任天堂は任天堂宇治工場用地(京都府宇治市小倉町)を、任天堂が過去に発売した商品を展示する資料施設にすることをあきらかにした。資料施設を作ることで、任天堂の物作りに対する考えを広めることを目的としている。当施設は2023年度の完成を予定。
任天堂宇治倉工場では、主にトランプ・花札の製造、サービスセンターとしてゲーム機の修理業務を行っていたが、2016年11月にそれらの業務を宇治工場に移管したため、用地および建屋利用を検討していた。
そして以前より資料館建設の検討をしていたことに加えて、近鉄小倉駅周辺の活性化を図る宇治市の意向を受け、宇治小倉工場を資料館施設としてリノベーションすることが決まった。
今でこそゲームを中心にさまざまなエンターテインメントを提供している任天堂だが、ファミコンを出す前には、花札やボードゲーム、バッティングマシーンや麻雀牌などさまざまな玩具を発売してきた。その数は100や200では収まらない。任天堂も資料用として商品をどの程度手元に残せているのか不明ではあるが、任天堂の長い歴史を垣間見ることができる貴重な資料館となりそうだ。