[終]土ドラ・個人差あります #08[字]【なりたい自分は一つじゃない】…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[終]土ドラ・個人差あります #08[字]【なりたい自分は一つじゃない】

夫の為、妻は未知の経験へ!夫は女になって気づいた自分の未熟さを考え…なりたい自分は一つじゃない!でも大事な事に向き合ってきた?それぞれの幸せのカタチは見つかる?

番組内容
晶(夏菜)を思う気持ちを再確認した苑子(新川優愛)は、女性との行為でもリバースする可能性があるなら…と、自ら経験を積むため同性を相手にするプライベートサービスを利用し、カオル(音月桂)と出会う。カオルの心遣いに苑子は徐々に心を許して……。
一方、晶はコスメの開発を進めるなか、自分が苑子に今まで何をしてきたのか、本当に苑子を分かっていたのか、と自問自答。
番組内容2
好きな人と一緒にいられることの尊さに改めて気付いていく。
二人が出した答えは?それぞれの幸せのカタチは見つかるのか?
出演者
夏菜 
新川優愛 
白洲 迅
 / 
馬場徹 
紺野彩夏
 / 
大浦龍宇一 
大水洋介(ラバーガール) 
ビッケブランカ
 / 
長野里美 
螢 雪次朗 
鶴田真由
スタッフ
【原作】
「個人差あります」(講談社「週刊モーニング」所載)
※「ます」は枡記号

【企画】
市野直親(東海テレビ)

【脚本】
ひかわかよ

【音楽】
yuma yamaguchi 
犬養奏

【主題歌】
JUNNA「曖昧な2人」(フライングドッグ)

【挿入歌】
ビッケブランカ「魔法のアト」(avex trax)

【演出】
山内大典(共同テレビ)

【プロデュース】
河角直樹(東海テレビ) 
水野綾子(共同テレビ)
スタッフ2
【制作】
東海テレビ 
共同テレビジョン
ご案内
【公式サイト】
https://www.tokai-tv.com/kojinsa/

【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra

【公式Instagram】
https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/

【公式TikTok】
https://www.tiktok.com/@dodra_tokaitv

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  13. 気持
  14. 久美
  15. コスメ
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  17. リバース
  18. 一緒
  19. 雪平
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

(菊原)晶さんが望めば
先生は それでいいんですか?

いつか
男性の体を求めるときが来ても

それは もう かなわないんですよ。

真尋が好きだよ。

忘れて。 …って 無理か。

(真尋)ごめん。

(晶)《俺は 苑子のために
何をしてきた?》

《何か 力になれたことが
一つでも あったか?》

≪(カオル)
サトミさんでしょうか?

初めまして カオルです。

すてきなスカートですね。
遠くからでも すぐ分かりました。

あっ… どうも…。

フフ… どこか
行きたいところはありますか?

行きたいところ…。

何でもいいですよ。

サトミさんの
好きなものが知りたいです。

うぇい~。
(久美)わっ びっくりした。

合ってる? 道。
(男性)合ってるよ。

行ける?
(男性)こう行って…。

(真尋)《自分に自信がついたら
伝えようと思って》

(男性)あっち。
(久美)あっちか。

(久美)磯森さん!

《声 掛けてくんなって》

(男性)俺だよ 俺!

《俺?》

横山!

へっ?

リバースした。 イェイ。

ウェ~。

ええっ!?

ハハハハ…。

ホントに横山?
本物なんです。

異性化証 見せようか?
いやいやいや…。

うわー 知り合いが異性化するって
こういう感じなのか…。

いや 苑子は
よく俺だって分かったな。

久美ちゃん
びっくりしたでしょう?

びっくりなんてもんじゃないですよ。

せめて 異性化体質だって
言っといてくれたらよかったのに。

話すつもりだったんだよ。

だけど なかなか
勇気が出ないでいたらさ…。

《真尋が好きだよ》

(真尋)《ごめん》

えっ 待って。

じゃあ 最初は 女同士として
付き合ったってこと?

男だって知ったら
好きっての

取り消されちゃうんじゃないか
と思って。

ああ…。

(真尋)
だから もう 女でいいやって。

どうせ男に戻れそうもなかったし。

で どうやってリバースしたの?

