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おかしな転生 作者:古流 望

第33章 蜜蝋は未来を照らす

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388話 お手柄

 「素晴らしい!! バッチレー、お手柄ですよ!!」

 「え? 何がです?」


 ペイスが、部下の発見を手放しで褒めたたえる。

 しばらく何かごそごそと作業をしていたかと思えば、うんと一人で勝手に納得していた。


 「閣下。少々よろしいですか」

 「うむ?」


 ペイスが、筋肉隊長に話しかける。


 「状況を教えてください」

 「ふむ、ここは粗方捜索したが、やはり蜘蛛の巣であったことは間違いない。穴を掘ったのは、蜘蛛自身だと推定される。溜まっていた糞なども見つかったが、それから推測してもさほど多く蜘蛛が居る訳では無さそうだ。恐らくだが、先の大蜘蛛がここの主であり、唯一の住人であったろうというのが、我々の見方だ」

 「ありがとうございます。蜘蛛の大軍に襲われるようなことは無さそうで、安心しました」

 「まだ、確定では無いからな。子蜘蛛でもいれば話はややこしくなる」

 「それなりに確からしいと分かっただけでも成果です。ここの調査はこの辺で切り上げ、一旦広い所に皆を集めて貰えますか?」

 「ん?」


 子爵は、ペイスの言葉には一瞬疑問を持ったものの、上位指揮権を持つペイスの指示には従う。

 国軍の部隊も含めて野営地付近まで一旦引き上げ、そこで隊員を整列させた。


 ペイスはペイスで、モルテールン領軍を集め、同じように整列させる。

 一通り全員が集まったところで、ペイスが演説を始めた。


 「さて、勇士諸君」


 幼さの残る声は、後ろの方までよく届く。

 ペイスの言葉に、付き従っていた者たちが耳を寄せた。


 「早速、我々は有用な資源を発見しました。それがこれです!!」


 ペイスが言う有用な資源とは何であるか。

 今更言うまでも無く、蜘蛛の糸である。

 大型の動物を包んでいたものも含めて、幾つもの糸玉を手にした。

 鈍い光沢。銀色とも白色ともとれる色をしているそれは、一見するだけならば絹糸にも思える。改めて日の下で見てみれば、ペイスが資源と呼んだのも頷けるもの。

 誰が見ても高級品。パッと見るだけでも高そうである。


 「蜘蛛の糸。これがどれほど有用かはまだ不明ですが、未知の素材であることは間違いない」


 少なくともペイスの常識の中には、今回の蜘蛛の糸と類似する繊維素材は存在しない。

 そもそもペイスに常識が有るのか怪しいというのはともかく、一般常識の範疇では存在しないのは間違いなかった。


 「質問してもよろしいでしょうか」


 モルテールンの従士が、挙手する。


 「はいどうぞ」

 「所詮は虫の糸ですよね? それが有用な資源というのは本当でしょうか」

 「信じられないと?」

 「まあ、正直に言えば。虫ですよ?」


 モルテールン家の上下関係は緩々であることから、部下も割と上司に意見する。国軍ではこうはいかないが、下の人間がペイスにも自分の率直な意見を言えるだけの風通しのよさは、モルテールン領軍の美徳でもある。


 「引っ張ってみた限りでは、相当に強靭な糸です。捕まえた獲物を逃がさないためのものだからだと思いますが、伸縮性も若干あるようですし、面白い素材であることは間違いない」

