緊急情報
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「生きた植物の博物館」
【視覚障害者の方の読み上げ用として、テキストを抽出し再掲しています。】
入堆肥に出丸太
江戸時代の関所では「入鉄砲に出女」といわれ、幕府に対する謀反を警戒するとともに、参勤交代で人質に取られた大名の妻女の逃亡に目を光らせていました。
植物園においても植物の入出を制限しています。受入の申し出で多いのが、終活等による家庭の植木の引き取り。動物園で犬猫を引き取らないのと同じように、すべてお断りしています。いただくものは堆肥の原料です。主養分の窒素原料は園内での発生量が足りないため、畜産農家や乗馬クラブから牛糞と馬糞をいただきます。
最近新しく導入したのは、クラフトビールの搾り滓である「麦芽粕」。ビールの原料は主に麦芽、ホップであり、籾の割合も多く、発酵段階が持続し堆肥化しやすく、土の団粒構造を形成し、保水・保肥力を高めることとなります。今後、他の堆肥との配合を試行錯誤し、生育の促進に役立てていきます。
一方、園での発生物はドングリであっても、持ち帰りを禁止しています。園全体での環境循環を観察しているためです。
ごみは別として、外に出すものは、京都市動物園へ提供する丸太のみです。ツキノワグマの生育環境に近づけるため、自然環境を再現する木組みにされています。クマにとってはおもちゃではなく、生活必需品なのです。
最近各地の動物園では、ストレスを減らすため、動物福祉の取り組みが進んでいます。動物ではストレスとその対策はわかりやすいのですが、植物福祉という観点からの植物園のあり方は今後の課題なのかもしれません。
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通常通り開園しています。
【開園時間】午前9時から午後5時(入園は午後4時まで)
【観覧温室開室時間】午前10時から午後4時(入室は午後3時30分まで)
【休園日】12月28日から1月4日まで
新型コロナウイルス感染症拡大防止のために
ご理解とご協力をお願いします。
お問い合わせ
文化スポーツ部文化スポーツ施設課 植物園
京都市左京区下鴨半木町
電話番号:075-701-0141
ファックス:075-701-0142