それは… ねえ。

まさか…。

ちょちょちょ…。

女同士でも ありってこと?

マジか!

あっ… いい香り。

あ~ ホントですね。

ハーブティー お好きなんですか?

最近 ちょっと はまってて。

へぇ~。

カオルさんの
好きなものは何ですか?

最近はまってるのは ヨガですね。

あぁ ヨガ…。

(カオル)最初は
健康のために始めたんですけど

今は…
ん~ 自分に立ち返れる時間。

…なんて言うと 大げさかな。

分かります。
えっ?

あっ いや…
私は ヨガではないんですけど

香水とか 香りのものが好きで。

最近は お香をたきながら

自分自身に向き合う時間
っていうのを つくったりしていて。

よかった 分かってもらえて。
フフフ。

カオルさんも
香水 お好きなんですよね?

あっ ええ。

今日は つけてます?

あっ いえ。

もしかしたら
お嫌いかもしれないと思って。

サトミさんは?
さっき いい香りがしたような。

あっ 分かりますか?

あぁ… すっごく いい香り。

あっ…。

あたし サトミさんと二人きりで
もっと話したいです。

(真尋)焦ったよ。

久美が
別れるって言うんじゃないかって。

えっ そっちが先にきたの?

あんなに
リバースしたがってたのに?

そうなんだよ。

で 慌てて
異性化体質だって説明して。

何が何だか分かんなくて

取りあえず 一人にさせてって言って
色々考えて。

で 自分の気持ちを
もう一度 よく確かめて。

うん。

そしたら
案外 簡単に結論が出ました。

女とか男とか どうでもよくて

私は ただ 真尋が好きなんだって。

おい。
いってぇ。

よかったな
久美ちゃんが いい子で。

おう。

ホントは ホテルとかの方が
よかったかもしれないですけど…。

(カオル)今は
ここで生活されてるんですよね?

はい 訳あって。

そうなんですね。

サトミさんの個人的なスペースに
入れてもらえたみたいで

特別感があります。

汗かいちゃいました。

お風呂 入れてもいいですか?

あ… はい。

≪(湯を張る音)

(久美)
《女とか男とか どうでもよくて

私は ただ
真尋が好きなんだって》

《俺なら 受け入れられるか?
もし 苑子が男になったら》

《簡単なことでは
ないだろうけど

俺の苑子への気持ちは
変わらない…》

《きっと 変わらないはず》

《苑子が俺にしてくれたように
俺も 全力で苑子の力に…》

《そもそも
俺は今まで苑子のために…》

何をしてきた?

♬~

《これが 女の人の…》

《カオルさんの唇》

♬~

《このまま
のまれてしまいそう…》

《駄目 駄目!
私は 学びに来てるんだから》

あの…。

カオルさんは

レズビアン… なんですか?

はい。

女性の体に関しては
多くの男性より詳しいと思います。

サトミさんが嫌なことは
絶対しません。

嫌だったら 言ってください。

ありがとうございます。

♬~

ごめんなさい。

私… ホントに まだ…。

心の準備が…。

分かりました。

サトミさんが 心地よく
過ごしてくださることが

最優先ですから。

♬~

あの… 私 失礼なこと…。

あっ いえ そうじゃないんです。

ただ… ふがいなくて。

ホントは もっと

サトミさんが心を解放できるように
しなきゃいけなかったのに。

カオルさん。

はい。

また 指名してもいいですか?

はい。

もちろん。

えっと 好きで使っている
化粧品の色ってありますか?

出た! パーソナルカラー。

やっぱり 参考になるんですか?

ん~?

あ… 20代 30代女性を集めて
インタビューだって。

おお~ 張り切ってますね。
じゃあ 今 はやってるメイクとか

コスメとかって 何ですかね?

えっ スモーキーカラーっていうんですね。

ん~!
そっか グレーがかった…。

(雪平)部長。

メイクって 何なんですかね。

(澤)ん?

力を貸してもらえませんか?

もちろん。

(徳川)変わるもんだね。
(森山)すごーい 似合ってる。

(川野)リップは どうしますか?

えっ 口紅ってこと?

