かゆくて赤い「ドライまぶた」の原因と対策

香りの強いアイクリームのせいかもしれない。

one pimple can change your entire day
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乾燥肌は女性の敵。特に、顔で一番デリケートな部位=まぶたがカサつくのは非常に厄介。認定皮膚科専門医のティファニー・ジャウ・リビー医学博士によると、まぶたの皮膚は体の他の部位の皮膚より80%薄いため、外部の刺激を受けやすいという。“ドライまぶた”には炎症、皮むけ、発赤、かゆみなどが伴うし、まぶたが少し過敏になっただけでもヒリヒリ感やかゆみが生じる。そこで今回は、まぶたが乾く原因と対処法を皮膚科専門医に聞いてみた。今回は原因と対策について、アメリカ版ウィメンズヘルスよりご紹介。

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a girl scratch because of rubbing on the right eyelid
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“ドライまぶた”とは?

リビー医師によると、“ドライまぶた”とは「正常なスキンバリアが崩壊することで生じる、目の周りの炎症や皮むけ」のこと。皮膚の表面が乾燥すると皮膚の内部の水分が失われ、炎症を引き起こすそう。
他の部位と同様、ドライまぶたも手触りや見た目が変わるので見逃してしまうことはない。「まぶたがカサカサしていたり、赤くなったり、かゆみ、皮むけ、腫れが出たりするのは、ドライまぶたのサインです」とリビー医師。目の周りの皮膚は薄い上に敏感なので、他の部位が乾燥したときよりも症状は強く出るかもしれない。
皮膚科専門医のハドリー・キング医学博士によると、保湿液に対する反応からもドライまぶたの診断ができる。保湿しても皮膚の炎症や皮むけが治らないならドライまぶたの可能性があり、脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎、湿疹の可能性も考えられる。

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woman applying eye cream
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ドライまぶたの原因は?

残念ながら、まぶたはさまざまな理由で乾燥する。例えば、遺伝的な皮膚疾患、ストレス、全身の健康状態。でも、リビー医師とキング医師によると、ドライまぶたの最大の要因は、季節の変化に伴う気温の低下や空気の乾燥という。「秋冬の気候は皮膚から皮脂を剥ぎ取るため、皮膚の自然な保湿バリアが弱くなり、カサつきやかゆみが生じます」。夏は唇が潤ってスベスベなのに、冬になるとカサカサしてヒビ割れるのと同じ。
湿疹や皮膚炎を引き起こすアレルゲンや刺激物がまぶたを乾燥させることもある。「メイク、香水のしぶき、花粉だけでなく、マニキュアが引き金になることもありますよ」とリビー医師。だから新しい化粧品やコスメは、顔以外の皮膚でパッチテストをしてから使うべきだそう。そうすれば、特定の成分に対する肌の反応が確かめられる。

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ドライまぶたを治すには?

まず、まぶたに化粧品やメイクを乗せないようにすること。アイクリームやアイメイクは症状を悪化させることがあるので、一時的に使用をやめて。リビー医師の話では、いつものアイテムを肌にやさしく保湿性の高いアイテムに変えるだけでも大きく違う。「低刺激、低アレルギー性、無香料などと書かれた敏感肌用の製品を探しましょう」
それでも炎症が治まらないなら、市販のヒドロコルチゾン1%クリームを1日2回塗ってみて。でも、リビー医師が言うように、このクリームが頻繁(数週間おき)に必要な人は皮膚科でステロイドが含まれていない処方薬を出してもらい、必要な検査を受けるべき。

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また、上記の方法でドライまぶたが実際に改善しても、以前のスキンケア習慣に戻らないで。肌にやさしい敏感肌用の製品で目の周りのデリケートな肌をいたわり続け、今後の炎症を抑えよう。
リビー医師とキング医師によると、ヒアルロン酸、グリセリン、ビタミンE、ナイアシンアミド、スクアレン、セラミドは乾燥肌の強い味方。でも、オイルやワックスのような閉塞性成分(石油、ビーワックス、ミネラルオイル、シリコン、ラノリン、酸化亜鉛など)は皮膚に不活性な層を作り、皮の水分喪失を物理的にブロックしてしまうので避けておこう。

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結論: ドライまぶたは治せる。

ドライまぶたは誰にでも、予告なしに起こり得るもの。でも、絶対に治るので大丈夫。ドライまぶたを治すカギは、刺激物が使われていないシンプルで肌にやさしい製品を使うことにある。
症状が治まらないときは皮膚科医に相談を。でも、炎症を抑え、乾燥した肌を潤してくれる低刺激のアイテムを使っていれば、再発は防げるはず。

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Andrea Jordan Translation: Ai Igamoto

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