Interview
人はかんたんに動かせない。私たちに
できるのは、相手に必要な提案を、
真摯にし続けること
新卒入社
1999年入社
経済学部 経営学科卒
後藤 邦之
西東京ゾーン | 練馬西地区 DM
- 1999年4月
- 入社
- 1999年8月
- オーディター部 第1オーディター オーディター
- 2000年4月
- 群馬・新潟ゾーン 高崎地区 安中新島学園前店 副店長
- 2000年8月
- 群馬・新潟ゾーン 高崎地区 榛名下室田店 店長
- 2001年6月
- 群馬・新潟ゾーン 伊勢崎地区 OFC
- 2006年6月
- 群馬・新潟ゾーン 長岡地区 OFC
- 2009年3月
- トレーニング部 オーナートレーニング トレーナー
- 2010年1月
- トレーニング部 社員トレーニング トレーナー
- 2011年3月
- 千葉ゾーン 柏地区 DM
- 2012年11月
- 第2リクルート部 第2リクルート部千葉 RFC
- 2015年
- 栃木・北茨城ゾーン 宇都宮地区 DM
- 2020年3月
- 西東京ゾーン 練馬西地区 DM
目の前の一店一店、一人ひとりと真摯に向き合う
私は現在ディストリクトマネジャー(DM)として担当エリア約70店舗の責任者をしており、11名のOFCを通して店舗経営カウンセリングをしています。お店のオーナー様と直接的にやり取りをするのはOFCになりますが、OFCが現場の課題解決を通じて、加盟店様の売上・利益や満足度の向上にコミットできるようバックアップしていくのが、DMの役割だと思っています。
担当する店舗は複数ありますが、私たちの仕事の根幹は「目の前の一店一店、一人ひとりと真摯に向き合うこと」が求められます。店舗オーナー様はセブン‐イレブンに加盟するにあたって夢や目標があり、その達成やセブン‐イレブンに加盟して良かったという満足なくしては、セブン‐イレブンチェーン全体の発展もありません。現場の問題点や課題を部と連携を取りながら解決したり、エリア全体での商品展開の戦略立案や、勉強会を開催するなど、「すべては最前線で経営をしている加盟店様のため」という意識は、常に忘れず持ち続けています。
合理的な提案でも、押し付けはいけない
「一店一店と真摯に向き合う」とは、言葉では簡単に言えますが、実行するにはとても根気が必要です。どんなに合理的で相手のためを思っての提案であっても、こちらで考えた方針を押し付けるようなアプローチを取ってはいけません。
「人を動かすことはできない」という前提に立ち、オーナー様の個人的な夢や悩みなども含めて相手の話に耳を傾けて信頼関係を築き、相手が気付いていなく、本当に必要な事を提案し続ける事で、結果的に相手はこちらを理解して頂く事があり、諦めない事が重要であると考えています。OFCたちがこうしたコミュニケーションを粘り強く、時間をかけて加盟店様と取っていけるように、日々の状況を聞きながらアドバイスをしています。
560号まで続いた手描きのチラシ
この仕事でやりがいを感じるのは「自分の提案が狙い通りに相手の役に立って、相手がよろこんでくれている」と実感できた瞬間です。
昔まだ自分がOFCだった頃、売上が思うように伸びない店舗のオーナー様に、他店舗の取り組み施策を色々研究した上で「手描きのチラシを描いてご近所に配ったらどうか」と提案したことがありました。最近、その時のオーナー様に十数年ぶりに再開したのですが、「あの時始めたチラシ、きのう560号までいったよ」と教えてくれたのです。
チラシを配ることは全ての店舗に当てはまる有効なやり方ではないですし、ましてやそれを手描きでつくるなんて、人によったら面倒でしかないことです。それでも長年続けてくれていることを知って「そのお店、その人の状況にこそフィットする、本質的な提案ができたのだな」と、本当に嬉しく感じましたね。
モノとの出会い、人との出会い、得られる生きがい
セブン‐イレブン・ジャパン(SEJ)の仕事には、小売業らしい「モノを売ってお客さんに喜んでもらえる喜び」と、「経営のサポートをすることでオーナー様や従業員さんたちのよりよい人生に寄り添える喜び」が詰まっています。いわゆる“toC”と“toB”の両方のビジネスの醍醐味を同時に味わえる環境は、他にはなかなかないでしょう。
それだけに、追わなければいけない情報、向き合うべき対象が多く、決して楽な業務ではありません。ただ、「確実に誰かの人生を、引いては社会を豊かにしている」という実感が得られやすい職場だと感じています。
オーナー様やOFCたちからもらえる感謝の言葉が、日々の私の原動力であり、心の栄養分です。SEJだからこそ経験できる「モノとの出会い、人との出会い」は、今や単純な仕事の枠を超えて、私にとってはかけがえのない生きがいになっています。