(川野)はい。
(雪平)いや それはさすがに…。

(森山)え~ 私の今の彼氏
リップも塗りますよ。

ホント!?
(森山)全然普通に。

雪平さん どうなりたいですか?

えっ…。
(川野)メイクって

なりたい自分になれるんですよ。

はい できました。

どうですか?

前より ちょっといい自分に
なれた気 します?

いや… 自分じゃ
よく分かんないんだけど… どう?

いい感じですよ。
ちょっと若く見えるし。

ホント?

取引先に
これで行ってみてくださいよ。

ウケが よくなったりしてね。
(川野)あり得ますよね。

そっかぁ… 男もメイクをするのが
マナーとか言われる時代も

すぐそこなのかな…。
(森山)マナー!?

そんな
つまんないこと言わないで

やりたいように
やればいいんですよ!

(山谷)その後 どうなった?
別れるの やめたんだろ?

俺の気持ちは そうなんだけど…。

どうした?

俺はさ たまに
ギクシャクすることはあっても

普通に
いい夫婦だと思ってたんだよね

自分たちのこと。
うん。

でも よく考えたらさ

俺が たわいのない話を
聞いてもらうばっかりで

子供の話は避けてたし

実際 苑子が考えてることも

異性化した後に
初めて分かったんだよね。

《晶が異性化して

ホントは どっか
ほっとしちゃってたとこある》

《妊娠するの

避けてたの》

異性化っていう
いいきっかけがあったのに

それでも まだ
苑子の思ってることを

知ろうとしなかった自分に
へこみまくり。

まあ それは
お互いさまって気もするけどな。

だから…。

別居は いい機会だと思ってる。

っていうか いい機会にしないと
終わっちゃうし。

偉いなぁ お前は。

何だよ 急に。

じゃあ 男としての人生は?

うん… もういいや。

いいのかよ!?
男とか 女とか

そういうことよりも

好きな人と
一緒にいられることの方が

俺にとっては大事なの。

磯森…
俺は お前を抱き締めたいよ。

やめろよ 触んじゃねえぞ。

何だよ 駄目なのかよ。

何だ これ。

かわいくなったからって
美の探求しちゃってんの?

違う 違う。 仕事。

新商品 開発するんで

今日 何人かに
インタビューしたんだけどさ

もう何か 余計混乱しちゃってさ。

みんな 求めてるものが
違いすぎんだよな。

あ~。

全部の要望に応えたいけど
両立しないものもあるし。

ベタな仕事論だけどさ

みんなのニーズに
応えようとするより

目の前の一人のために考えろ
とか言うよな。

目の前の一人…。

お前にも いるだろ。

《苑子の…》

《このパレット きれいだなぁ》

《この色は
好みじゃなかったのかな》

こっちは 1色しか使ってない。

おっ。

このラメ カワイイな。

《けど これ いつ使うんだ?》

あれ? 今 出勤?

(川野)うん 半休取った。
どうしたの?

病院 行ってたとか?
ううん。

リップの限定カラーが出たから
ゲットしてきた。

マジ?

真っ赤で
唇がバラの花びらみたいになんの。

えっ そんなの いつ つけんの?
普段 使えないじゃん。

フフ…。

《晶も 今日 外出たら分かるよ》

《いつもより
前向きな自分になれてるから》

なりたい自分は 一つじゃない…。

おお~ これは上がるな。

あっ! ごめん!

♬~

百均ならではの手軽さと
選ぶ楽しさのある

カスタムできるパレットを
提案したいと思っていて。

こういう 元になる空のケースと

アイカラーや チーク
リップや コンシーラーなど

こう リフィルとして
販売するのは どうでしょう?

でも 全部自分で選ぶの
大変じゃないの?

こういう
もともと4色入りのパレットって

こうやって 使わない色も
出てきちゃうんですよ。

自分で選べば そうはならないし

減ったのだけ
入れ替えもできるじゃないですか。

なるほど。
あと 普段は

ナチュラルな色が
メインになりがちですけど

この2マスには
キラキラしたのとか

こう きれいな色を入れておけば

仕事終わりのメイクチェンジとかも
楽しめるじゃないですか。

すっかり コスメマスターだな。

いやいや…。
雪平さんの案は?

