2018年8月5日に公開された記事を、サムネイル画像など再編集、アップデートしています。
フォトショップの作業が速くなる秘訣は、ずばりショートカットキーによる時短テクニック。
その理由は、「もっと早く知りたかった」と思うほど、ラクラクな手軽さで、面倒な作業をすぐに片付けてしまうから。
「レイヤーの重なり順を変えたい」
「細かい部分の作業を行いながら、同時に全体表示で確認したい」
「不要なレイヤーを非表示にしたい」
そんな普段からよく行う作業も、効率アップさせる時短テクニック18個が揃いました。
フォトショップがもっとうまくなりたいと思っている人こそ、まずは試してみませんか。
コンテンツ目次
- レイヤー選択の時短テクニック
- レイヤー移動の時短テクニック
- サイズ値を変更する時短テクニック
- 「元に戻す」回数を増やす
- 全てのレイヤーを結合し、新レイヤーを作成する
- カンバスの中心を簡単に見つける
- 車の色を秒速で変更する
- 「クイック選択モード」で選択範囲を指定する
- ブラシツールをより正確に扱う方法
- 文字やシェイプの色を秒速で変更する
- どんなレイヤーも瞬時に複製コピーする
- 一瞬で元の画像に戻る
- ななめになった写真を修正する
- 「バードアイビュー」を活用する
- 文字テキストにレイヤーマスクを適用する
- 間違った選択範囲を移動させる小技
- 自然な仕上がりのモノクロ写真を作成する
- インターフェイス変更の隠しコマンド
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1. レイヤー選択の時短テクニック
選択しているレイヤーパネルを変更したいときは、Alt/Optionを押しながら、[または]を押すことで、レイヤーパネル内で上下に移動させることができます。
これでレイヤーをわざわざクリックして選択する必要がなくなります。
2. レイヤー移動の時短テクニック
レイヤーパネル内で、選択しているレイヤーの順番を移動させたいときは、Commandを押しながら、[または]を押すことで、レイヤーパネル内で上下に移動させることができます。
上記テクニックと合わせる利用することで、より作業効率をできるでしょう。
3. サイズ値を変更する時短テクニック
作成しているデザインに応じて、「px」や「cm」などサイズ値を変更したいときがあります。
そんなときは、メインメニューより「表示」>「定規」(Command+Rでショートカット)を表示し、定規上で右クリックすることで、自由なサイズ値に変更することができます。
4. 「元に戻す」回数を増やす
Photoshopでの操作を誤ってしまったときに、操作を取り消しやり直すことができる機能で、Command+Shift+Zで前のステップに戻ることができます。
記録されているステップ数を増やしたいときは、メインメニューより「環境設定」>「パフォーマンス」を開きます。
あとは、「ヒストリー数」をお好みで調整したら完了です。
ヒストリー数を大きく設定すると、Photoshopのパフォーマンスに影響が出て、処理速度が遅くなることがあります。
プロジェクトに応じて、細かく設定すると良いでしょう。
5. 全てのレイヤーを結合し、新レイヤーを作成する
複数のレイヤーをまとめて結合し、新しいレイヤーとして作成できるショートカット機能。Command+Alt/Option+Shift+Eを一緒に押すことで、すべてのレイヤーをまとめて結合した新レイヤーを作成します。
特に写真加工などで利用されることの多い、実践テクニックのひとつ。
6. カンバスの中心を簡単に見つける
開いているファイルの中心を知りたいときに、簡単に設定することができる小技テクニック。メインメニューより「表示」>「新規ガイドスタイルの作成…」を選択し、「列」と「行」をそれぞれ「2」に設定しましょう。こうすることで、簡単にカンバスの中心を探しだすことができます。
7. 車の色を秒速で変更する
車の色を部分的に変更したいときに便利なテクニックのひとつ。新しいレイヤーを作成し、色を変更したい部分をブラシツールを利用してペイント。
ペイントが終わったら、レイヤーの描画モードを「カラー」に設定。
たったこれだけで、お好みの色に変更することができます。(デモのため選択範囲がはみ出ていますが、よりきれいに仕上げることももちろん可能。)
特に金属メタル板など、光沢のある素材で活用できるテクニックです。
8. クイック選択モード」で選択範囲を指定する
あまり使われていないツールですが、使いこなすことで手軽に選択範囲を指定することができます。
まずツールボックスより「クイック選択モード」をダブルクリックしましょう。
初期設定では、「マスク範囲に色を付ける」となっていますが、「選択範囲に色を付ける」に変更しておきましょう。
