後を一切考えずに、好きだから既婚者にアピール
大学に進学してからは、アルバイト先で出会った1歳上の男性と付き合ったり別れたりを繰り返していたとか。
「決してイケメンじゃないのに、人たらしでやたらとモテる人っているじゃないですか。彼はまさしくそんなタイプでした。妙に距離が近くて最初は少し苦手な相手だったのに、あるときから構ってくれないと寂しくなって、気づいたら好きだった、みたいな。結果、私のほうから好きになって付き合いました。
彼と別れる理由のほとんどがケンカで、1~2週間連絡をまったく取らない時期を経て、そこからメールが復活してまた会うようになり、『こんなに会っているなら付き合ったほうが良くない?』みたいな感じで復活する、というようなターンでした。
彼が最悪だったのは、たった1か月離れていただけで別の女がすぐにできること。大抵は寂しさから、ひとときだけとしてみたいなのですが、最後は戻ってきませんでした。大学の4年間はほぼずっと振り回されていました。すべてを彼で消費してしまいました」
就職活動が思うようにいかなかった歩美さんは、大学卒業後にはアルバイトとして出版社で仕事を始めます。その2年後には出版社で契約社員となるも1年で退職。転職して今の出版社に業務委託契約で勤め始めますが、そこで出会ったのが今も不倫関係を続ける翔太さん(仮名)です。最初に惹かれたのは歩美さんのほうだったと言います。
「転職先は年に4回の雑誌を出す季刊誌と、他の企業が出す本の下請けとして制作を行っているような小さな出版社で、編集部は私を合わせて8人程しかいませんでした。その中で一番私に優しくしてくれたのが翔太さんです。他の人もみんな優しかったのですが、一番気さくで人当たりも良くて、彼はみんなの中心にいるような存在でした。私、社交性のある人当たりの良い人がタイプみたいです。
具体的にどこに惹かれたとかは覚えていないけれど、気づいたら好きになっていました。出会ったときの彼は結婚1年にも満たない新婚で、結婚式を挙げたばかりだったようでした。『結婚式っていいよ~』と熱弁されたことは覚えているので、まったく意識されていなかった中で、よくこの人を好きになったなって思います…」
社内飲み会の席で歩美さんが放った口説き文句は「私、口が堅いんです」。2番目を受け入れる発言ともとれる言い方に、落ちない既婚者はいない…?後編に続きます。