こんにちは、リュウセイです。
あなたは、お気に入りのサイトを見つけた時はブックマークをしていますか?
僕はとりあえずブックマークに放り込んでいるのですが、そのせいでブックマークフォルダの中はロクに整理されていない状態でひどい有様なんですね。「とりあえずブクマしておいて、後で見よう」の典型的な悪い例です…。
で、僕たちがなぜブックマークをするかと言えば、主に「気に入ったページを残しておきたいから」だと思うのです。まぁブックマークってそのための機能だけど。
しかし、ブックマークはあくまで「ページのURLを保存する」機能であるため、元ページそのものが消えてしまうとアクセスができなくなってしまいます。

元ページが無くなっても半永久的にページを残しておける方法が、ただ一つあります。
あなたは「web魚拓」というものをご存じですか?

「魚拓」とは、
魚拓(ぎょたく)とは、釣りで釣った魚の像を、墨や絵の具を使って紙などに転写したもの。 釣り上げた魚の原寸大の記録を残すために行われる。
というものです。

という疑問を持つ人もいると思うので、web魚拓の意味や取得方法について解説していきますね。
目次 [hide]
web魚拓とは、 webに公開されているページをそのままの状態で保存すること
web魚拓とは、まるで魚拓を取るかのようにwebページを保存することです。
web魚拓を取ってあれば、何らかの事情で元ページが消えてしまっても、半永久的に閲覧できるようになります。
というか、「元ページが削除されてしまっても大丈夫」なように作られたのがweb魚拓という技術。
誹謗中傷などの不適切な発言をした証拠を隠滅させるためにページが消されてしまっても、web魚拓があれば証拠を残せるわけですね。
ちなみに、Web魚拓は「キャッシュ」と呼ばれる仕組みでページを保存しているので、「オフライン環境でも閲覧が可能」です。
web魚拓の取り方
web魚拓を取得できるサービスを紹介します。
株式会社アフィリティーの「ウェブ魚拓」

web魚拓を取りたいサイトのURLを検索窓に貼り付け、「検索と確認」をクリック↓

続いて、「取得」をクリック↓

たったこれだけでweb魚拓を取得できちゃいます。
すでに誰かがweb魚拓を取得していた場合は、アーカイブとして保存されているので、それを共有する形になります。
もしあなたがファーストペンギン(一番手)だった場合は、「このまま魚拓を取る」から新規取得しましょう。
たまに取得エラーになったりするので、その時はもう一度取得を試みてください。
また、キャッシュを制限しているサイトは、魚拓が取得できない場合もあります。
その時の代替案については、後述しますね。
アメリカ非営利団体の「Internet Archive」
こちらは海外サイトですが、上で紹介したアフィリティーの「ウェブ魚拓」と異なる点として、「web魚拓の自動収集機能」が挙げられます。
この自動収集機能とはその名の通り、ツールが自動でweb魚拓を取る機能ですね。
そのため、人間が手動でweb魚拓を取る仕組みであるアフィリティーの「ウェブ魚拓」よりも、アーカイブされたweb魚拓が多いです。
こちらも使い方は簡単で、まずweb魚拓を取りたいサイトのURLを検索窓に貼り付けます↓

まだアーカイブされていないweb魚拓であった場合は、「このURLをWaybackMachineに保存します」をクリック↓

続いて、「SAVE PAGE」をクリック↓

これでweb魚拓URLの取得は完了です(赤枠で囲った画像の部分が取得した魚拓のURLです)↓

たまに取得エラーが発生することもありますが↓

その場合は、トップページに戻ってもう一度取得を試みてください。
一時的であればGoogleのキャッシュ機能でもページは保存されている
上記のURLをGoogleブラウザのアドレスバーに貼り付けて検索することで、一時的ではありますがブラウザにキャッシュされたページを閲覧できます。
Google 検索結果でキャッシュされているウェブページの表示 – Google 検索 ヘルプ
また、Google検索結果でURLの横にある「▼」マークをクリックして、「キャッシュ」の表記をクリックすることでも閲覧できます。
web魚拓は違法になるのか?

結論、問題ありません。
なぜなら、「webに情報を公開している以上、web魚拓を取られるのは仕方がないこと」だからです。
web魚拓は主に証拠を取りたい時に使うものなので、「web魚拓を取られて困るような情報をネットにあげている方が悪い」ということなんですね。
このことについては、ウェブ魚拓の考え方を参考にしていただけると分かりやすいです。
web魚拓を悪用するのはダメですが、web魚拓を取得することや、それを他者と共有すること自体は違法ではありません。
web魚拓を取得できなかった時の対処法
サイトがキャッシュを制限している場合は、web魚拓を取れない可能性があります。
その時は、ページ全体をスクリーンショットできるGoogle Chrom拡張機能の「GoFullPage」を使いましょう。
web魚拓みたいにキャッシュを取るツールではないですが、web魚拓を取れなかった時の代替としても使えますね。スクリーンショットした画像を編集できる機能も付いているので、使ってみてください。
それでは、以上です。
ありがとうございました。

大好きなイラストレーターさんが引退されるのでウェブ魚拓をしたかったのですがやり方を知らなかったため非常に助かりました。ありがとうございます。
ういさん。こちらこそコメントをいただきましてありがとうございます!
お役に立てて光栄です!