ひかりの輪 地域住民

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世間一般はオウムに反対であろう。

特にオウムの近くに住んでいる地域住民はオウム反対の会などを作って組織的に反対活動をしている。

 

ひかりの輪の本部が入る烏山のマンションには写真のような横断幕がある。

 

「我々はあのサリン事件を忘れないぞ!」

「名前を変えてもオウムはオウム。」

「親を泣かせるな!脱会して家に帰ろう!」

 

本人たちはオウムではないと言っているが、世間からみれば名前を変えてもオウムはオウムなのであろう。

 

ひかりの輪HPに地域の皆様へというブログがある。

ひかりの輪から、地域の皆さまへ―― (ameblo.jp)

 

ブログは2012年5月22日にはじまり、2019年12年18日を最後に更新が2年以上されていない。

これを読むと烏山地域のオウム反対住民で作る烏山地域オウム真理教対策住民協議会に話し合いをしたいとたびたび申し入れている。

しかし、ことごとく拒否されており、話し合いに応じてもらえない現状があるようだ。

2012年5月12日の烏山住民の抗議文には以下のようにある

 

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            抗 議 文

 烏山地域住民は、オウム真理教が2000年12月に烏山地域に集団居住以来、その横暴で尊大な態度に苦しめられてきた。

 ところがオウム真理教は、そのような住民の気持ちを理解せず、元教祖・麻原彰晃死刑囚への帰依を強め、分裂・団体名称変更などを繰り返し、自己保身と教団存続に終始した。

 その結果、地域住民との溝はさらに深まり、対話も儘ならぬ状況が継続するようになった。さらに地域住民は、ひかりの輪代表上祐史浩には特に強い嫌悪感を抱いている。分派ひかりの輪設立時、自らの過去の言動を反省し、麻原彰晃との決別を宣言したが、二枚舌で狡猾な上祐の言葉は住民には響かない。我々の脳裏には、1995年の地下鉄サリン事件後、マスコミに露出し、オウム真理教の犯行を否定し続けた上祐の姿が焼きついている。しかも、

 地域住民は11年間の闘いで成長した。オウム真理教の危険な本質を知り、活動継続の必要性を学んだ。住民協議会は、オウム真理教ひかりの輪が烏山地域に居住する限り、早期の「解散・解体」を要求し、活動を継続することを宣言する。

 平成24年5月12日
               烏山地域オウム真理教対策住民協議会
               会長 甲斐 円治郎

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この抗議文に対し、ひかりの輪は「全て誤解ですので説明会を開きたい」と回答している。

しかし「オウムと話し合うことは何もない。今すぐ解散しろ」と説明会は拒否されている。

 

 

ひかりの輪HPによると協議会は2014年5月10日、2014年11月8日、2016年11月12日、2017年11月11日にも抗議文を渡している。

しかし、ひかりの輪HPには内容がUPされていない。

烏山地域オウム真理教対策住民協議会HPに内容がUPされていたので引用させて頂く。

 

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            抗 議 文
 

ひかりの輪は7年前、オウム真理教の後継団体アレフより分裂し設立された。
2010年にはアレフが足立区へと移転し、現在烏山地域は少数のひかりの輪信者のみの住居となったが、住民協議会の活動は依然にも増して益々意気軒昂だ。
その理由は、地下鉄サリン事件後、連日テレビに出演「地下鉄サリン事件はオウム真理教の仕業ではない」とまくしたて、パネルを投げ捨て大暴れ、その結果ついた呼び名が「ああ言えば上祐」と言われた人物と対決するというだけで、益々力が湧いてくるからだ。

私たち住民は上祐史浩をどうしても信用できない。
地下鉄サリン事件後、上祐は文書偽造、偽証罪で交流されたが、出所後の上祐の態度で、一層信用できない人物となった。
上祐はアレフの代表となったが、まもなく幹部信者と方向性や意見の相違を理由に、アレフに早々と失望、脱会してしまった。
中心を失ったアレフはそれを契機に元教祖の麻原彰晃への帰依をさらに深め、神として麻原をあがめる先鋭的な集団へと転落した。
アレフをこうのような集団にした上祐の責任は重いが、上祐は責任を微塵も感じていない。

近頃は政治家、映画監督、プロレスラー、果ては新右翼の代表、そして評論家の田原総一郎との対談や書籍の発行などで、自らの「華麗な転身」を印象付けると共に、身の保身に血道をあげている。


