もう一度発作が起こるかもしれないという恐怖がつきまとう
「パニック障害」の怖いところは、一度発作が起こってしまうと、また起こるという思いにとらわれてしまう、というところです。一度の発作を恐れすぎるばかりに日常生活が送れなくなってしまうのです。逃げ場がないところに行けない、よって電車などの閉鎖的な場所に身を置くことが怖くなります。電車に乗れなくなる人は、みんなに注目されるという恥ずかしさや怖さもあるといいます。
「パニック障害」が起こる1回目の引き金は、ストレスが原因である可能性が高いとされていますが、ストレスを過度に抱えている人が全員パニック障害を引き起こすわけではありません。
不安を抱えやすいという傾向があり、不安や緊張を抱えた時に下記のような傾向があるとされています。
●「パニック障害」の症状チェック ※一部抜粋
すべて不安や、緊張した場面で起こる症状として当てはまるものを選んでください。
・心臓がドキドキする(動悸・心拍数の増加)
・汗が出る
・身体が震える
・息切れがしたり、息苦しさがある
・のどに何かつまったような窒息感がある
・胸の痛み、胸のあたりの不快感がある
・吐き気、おなかのあたりの不快感がある
・めまい、ふらつく感じ、気が遠くなる感じがする
・今、起こっていることが現実でないような感じ、自分が自分でないような感じがする
・コントロールを失うこと、または気が狂ってしまうのではないかという恐れがある
・身体の一部がジンジン、ビリビリとしびれる感じがする
・寒気がする、または熱っぽく感じる
緊張した場面で上記のようなことが複数ある場合は、「パニック障害」ではなくても、「不安障害」の傾向が強いので、一度医師に相談してみることをおすすめします。
ストレスのはけ口に、タバコやアルコールに頼ってはダメ
パニック障害にならないためには、不安や緊張など強いストレスを感じる場所を避けるのが最適な方法です。しかし、社会生活においてまったくストレスを抱えずに生活できる人など、まずいません。
その場合一番心がけてほしいのは、ストレスをためない、疲れをためないことです。定期的に休息をとるなどリラックスできる時間を週に一度は作ってください。また、起床・睡眠時間を一定にする、3度の食事をキチンととるなど、生活リズムを安定させることも大切です。
しかし、注意してほしいことがあります。ストレス発散方法として、お酒やアルコールなどに頼ることは絶対に止めてください。タバコはニコチンをとると正常なセロトニンが分泌されなくなるため、ニコチン切れを起こすとストレスが蓄積して不安感が増してしまいます。また、アルコールはリラックス効果目的に毎日のように飲酒を続けると、アルコール依存症になってしまうリスクも伴います。
パニック障害の治療は長期間に及ぶものになり、完治というよりもうまく弱い部分と付き合っていくということになります。まずはならないためにストレスをためない生活をすることが最も大切です。