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ワイキキから西におよそ40㎞。オアフ島にはもう一つのリゾート地、「コオリナ」があります。半円形の美しい4つのラグーンに沿って、リゾートホテルが建ち並ぶコオリナは、特にハワイ旅行リピーターの方々に人気で、賑やかなワイキキに比べ、よりゆったりとしたバケーションを過ごすのに最適な場所となっています。
そこにあるリゾート施設の一つ、世界中の人々のみならず、地元の人々も注目し滞在を楽しむ「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」。ディズニーと言えば、カラフルで華やかな印象がありますが、アウラニはハワイの文化が細部にまで盛り込まれ、まるでネイティブ・ハワイアンの辿った歴史を教えてくれる博物館のよう。今回は、このリゾートにある「食を楽しみながら、絶滅が危惧されているハワイ語を学ぶ」という貴重な体験ができるバー、「オレロ・ルーム」をご紹介します。
インテリアから学ぶハワイ語
「オレロ(ʻŌlelo、ハワイ語での読み方はオーレロ)」とは、ハワイ語で「言葉」や「会話」という意味があります。その名の通り、ハワイ語をテーマにしたバーで、インテリアには、たくさんの木彫りの彫刻が飾られ、それぞれのハワイ語での呼び方を教えてくれています。
ハワイ語の読み方は、日本語でいうローマ字読みとほぼ同じですので、ハワイ語は日本語を話す人にとっては、親しみを感じる言語かもしれません。ハワイでの挨拶で使われるAloha、「ありがとう」を意味するMahalo、「ようこそ」という意味になるE komo mai、それぞれアロハ、マハロ、エ・コモ・マイと読めれば、ハワイアンの方々にも完璧に伝わります。こういったハワイ語の発音の仕方を教えてくれるものも、インテリアの一部になっています。
ハワイ語の読み方には、ʻŌleloのように母音の上に棒のある音はオーなどと伸ばす、とか、Naiʻa(イルカ)のように、上下逆さまになったアポストロフィー「ʻ」がある所では、日本語の小さい「ッ」のように一瞬音を区切る、といったものもあります。
ハワイ語のネイティブ・スピーカーと話すチャンス!
このようなハワイ語のルールを少し知ってからオレロ・ルームに行くと、視界に入ってくる単語を全て、声に出して読んでみたくなるかもしれません。
そんな時、ネイティブ・スピーカーの本物の発音を聞くことができたら…
そのような希望も、実はこちらでは叶えてくれます。こちらで働くバーテンダーの方々は、ハワイ語が話せるという貴重な存在。「これはハワイ語で何というの?」と質問しながら、ハワイ語での簡単な会話を学ぶことも可能です。
どちらのテーブルがお好みですか?
テーブルは、数々の彫刻を見るのも楽しい屋内と、星空の下、素敵なライトが灯された屋外に。ハワイアンミュージックを聞きながら楽しむカクテルや、新鮮な魚介類が使われたアペタイザーの数々で、リゾート気分は最高に盛り上がります。お酒を召し上がらない方でも大丈夫。あのハワイ語が話せるバーテンダーさん方は、様々なノンアルコールのカクテルも作ってくれます。
「学びの旅」の先駆けとも言えるアウラニ・ディズニー・リゾート&スパ
観光地としての歴史が長いハワイ。ビーチ、ゴルフ、ショッピングというような、これまでのハワイ旅行のイメージから、今後は、よりハワイの自然、文化、歴史などを「学び」、「体験する」機会を増やし、「旅行から学びを得られるハワイ」へと移行させるべく、既に動き出しています。例えば、古代ハワイの漁業や農業を学んだり、植樹をするなどといったことを、観光客の方々も体験できるようになってきました。そのような中、アウラニ・ディズニー・リゾート&スパを訪れると…
エントランスだけでも、古代ハワイアンが身に着けていた布に施されていた模様や、ヒョウタンから作った入れ物をモチーフにしたライト、ハワイアンの日常や、神話の登場人物が詳細に描かれたアートなど、数限りないハワイの文化に出会うことになります。アウラニがオープンしたのは2011年。10年以上も前から「学びの旅」の機会をもたらしていたんですね。
ちなみに、リゾート内を歩きながら、ハワイの文化や歴史を丁寧に説明してくれるツアーも、宿泊の方対象に行われています(英語。開催の有無についてはリゾートにお問い合わせください)。そのガイドさんも、ハワイ語を流暢に話す方なので、オレロ・ルームで覚えたハワイ語のフレーズを、ガイドさんに話してみる…というのもいいかもしれません。絶滅が危惧されているハワイ語。ぜひ楽しみながら、その言葉を学んでみてください。
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The ‘Ōlelo Room/オレロ・ルーム