 「はあ」

 「納得がいっていないようですね」


 ペイスが蜘蛛糸を有用なものだと考えるのは、強靭な繊維素材の持つ可能性を知っているから。柔らかいお菓子を切るような用途で糸が使われることも有る。

 部下とペイスの期待の差は、強く細い糸が社会の役に立つということを肌感覚で理解している人間と、そうでない人間の差なのだろう。


 「では、ちょっと試してみましょうか」

 「試す?」


 少年指揮官は、蜘蛛の巣から巻きとった糸玉から糸を繰り出し、指に巻き付け始める。

 幾重か巻いたところで指を引き抜き、輪っかが重なったような糸のリングを作って縛り、更にそれを量産し始めた。

 蜘蛛糸で作られた指輪が幾つも有るようなものだ。

 一体何をするつもりなのかと、子爵やその部下たちも興味を持ち始める。


 「またペイス様が変なことを始めたぞ」

 「静かにしてろ。あの方がおかしなことをするのはいつものことだ」


 国軍の兵士は無言のまま整列を崩さず、流石に精鋭である。

 それに比べてモルテールン領軍は、ひそひそと会話をし始めた。

 整列を崩している訳では無いのだが、ペイスの奇行が始まったことで、このままで良いのか戸惑いだしたのだ。

 ある意味、薫陶が行き届いている成果なのだろうか。

 これからペイスが何を言い出しても対応できるよう、気を張っているのはモルテールン領軍の方である。


 「モルテールン卿、一体何をしようというのか?」

 「閣下、もうしばらくお待ちください」


 三十ほどの指輪もどきが出来たあたりで、今度はその輪っかを繋ぐようにして輪を作り始めた。全部の輪っかを繋いでいる感じだろうか。見た感じでは、変わった布を織っているようにも見える。