ブラシツールを選択し、描画色描画色「黒」(#000000)で切り抜きたい部分をペイントしていきます。
ペイントが終わったら、再度「クイック選択モード」をクリックすることで、選択範囲が選択されます。
選択範囲がはみ出してしまったときは、描画モード「白」(#ffffff)で不要な部分をペイントし、削除することもできます。
9. ブラシツールをより正確に扱う方法
ブラシの中心を表示することで、細かい部分をデザインしているときに、より操作性をアップさせる小技。
メインメニューより「環境設定」>「カーソル」を表示し、「ブラシ先端に十字を表示」にチェックを入れましょう。
このテクニックを適用しておくことで、細かいデザイン作業はもちろん、写真レタッチ加工など覆い焼きツールを利用するときに、より正確な場所にブラシを適用することができます。
10. 文字やシェイプの色を秒速で変更する
選択した文字やシェイプレイヤーの色をショートカットキーのみで変更できるテクニック。まず、色を変更したいレイヤーを選択します。
Alt/Option+Backspace/Delete同時クリックで、描画色でペイント。
Command+Backspace/Delete同時クリックで、背景色でペイントできます。
文字レイヤーだけでなく、シェイプレイヤーなどにもボタン操作のみで適用することができるテクニックです。
11. どんなレイヤーも瞬時に複製コピーする
複製したいレイヤーを選択したら、Alt/Optionを押しながらドラッグすることで、簡単にレイヤーをコピーすることができます。
また、まとめて複数のレイヤーを複製することもできるので、覚えておきたい作業スピード時短テクニックのひとつです。
12. 一瞬で元の画像に戻る
作業を進めていると、最初にファイルを開いた状態に戻って、加工エフェクトなどを確認したいときがあります。
そんなときは、Alt/Optionを押しながら、レイヤーパネルより表示したいレイヤーの「目アイコン」をクリックしましょう。
こうすることで、クリックしたレイヤー以外は、一瞬で非表示となります。
再度クリックすることで、元に戻すことも可能です。
13. ななめになった写真を修正する
ななめに傾いてしまった写真も、Photoshopを使えば簡単に修正することができます。
ツールパネルより「切り抜きツール」を選択し、づつけてCommandを押すとカーソルアイコンが切り替わります。
まっすぐに揃えたいラインに合わせて、ドラッグして直線を引くことで、簡単に修正できます。
コンテンツに応じた切り抜き機能は、チェックを入れておくだけで足りなくなった部分を Photoshop が自動で追加、補正してくれます。
14. 「バードアイビュー」を活用する
カンバスをズームアップして作業をしているときなど、瞬時に別の箇所やパーツに移動したいときがあります。
そんなときは、Hを押しながらクリックすることで、 全体表示に切り替え、マウスカーソルを移動させた場所を、ピンポイントでズームアップできます。
15. 文字テキストにレイヤーマスクを適用する
このテクニックを利用することで、選択した文字レイヤーにのみ、画像マスクを適用することができます。
まず、マスクを適用したい文字レイヤーを、写真レイヤーの上に配置します。
レイヤーパネル内で、Alt/Optionを押しながら、文字と写真レイヤーの間当たりをクリックしましょう。
こうすることで、文字レイヤーにのみ、レイヤーマスクを簡単に適用することができます。
16. 間違った選択範囲を移動させる小技
「長方形選択ツール」などをつかって選択した配置を動かしたいときに有効なテクニック。
選択範囲を表示し、ドラッグしている間にスペースバーをクリックすることで、選択範囲を自由に移動させることができます。
17. 自然な仕上がりのモノクロ写真を作成する方法
よりエレガントで高級感のあるモノクロ写真を、手軽レタッチするテクニック。
まず、メインメニューより「色調補正」>「チャンネルミキサー」を選択しましょう。
「モノクロ」にチェックを入れたら、3色「レッド」、「グリーン」、「ブルー」をそれぞれ調整。
このときに、合計が100%に近づけると、より自然な仕上がりになります。
18. インターフェイス変更の隠しコマンド
メインメニューより「Photoshop」>「環境設定」を開き、「インターフェイス」に進みましょう。
色を選択するタイミングで、Command+Alt/Option+Shiftを一緒に押すと、インターフェイスの色を「エスプレッソ」や、「トーストパン」で表示できます。
さいごに、
今までマウスでひとつずつ操作していたような、時間のかかる面倒な作業も、ストレスなく快適に行うことができる、時短テクニックをご紹介しました。
その他のフォトショップのテクニックも参考に、驚きの発見をしてみましょう。