あー…。

うちのターゲットが女性客だ
っていうのはあるんだけど

あえて ジェンダーレスなコスメは
どうかな?

ジェンダーレス…。

週末に リサーチのつもりで

デパートのコスメコーナーに
行ってみたんだけど

結局 遠目に見るだけで
帰ってきちゃったんだよね。

分かります。
ハードル高いっすよね。

分かる?
いや 分かりますよ。

まあ 慣れてなきゃ
みんな そうなんじゃないっすか?

そうだよな。 だから
使い手を選ばないコスメなら

うちが作る
意味があると思ったんだ。

パッケージはシンプルにして
性別もメイクの目的も問わず

誰かのためじゃなく自分のために
様々な用途に対応できるもの。

もしかして
俺たちの案って合致しません?

えっ?
100人いたら

100通りのパレットが作れる
そういうコンセプトで。

確かに… いいな それ!

ですよね!

すみません ご心配をおかけして。

いやいや。

私としては
苑子さんに感謝しかないから。

そんな…。

私たちが
口を挟むことではないけれど

二人して
後悔のない選択をしてください。

これ あげる。

(宏)ん?
あっ… ありがとう。

へぇ~ 何だろう?
(宏)何だろう?

(宏)あっ それ…。

あっ お父さんのコレクションですか?

あっ…。
(のり)苑ちゃんと晶の石でしょ。

(宏)あぁ… ハハ…
うん そうだね。

ガーデンクォーツ。

和名では
庭園水晶っていうんだけどね。

これ。

字は違うけど
苑子さんの「その」と

「晶」の字が入ってるねって話を
この間 のりにしたばっかりで。

ああ それで。
(宏)うん。

そういうふうに
様々な鉱物を内包しているのを

インクルージョン
っていうんだけどね。

苑子さんが
最初に買ってくれた水晶は

一点の曇りもなくて
それは美しかったけど

これはこれで 美しいでしょう?

インクルージョン…。

(のり)この石を持ってれば
晶と仲直りできるでしょ。

そうだね。

すみません。
頂いてしまっていいんでしょうか。

えっ?
(のり)じいちゃん!

(宏)うわっ…。

ん~… カワイイ二人のためだ
持ってけ泥棒!

フフ… ハハハ…。

ありがとうございます。
はい。

のりちゃん
また うちに遊びに来てくれる?

うん!
うん。

《晶とは 趣味も違うし
話も合わなかった》

《でも 晶に引っ張られて

知らない世界に
足を踏み入れるのは楽しかった》

《苑子とは 趣味も違うし
話も合わなかった》

《でも どこに行っても
新鮮に楽しんでくれて

もっと喜ぶ顔が見たくなった》

♬~

(しずちゃん)健康診断?
(山里)しずちゃん!

どやったん?
いやいやいやいや… あらら

飲んどく?

おすすめ!

今日のお代です。

聞いてもいいですか?

あっ… はい。

サトミさんは

どうして このサービスを
利用しようと思ったんですか?

あぁ…。

話したくなければいいんですけど。

夫と別居してる話はしましたよね。

はい。

異性化体質なんです。

今は女性の体で

これから二人で生きていくことを
考えたら

そういうことも…。

旦那さんのためなんですね。

私のためでもあるんですけど。

そっか。

女同士で 恋愛感情がなくても

これは 旦那さんへの
裏切りなんじゃないかって

どこかで思ってませんか?

練習が目的なら 必要ないですよ。

お互いの体で
気持ちよくなることに

男女は あんまり関係なくって

需要と供給が
本能レベルで かみ合っていれば

性別を超えるものだと
私は思います。

ありがとう カオルさん。

私 もう一度
夫婦やり直してみます。

よくないですか? これ。

ああ。 クリアもありだったけど
黒は気持ち高級感が出るような。

ですよね。 いや でも
白も捨て難いんだよなぁ。

確かに 白もいいけど…。

第1弾は 黒がいいと思う。

評判を見て
次にどうするかを考えよう。

はい。

俺さ 今回 初めて
仕事の話を妻にしたんだよね。

そうなんですか。
うん。 でも

どっかで 話しても分からないって
決め付けてたんだけど。

嫌なやつだろ。

あっ いや…。

でも 話してみたら
すっごく楽しそうに

色々教えてくれてさ。

悪かったな。

凝り固まった価値観とか
無自覚な傲慢さに

磯森のおかげで気付いたよ。

俺は 何も…。

しかし まさか 二人で
コスメを作ることになるなんてな。

磯森の異性化のたまものか。

違うんです。

えっ?

