もう一方の主役である牛丼の具は、牛肉も玉ねぎもいつもと変わらぬテイスト。改めて食べてみると、すき焼きダレの味とはちゃんと別になっているのがわかります。牛丼ダレの方が、優しさと旨みが気持ち強めといったところでしょうか。すき焼きの具と一緒に食べても、全くといっていいほど違和感がなく、むしろすき焼きの具材から出た旨みが加わって、いつもの牛丼よりも奥行きを感じさせる味わいになってます。
これはナイスな相乗効果だなと感心しながらガッツガッツと食べ進め、あっという間に完食。ごちそうさま!
牛丼にすき焼きの具材が加わったことでバラエティな食感と深みのある味わいが生まれ、食べ応えに関してもボリュームさをしっかりと感じさせてくれる量と、予想以上に両者がフュージョンしていた一杯でした。
ただ、あまりに違和感なく一体となっているこのテイストを牛丼でもすき焼きでもない、むしろどっち付かずのコンフュージョンとネガに受け止める人もいるんじゃなかろうかと、そんな思いもあったりします。これについては、すき焼き具材を旨辛ダレで仕上げたもう一方のメニュー「旨辛すきやき牛丼」(並580円)や、オプションでオーダーできる「みそ汁たまごセット」(+100円)、「とん汁たまごセット」(+200円)で、あっさりクリアできるかもしれません。
ここ最近すき焼きはご無沙汰だったなあという方、またいつもの牛丼に何かしらのひと捻りを加えてみたいなあという方には、恐らく最適な一杯となりそうな「すきやき牛丼」。10月下旬(予定)までの販売となっていますので、ぜひ早めに最寄りの『すき家』にて、“うんめー”味を楽しんでみてください!
●DATA
「すきやき牛丼」&「旨辛すきやき牛丼」
期間:2022年9月14日(水)~10月下旬(予定)
販売:国内の『すき家』全店舗(1,942店/9月7日時点)
※両メニューとも、サイズは「ミニ」(510円)~「メガ」(1,030円)の全6種類
https://www.sukiya.jp/
※価格は税込(イートイン・テイクアウト共通)
※店舗によって取り扱いメニューと価格が異なる場合あり