 国軍に長く勤め、武器や防具に詳しい子爵は、それがなんであるかを察する。正確には、何を作ろうとしているのかを察した。

 鎖鎧(チェインメイル)だ。鎖帷子(くさりかたびら)とも呼ばれるもの。

 本来ならば、金属製の輪っかを繋げ、鎧の下などに着こむ防具だ。

 総金属製の鎧より軽く、それでいて一定の防御能力や通気性を持つことから重宝される、補助防具として極めて優秀な装備だ。

 中には、これだけを防具として戦いに挑む騎士も居る。

 ペイスが輪っかを繋げている様子は、チェインメイルの補修作業などでもよく見た光景。見慣れたものであったため、子爵だけでなく国軍の兵士たちも少しざわつき始める。


 「なるほど、面白い」


 子爵などは、ペイスの発想に感嘆した。無駄にポージングをしながら、少年のやろうとしていることに感心もする。

 軍人としてキャリアを積み、領地経営はあまり得手ではない人間にとって、未知のものから即座に有用な使い方を思いつく発想などは自分には全くないもの。

 素直に驚く。


 「さて、こんなもので良いでしょう」


 鎖をある程度繋いで大きめのハンカチ程度のサイズで鎖帷子を用意したペイス。

 帷子というよりは、その切れ端という方が適切だろうか。


 「ちょっと待ってくださいね」


 ペイスは、更にその帷子の切れ端をもって、訳の分からない行動をとる。

 森の木の枝の一本を、剣で斬りつけたうえで折った。

 更に枝打ちのようなこともやり、人間の腕サイズの薪らしきものが出来上がる。


 「さて、それでは適当に、誰か剣で斬りつけてみて下さい」


 ペイスは、土を盛り上げたところに枝ぶりが腕っぽい木を立てかけ、蜘蛛糸製の鎖帷子もどきを張り付けた。

 帷子が固定されている高さは、丁度人が帷子を付けている辺りになる。


 「では自分が」


 斬りつけてみろという指示に対し、折角ならばとバッツィエン子爵の部下が進みでる。

 剣の腕前では大隊の中でもトップクラス。一、二を争うような凄腕の騎士である。騎士爵の爵位まで持っていて、腕一本で地位を守っている生粋の戦士。

 剣ならば自分の出番とばかりに自薦で歩み出て、そのまま承認された。


 すうはあと、深呼吸して呼吸を整える騎士。


 「はっ!!」


 鋭い一閃が、斜めに振り下ろされる。

 国軍の精鋭たる騎士の一振りだ。誰が見ても文句なく素晴らしいと言える一撃。

 空を切るびゅうという音と共に、がつんと木を叩く音がした。

 そう、木を“叩く”音である。


 「おお!!」

 「切れてない。凄い!!」


 ペイスが、その場で即興でこしらえたものが、鍛えられた騎士の剣を防いだ。

 勿論、衝撃そのものは受けているようで、鎖鎧の下の木は折れたし、盛った土もえぐれた。

 しかし、その様はどう見てもハンマーで殴ったような痕跡である。

 これが防具であったなら、打撲や骨折は有ったとしても、切り傷は防げたに違いない。

 人間はトカゲでもイモリでも無いので、仮に腕なりを切られたなら、それはもう一生取り返しがつかない傷になる。腕を繋げるのは、それこそ魔法でも無ければ無理な世界だ。

 だが、骨折や打撲ならば、まだ治る可能性がある。

 勿論、程度によるだろうが、それでも切創や裂傷に比べれば“取り返しがつく”可能性は高い。

 つまり、防具として効果的だということ。


 「どうです? 斬りにくい素材という意味だけでも、十分に価値があるとは思いませんか?」


 ペイスの一言に、皆は確かにと頷いた。

 ここに居るのは全員が軍人だ。いざとなれば防具を着込み、戦いに赴く者ばかり。

 目の前の結果を、自分の身に置き換えることは至極当然だ。

 従来の金属製よりも軽い鎧下というものの価値を、一番よく知っている者たちでもある。


 「モルテールン卿、これはもしかして、凄いものを手に入れてしまったのではないか?」


 バッツィエン子爵の顔色は明るい。

 魔の森の探索を命じられた人間として、探索しましたが手ぶらで帰ってきましたなどというのは悲しすぎると思っていたのだ。

 それが、蓋を開けてみればどうだろう。早々に、軍事的にも明らかに価値が有るだろうものを“発見”した。

 これは、間違いなく手柄である。王に報告すれば、褒美の一つも貰えるかもしれない。

 軍事作戦として、最早今回の任務は成功が確約されたに等しい。


 「確かに、凄いものでした。しかし、よく考えてもらいたい。ここは、魔の森でも浅い場所。こんなところでさえ、有用な資源が存在した。この森の奥。更には崖の向こうにも、まだまだ未知が存在するでしょう。きっと、蜘蛛糸と同じか、或いはそれ以上の発見も有るはずです」


 続くペイスの言葉に、男たちはいっせいに目を輝かせる。


 未知。

 何とも危険で甘い誘惑だ。

 今の今まで、未知というのは恐怖であった。

 魔の森の危険性を散々に聞かされ、実際に足を踏み入れてみれば負傷者も出る。まかり間違えば、死者続出であったろう。

 それを思えば、これから先に未知が待ち受けると聞き、思い浮かぶのは恐怖だった。


 だがしかし、ペイスの見せたものは、希望である。

 未知を開拓することで、大きな利益、大いなる賞賛、誇るべき成果と輝かしい未来が待っているのだ。

 士気は、否応なく上がる。


 「閣下、昨晩は夜が明け、兵の疲労が回復してから行動を決めるとしていましたね」

 「うむ」

 「こんないいものを見つけた以上、崖の先も見てみたくないですか?」

 「同感だ」


 先々のことを考えれば、ここでおしまいなどというのは余りに勿体ない。


 「それでは、崖の攻略に行きましょう」


 総指揮官の檄に、大きな叫び声をあげて応える戦士たち。

 これから自分たちが、偉大な功績を挙げるのだという確信の雄たけびだ。


 いざゆかん、魔の森の奥地へ。

 人の往来を跳ね返すが如く聳え立つ険しい崖を登る一行。

 そこで、更なる発見がペイス達を待ち受ける。


 「これは!!」


 崖を登った先には、なだらかな下り斜面一面に巨大な草が密集していた。

 それも、“ペイスが知っている植物”が巨大化しているように思えた。


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