今回は 妻のおかげなんです。

苑子なら どんなものが欲しいか
考えて 想像して

思い付いたものなんで。

そっか。 何て言うかな?

早く見せたいです。
喜んでもらえたら うれしいけど

気に入らないなら
何が気に入らないのか

教えてほしいし
改善点があれば聞きたいし

ちっちゃいバッグにも入れて
持ち歩いてもらえるかどうかも

知りたいし どんな色が…。
磯森。

はい。
それ ここで俺に話してないで

直接 本人に言えば?

何を言われても受け入れる
その覚悟はできてんだろ?

雪平さん すいません。

(バイブレーターの音)

あっ。 もしもし!

今 大丈夫?

かけ直そうか?

いや! 大丈夫。

俺も今 苑子にかけようと
思ってたところ。

えっ? 何?

まずは… 本当にごめん。

俺は 浅はかで…。
そんなことは もういいよ。

えっ…。

あ… じゃあ 苑子の話は?

たくさん話したいことあるの
晶に。

何 何?

私ね 髪を切った。

見たら びっくりするかも。

でも 自分では
結構気に入ってるんだ。

服もメイクも
髪形によって変えてるんだけど

すごく楽しい。

うん。

こんな自分もいたんだっていうか
こっちの方が好きなのに

どうして
今まで気付かなかったんだろうね。

うん。
あとね…。

スミレさんって人にも会った。
すっごく すてきな人。

昔からの知り合いみたいで
すごい話しやすくて…。

いろんなこと
気付かせてくれたんだけど

友達にはなれなかった。

難しいね 人間関係って。

うん。

それからね
私 ホントは香水が好きなの。

付き合い始めのころ
晶が香水の話したの覚えてる?

うん。

うん うん。

♬~

おかえり。

ただいま。

じゃなくて…。

おかえり。

ただいま。

フフ…。

その感じ すごくいいと思う。

ありがと。

何か… 照れるな。

何でよ。
晶の話も聞かせて。

うん。

実はさ 今日

新しく開発したコスメのサンプルが
上がってきたんだけどさ

苑子が どう思うか知りたくって

もう 居ても立っても
いられなくなっちゃってさ。

え~ 何それ。

ここにね 自分の好きなものを
組み合わせてセットするんだけど

苑子なら どれを選ぶ?

え~ そうだなぁ…。

あっ 沖縄の海みたいな
アイカラーでしょ

シチリアのレモンみたいな
パウダーと

京都の紅葉みたいなリップに

え~ 流れ星みたいなハイライト。

…とか言って ごめん。
ちょっと ポエム入っちゃった。

ちょっと もう一回言って。
メモるからさ。

やだ 恥ずかしいよ。

何でよ
商品開発の参考にさせてよ。

ワクワクするね。
だよね!

でさ 好きなメイクして
おしゃれして 一緒に出掛けよう。

俺はさ
やっぱり 苑子が好きだし

これからも この家で

一緒に暮らしたいって
思ってるんだけど

苑子は どう?

初めて会った あの日

勇気を出して晶を誘ったときから
全然 気持ちは変わってないよ。

え… えっ? ちょっと待って。
最初に誘ったの俺だよね?

違うよ。
だって それまで

自分から男の人を誘うなんて
したことなかったけど

もう二度と会えないかもって
思ったから

すごい 勇気振り絞ったんだもん。
え~ おっかしいな。

俺だって 街中で会った人の連絡先
聞くなんてしたことなかったけど

もう 今を逃したら
絶対に後悔すると思ってさ。

ハハハハ…
何やってんだ 俺たち。

最初から
擦れ違っちゃってたのかもね。

かもね。

でも 二人は始まったし
これからも ずっと一緒だから。

うん。

もし また
擦れ違いそうになったら

気付いた方が
手を引けばいいよね。

来て。

一人で さみしかった?

