ビューティー&ヘルス リモートワークで腰への負担増!? 生活習慣が原因の腰痛、腰椎椎間板ヘルニアになってしまう前に

腰痛、足の痛みや痺れがある人はヘルニア予備軍かも!?

椎間板ヘルニアの主な症状は、足の痛みやしびれや、腰痛。多くの場合は、片側の足に症状がみられるそう。太ももの後ろから、ふくらはぎ、すねの外側などにも痛みが走るとの報告も。治療としては、すぐに手術になるわけではなく、薬物療法やコルセットなどの保存療法を取り入れる場合もあるそう。

「一般的には、まずは安静や痛み止めなどの投薬を含む『保存療法』をとります。その理由は、ヘルニアは自然軽快が望めるからです。大体80%ぐらいの方が時間経過とともにヘルニアが自然消失してくると報告されています」

では、手術に踏み切るのはどのような場合なのでしょうか?

「診ていただいている医師の判断になりますが、私の方針としては麻痺、重篤な神経症状がある場合を除いて、患者さんがどのくらいの痛みを訴えているか、どのように患者さんが治療したいかという意向を確認しながら決定していきます」

そんな「保存療法」と「手術療法」に加えて、今は新たな治療法が出てきていると岡田先生は言います。

「2018年より中間療法とされる『椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア)』という新しい治療法が保険適用で可能になりました。こちらは椎間板に酵素を含んだ薬剤を直接注射してヘルニアによる神経圧迫を弱める治療法です。1回注射を打つのみで終了するので、病院にもよりますが1泊入院か日帰りの外来治療で行う場合がほとんどです。
私たちの病院では約7割から8割(82例中70例)の患者さんに効果がありました。他の病院でも7割ぐらいの方に効果があったと報告を受けています」

最後に、どんな症状があるときにヘルニアを疑って病院を受診するべきか、ヘルニアにならないためにできることを教えていただきました。

岡田先生「腰椎からお尻、太もも、すねのほうに広がる痛みやしびれがある方、特にその痛みが咳やくしゃみなど腹圧で強くなる方はヘルニアを疑ってください。また、足の痺れに伴い、足の感覚が鈍くなったり、足の脱力がある場合もです。
予防としては、日ごろから姿勢を気を付けていただくことと、自宅で簡単にできるストレッチが有効です。太ももの裏側が固くなると腰椎に負担がかかるといった報告もあるので、太ももの裏側は念入りにストレッチしてください」

毎日続けることが大切です。

ヘルニアは生活習慣の見直しが予防への第一歩です。リモートワークで腰の痛みが出ている人は上記のストレッチをぜひ取り入れてみてください。

取材・文:藤野綾子

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