さらに上祐は松本サリン事件の被害者である河野義行氏を監査委員長に担ぎ出し、ひかりの輪の安全をアピール、サリン事件被害者に対しては、すずめの涙ほどの賠償金で正義を振りかざす為政者へと成り下がった。

ひかりの輪HPには脱会したアレフ信者を、ひかりの輪に誘い込むサイトが存在するが、自己中心的なパフォーマンスも違和感がある。
節操がなく信用も出来ない人物が操るひかりの輪と、麻原をス配するアレフに、早期の解散を求める。

我々、住民協議会は、ひかりの輪、アレフを解散、解体させるまで闘い続けることをここに宣言する。

 

 平成26年5月10日
               烏山地域オウム真理教対策住民協議会
               会長 甲斐 円治郎

 

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            抗 議 文

今年12月と来年1月、ほぼ同時期に団体規制法と観察処分が期限を迎える。
烏山地域オウム真理教対策住民協議会は、過去6回にわたり団体規制法存続と観察処分期間更新を求める書影や要請活動を行ってきた。
その度に世田谷区民をはじめ、各団体から署名が寄せられ、これまでオウム真理教の活動を規制する審査決定に貢献してきた。

今年7回目の署名活動は4月より始めた。
地下鉄サリン事件から19年が経過したにもかかわらず、10月に署名を集計すると、44000筆以上の署名が寄せられていた。
これは過去2番目に高い数字で世田谷区民をはじめ多くの人々の関心は未だ高く、オウム真理教にNO(ノー)を突き付ける上で重要な結果となった。

オウム真理教は、審査結果で幾度となく敗北したことを反省するどころか、益々団体の正当性を宣伝し、団体規制法、観察処分逃れを執拗に画策し続けている。
特にひかりの輪にいたっては、団体の宗教活動そのものが観察処分逃れのアピールと言っても過言ではない。
その活動内容は、松本サリン事件の被害者河野義之氏らを外部観察人に担ぎ上げ、ネット上では上祐が映画監督、評論家などと対談、ひかりの輪の正しさを主張し、オウム真理教事件の被害者には、賠償金の支払いをアリバイ的に継続するなど、ひかりの輪こそがまともで、危険のない宗教であるといってはばからない。

上祐がどのような画策をしようと、住民協議会の目をごまかすことは出来ない。
私たちは今回の団体規制法存続、観察処分期間更新を成功させ、オウム真理教の活動を規制すると共に、地域住民の安心、安全を勝ち取るまで活動を継続することを宣言する。

 

平成26年11月8日
               烏山地域オウム真理教対策住民協議会
               会長 甲斐 円治郎

 

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            抗 議 文


2007年(平成19年)上祐史浩はアレフを脱会し、ひかりの輪を設立した。
それから9年が経過し、上祐史浩、ひかりの輪の正体がいよいよ明らかとなってきた。
その実態とはオウム真理教(アレフ、ひかりの輪)の活動を規制する観察処分を除外することを目的に設立した団体だと言うことだ。

それを裏付ける1つめは外部監査委員会だ。
松本サリン事件で冤罪となった河野義行氏を代表に就任させ「安全な団体」をアピールした。
ところが昨年末、河野氏が突然代表を辞任したことは、ひかりの輪にとって想定外の出来事であった。
2つ目は自身の売り込みに熱心な上祐が評論家、映画監督、宗教学者などと対談し、上祐とひかりの輪の社会的な信用と知名度を上げようとたくらんだ。
3つ目はオウム真理教被害者へ少額な賠償金を支払っていることで被害者に寄り添っているかのような風潮を作り社会へのアピールに利用している。
4つ目はひかりの輪の信者がアレフの信者を説得し脱会を促すという活動だが、これこそがアレフは悪、ひかりの輪を正義と描く独善的な活動だ。
以上の4点が際立つが、その他の活動のどれもが、ひかりの輪の正当性を画策するものばかりだ。
団体の宗教色を隠し「オウム真理教と決別」との言葉を隠れ蓑に観察処分の除外を狙う姑息な手法こそが上祐とひかりの輪のやり方で、そのような偽善的な団体を許すことはできない。