ううん 一人は平気。

でも 苑子がいなくて
さみしかった。

♬~

♬~

♬~

戻らなかったね。
うん。

知り合いは 女同士でリバースしたって
言ってたんだけどなぁ。

そうなんだ。

じゃあ これから いつか

リバースするときが
来るかもしれないね。

かもね。

だけど 二人だね。

二人で ずっと一緒にいられたら
私は うれしい。

俺も。 たとえ 苑子が
男になったとしても

変わらず二人でいたいよ。

うん。

あっ。
ん?

いや…。
言って。

これからはさ
相手のためとか言って

勝手に気持ち想像するの やめよ。

だね。
うん。

あのさ 子供のことは
もういいのかなって。

まあ これから
リバースする可能性もあるけど

しない可能性もあるからさ。

うーん…
まあ 人工授精っていう手もあるし。

女同士だから諦めなくちゃいけない
ってこともないんじゃない?

そっか。

長らく ご心配をおかけしましたが
ようやく決心がつきました。

(菊原)はい。

異性化をモチーフにした小説を
書こうと思います。

はい。

私と晶が体験したこと
そのままではなく

晶の異性化を通じて 感じたこと
考えたこと 変化したこと

それらを フィクションに落とし込んで
今の私だから書けるものを。

とても楽しみです。

私は 里見先生が荒波にもまれて

ご自身と
とことん向き合った末に

腹から生み出されるような作品が
読みたかったんです。

読者として。

だって 一番のファンですから。

あぁ… フフ…。

(料理をする音)

苑子 ご飯できたよ~。

あ~ おなかすいた。

おはよ。 今日も徹夜?

うん。 何か勢いづいちゃって
気付いたら この時間だった。

そっか 早く読みたいな~。

まだ途中だから
全部書き終わったらね。

やった~。

あっ 今日 発売日だね。

うん。

あたしも 後で買いに行こ。

いただきまーす。

いただきます。

コスメ あっちですよね。

ああ。

≪(はしゃぐ声)

(高校生)え~ どっちにしよう?
(高校生)どっちも買っちゃう。

(高校生)これは?
(高校生)これ?

(高校生)どっちも あってよくない?
日によって使い分ける。

(高校生)この色 超かわいくない?
(高校生)超カワイイ!

こっち。
(高校生)じゃあ こっち買う。

(高校生)これでカスタム…。
(高校生)完璧。

(晶・雪平)いって!
ハハッ…!

ありがとうございます。

次の方 どうぞ。

こんにちは。

(男性)ホンットに
『インクルージョン』 面白かったです。

私も すっごい感動しました。

ありがとうございます。
(男性)ありがとうございます。

(店員)次の方 どうぞ。

こんにちは。

(澤)初めまして。

♬~

ありがとうございます。

ご出版 おめでとうございます。

これからも応援してます。

ありがとうございます。

♬~

(呼び出し音)

(バイブレーターの音)

おう。 サイン会 どうだった?

いや すげえ行きたかったんだけど
行けなくて。

えっ?
(真尋)あのさ…。

俺 就職するわ。

えっ!
VRゲームの会社

今日 最終面接で
面接っていっても意思確認的なやつ。

まあ 実質内定って…。
すごいじゃん! おめでとう!

うん。 また ゆっくり話すわ。

おう。 またな。

そっかぁ。

≪晶。

おっ お疲れ。
どうだった? サイン会。

楽しかった。
いろんな人が来てくれたよ。

そっか。

じゃあ 行こっか。
うん。

まずは ベビーカー。

それは
山谷君から もらうんでしょ。

あっ そうだった。
じゃあ ベビー服?

美沙が大量にくれるって。

あ~ そうか。

あとは 何が必要かな。

今回はさ しおり作ってないの?

あ~ そうだね。

まあ 最近
苑子 忙しかったからな。

あっ 一緒に作ろっか。

いいけど… いる?

作ろうよ
一生に一度のことなんだしさ。

あぁ… それはどうかな~?

えっ?
フフ。

何か 私も産んでみたくなってきた。

…かも。

マジで?
うん。

そっか。

あ~! 踏んでもうた!
アハハハ!