銀座で国葬賛成デモ

安倍元首相の国葬支持を訴えるデモ行進=26日午後、東京都千代田区(デビッド・チャン撮影)

銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相の国葬前日となる26日、国葬支持を訴えるデモ行進(主催・安倍総理国葬支持実行委員会)が東京都内で行われた。日比谷公園(千代田区)に集合した参加者らは安倍元首相の写真や国葬に要人が出席する国々の国旗を手に持ちながら、銀座の街中を練り歩いた。

参加者はシュプレヒコールは上げず、「国葬を支持します」などと記された横断幕を掲げ、約1時間行進。その途中、AI(人工知能)技術によって再現された安倍元首相の肉声で、国民への感謝と未来の発展を願うメッセージが、復興支援のチャリティーソング「花は咲く」と共に流された。

デモ行進終了後、企画した「英霊の名誉を守り顕彰する会」の佐藤和夫会長は参加者に対し、「安倍さんの蒔(ま)いた種を引き継ぐのは『私』であり、花を咲かせるのも『私』だ。これが咲くか咲かないか、一人一人が試されている」と呼び掛けた。