で生きていこうと思うのであれば。

 こんなことを日本中の人たちがサムズアップ(グッドマーク、賛意)するはずがない。日本は礼儀は重んずる国で、それが世界からも評価されている国であるはず。私も日本人の素晴らしいところだと誇りに思っていたことを、日本人によって汚されたことが本当に嫌な感じです。怒りというよりもすごく残念だし、むなしい。それが自分たちが関わる場所で起きた。

 そういう愚劣な行為をはたらいたことを悪いと思っているのなら、私は(本人が)謝罪するべきだと思います。普通の社会では許されることではない。だから法的に何かをするということではなくて、法律論ではなくて、もっと人間の根源の部分のものだと思っています。

謝罪する榊原代表

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

続きを読むには、コメントの利用規約に同意し「アイティメディアID」および「ITmedia ビジネスオンライン通信」の登録が必要です

Digital Business & SaaS Days

- PR -