「安全な団体」と社会にアピールする一方で抗議デモの際の抗議文の受け取りは予定が取れないと拒否を続ける。
しかし、住民協議会からは3か月も以前にデモの日程を知らせていて、でも当日の10分間の都合がつかないなど、住民を愚弄するものでその思い上がりを糾弾する。
さらに監視活動をしている住民に対し、上祐自身が暴言を吐き、恐怖を与えるなど、ひかりの輪の本性も明らかとなっている。

私たち烏山地域住民は偽善的で欺瞞に満ちたひかりの輪を絶対に許すことは出来ない。
オウム真理教が存在する限り、光の輪、アレフの解散、解体まで活動を継続することを宣言する。

 

平成28年11月12日
               烏山地域オウム真理教対策住民協議会
               会長 古谷 一馬

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オウム真理教が烏山地域に集団入居して以来、今年の12月で17年になる。
それまで平穏で安全な街が、その日を境に住民の生活に暗い影を落とすこととなった。
しかも済んだのは住民が同居するマンションで厳しい居住環境となった。
さらに子供たちは集団登校が課せられ、右翼団体が弾丸をドアに打ち込むなどただならぬ事態も発生した。

子供たちや若者たちを守り、烏山地域を安全で安心な町にと住民協議会が急遽立ち上げられた。
連日のオウム真理教施設前の監視活動。
今年35回目となる抗議デモ、学習会。
170号を迎える住民協議会ニュースの発行。
団体規制法、観察処分の署名活動。
活動資金のための募金活動など、多くの住民の協力を得た活動は粘り強く継続された。

その結果、2011年(平成23年)にオウム真理教後継団体アレフが退去。
一方、ひかりの輪は住民の安心安全な生活の願いとは裏腹に未だに集団居住を続けている。
しかも、連日の抗議デモの日程を知りながら、聖地巡礼に一方的に出かけてしまうという姑息な態度に終始している。

これは住民との融和を唱えながら、住民と接触を回避するという卑劣な行為だ。
さらにひかりの輪が観察処分の解除だけを目的とした団体との正体も益々明らかとなってきた。

このような時に9月25日東京地裁に於いて、ひかりの輪に「観察処分取り消し」の判決が出た。
しかし、地域住民と住民協議会はこの判決は絶対に認めない。
今後は国が東京高裁で争うことになるが、その場でひかりの輪上祐史浩の欺瞞性が暴かれなければならない。

住民協議会はオウム真理教後継団体、ひかりの輪、アレフの解散、解体のため、これからも住民と共に意気高く闘うことを宣言する。
 

平成29年11月11日
               烏山地域オウム真理教対策住民協議会
               会長 古谷 一馬

 

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抗議文を受け取る広報部長パデーナムッタ.師補こと広末晃敏

 

以上の協議会の抗議文を要約するとこういったところであろうか。

 

・上祐は嘘吐きだから信用できない

・上祐は有名人と対談し自身を売り込み「華麗なる転身」に血道をあげている

・遺族被害者へわずかな賠償金を支払い反省していますとアリバイ作りのアピールをしている

・ひかりの輪は観察処分外しのためだけの団体である

・オウムと話し合うことは何もない、今すぐ解散せよ

 

抗議のたびに、ひかりの輪は「全て誤解ですので説明会を開きたい」と回答している。

協議会は「オウムと話し合うことは何もない。今すぐ解散しろ」と説明会を拒否するということが繰り返されている。

 

地域の皆様の抗議にあっても以下の問題点は続いているのは事実である。

・上祐は有名人との対談をロフトなどで続けている

・観察処分の裁判は負けると即時抗告し最高裁までとことん争う

・賠償を否定し解散を求める高橋シズヱさんたち遺族被害者たちに未だに謝罪ができていない

 

全て誤解と言いながら、こういう事実がある以上は地域の皆様との溝は埋まらないだろう。

むしろ溝は広がっていく一方ではなかろうか。

 

ひかりの輪HPは2019年12月18日を最後に途絶えている。

もちろんその後も抗議は続いており、協議会HPで抗議活動と抗議文は確認できるのだが、ひかりの輪HPは更新がない。

HPの他の部分は活発に更新されているのにである。

 

地域住民との話し合いはもうどうでもいいのだろうか?

ひかりの輪を作れば直ぐに認めてもらえるだろうと思っていたのを徹底反発され、とうとう諦めたのだろうか?

 

これではオウムのままと言わざるを得ないのではなかろうか。

上祐には説明をお願いしたいところである。