2014年2月4日火曜日

相場の一生(役に立つ話です。数万円、いや何十万円の価値のある話しです)

これは「ギャン」の受け売りです。ギャンといえばギャンアングルとかが有名でそちらを解説した本はいくらでもあるのですが、そもそもギャンが相場に対して考えていた「アキュムレーション」(玉集め)「ディストリビューション」(玉の売り払い)について記述してあるものは少ないのですね。

これは仕手やさんなら常識ですが、知らない、意識しないで相場を張る人間が実に多い。知っているかしらないかはまるで海図(あるいはGPS)を持って航海にでるか否か、それくらいの差があります。

繰り返します。今日のこのブログは絶対に読むべきです。読んだらお金くれっていうくらい価値が有る話だと思ってます。っていってもちょうど100年ほど前にギャンが本に書いてたことなんですが。
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相場の一生(もちろん、この図式に当てはまらない株もあるけどそういう株は触らない)クリックで拡大します。
まず、株価が低迷すると、「この株は上がる」あるいは「上げてやろう」という人たちが株を買い始めます。自分の買いが値段を上げないように、静かに静かに。ドカっと値段を上げないように買うから上値は限定されますし、下がったら「しめた」とおもって買います。結果としてこの「アキュムレーション」期間は出来高が少なめで、株価は横ばいを続けます。(よく見ると実は下値が切り上がっていくことが多いんだけれども。それは株を買い集めているから下がりにくくなっていくんだな)

新天地が「安値圏で値動き少なく推移している株をウォッチし続けろ」と書くのはそういう理由です。大きな相場というものはこういうふうに玉集めが長く多く続かなければ作れないのです。半年やそこらで終わってしまう仕手戦も多いですが、その裏では何年も(あるいはほとんど人生をかけて)株集めが進行していたりします。動かない株をじっと見ていても仕方ない面がありますが、そういう株をいくつもいくつもウォッチする(あるいは定期的に月足や週足のチャートブックを買ってきてくまなくチェックする)ことで初動につくことも可能かもしれません。

さて株が集まると次の段階に入ります。「買いを仕掛け」るのです。出来高の急増とともに株価は大きく上昇します。なぜ株価が上昇するかといえば「すでに株が集まっているから」。もっと上がるだろうと思う集団たちが買い込んでいることで下まで売られることが少なくなり、需給から株が上がっていくのです。いつも「年初来高値一覧」をチェックし、平行移動している銘柄としてリストアップした銘柄を突き合わせていけば「初動につく」ことも可能になるでしょう。

こうして相場は上昇を続けます。この時、反落した安値を線で結んでいくと「トレンドライン」と呼ばれる線が見えてくるでしょう。相場は一定のスピードを保って上昇していくのです。
そして、このトレンドラインから上に行き過ぎると反落するし、(ここで小刻みに売るのもいいでしょう)トレンドラインまで下がってくれば押し目買いのチャンスでもあります。

しかしながら相場は永遠には上昇しません。いわゆる「本尊」は売り抜けなければいけないのです。ある地点で需給は均衡し、さらに下向きに変わります。これが「ディストリビューション」(売り抜け)です。相場は天井を付け大きく反落します。例えばどんどん上がっている間は押しても20円だった株が40円押したと。それこそ「天井」のサイン。本尊が売りに回っていて、提灯筋の買いでは支えきれなくなっているのです。しかし、その下げの間では本尊は売り切ることができない場合もあります。じゃあどうするか。ある程度押し目を作ったら「ウリを止め」逆に見せ玉(違法ですけど)とか少し買いを入れてみたりしてレンジ相場に持ち込むのです。そして「この相場はまだ終わっていない」とか噂をながしてリバウンド狙いの買いを呼び込んだりして値段を維持しつつ巧妙に売り逃げを測ります。(卑怯は褒め言葉)相場は熱狂してますし値動きが激しいとそれだけ短期の参加者が増えますからそこで売り切るんですな。

高値をつけた銘柄がレンジ相場を形成しているなら売り屋は絶対に見逃してはいけません。レンジ相場の上限にきたら空売りを入れるのです。新高値を取ってきたら諦めて買い戻す。何回か繰り返せば利益が生まれるでしょう。

更にこのレンジ相場で本尊が売り切ったりすると当然「レンジの下限で値段を支える」人間はいなくなります。あるいは相場環境が悪化すればレンジを支えきれなくなるので「値段かまわず」売ってきます。レンジを注目する第二点は「レンジを下抜けた時」です。ここで売りに入るとあとは大きな下げが起こる確率が高いのでより大きな利益が狙える、そういうわけなのです。
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え?なに机上の空論言ってるんだって?
じゃあ、5480のチャートを見てみましょうか。

クリックで拡大
ずっと横ばいが続いていた時期。この間に株をじっと集めていた人間(たち)がいたんですな。そして頃合いを見計らって買いを仕掛けます

「トレンドライン」にそって一定速度で上昇した後400円をつけトレンドラインを割り込む形で298円まで下落。総トレンドラインを見ていればそこで「相場が終わった」可能性をいち早くしることができます。そして298円まで落ちたところから「レンジ相場」が形成されます。新天地の想像に過ぎないですがこの間に「本尊」は値段を保ったりしながら売り抜けを図っていたはずです。何度も上昇下降を繰り返しますが400円の高値は抜けず。戻るところで売りポジションを作れればそれはいい種玉になり得たでしょう。
そして昨日レンジを割り込んで大きく下落。アイランドリバースまで形成するというおまけ付きで強烈な下げになりました。もちろん、リバウンドする可能性もありますがこの下げは「相場:が完全終了した下げ。本質的には「買ってはいけない下げ」です。値段かまわず売ってきているか、あるいはもう値段を支える必要がなくなったから大きく下げたのです。。

レンジに注目すべき理由がわかっていただけたでしょうか???

常にこんな「ポイントポイント」で勝負できるわけではありません。なので複数の銘柄(そうですね数十の出来高の多い銘柄たちを)つねにウォッチしておくべきです。PCは一覧性が低いのでチャートブックがいいかもしれません。安値で息を潜めている銘柄、高値でレンジ相場を続けている銘柄。こいつらがトレンドを持った時、そこが勝負の場所になります。

3 件のコメント:

  1. 早速 読ませていただきました いぬ と申します。沢山カネのある人では無いので みみっちい商いしか出来ませんが 大変勉強になりました。

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  2. yahooの板で拝見させて頂きました。勉強させて頂いております。
    aroe***と申します。よろしくお願いいたします。

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  3. 良い内容です。
    ありがとうございます😊

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