週刊ファミ通4月20日号には「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(BotW)」の開発陣とのロングインタビューが掲載されている。見開き12Pの非常に重厚なインタビューとなっているので、ぜひ読んでみてほしい。
次回作について、オープンエアをさらに進化させるのか、はたまた一本道のダンジョンクリア型に戻るのかという質問に対して、藤林秀麿ディレクターは「つぎはすごく狭い1部屋で100時間遊べるゲームとかはどうでしょう。"クローズエア"みたいな」と冗談じみた発言をした。
だが、青沼英二プロデューサーは「たぶん今後は、これがスタンダードな形になっていくと思います」と話した。
「ただ、スタンダードになると、そこからまた"ゼルダのアタリマエ"ができてしまうので。それからまた、あーだこーだが始まると思うんですよ。でも、これはもう昔からのことで、そうやって作ってきたのが、『ゼルダ』なんです」
このインタビューは他にも興味深い情報がたくさん掲載されている。例えば、アートディレクターの滝澤智はガーディアンの質感が黒楽の茶碗をイメージにしていることを明かした。また、藤林ディレクターはリンクの服が青になっていることは"アタリマエを見直す"というコンセプトのフラグシップであると同時に、平原や芝生といった緑のフィールドでより見やすいという実用面もあると説明した。
BotWにおける謎解きは正解が複数ある場合が多いことは前から評価されている点だが、藤林ディレクターはプランナーに祠などのパズルに必ず3つ以上の答えがあるようにデザインしてもらったそうだ。結果、従来のゼルダより多様性に富んだ楽しみが生まれている。
BotWはIGN JAPANで初めて満点を獲得したオリジナルレビューとなり、「はっきり言って、これより品質の高いゲームをプレイしたことがないと思う」と評している。