評価バーが赤くならないかなぁ~~~~(願望)
クィディッチシーズンが開幕した。
シーズン開幕戦第一戦はグリカスvsスリカスという因縁試合のはずだった。
はずだった――が。
残念ながら、マルフォイの腕が先日のバックビーク騒動の末死亡していたため~~とかなんとかキャプテン・フリントがテキトーなパチぶっこいてスリザリン戦は延期。
仕方ないので繰り上げでハッフルパフ戦をさきにやることになっていた。
つまり、ハッフルパフのクィディッチチームは、犠牲になったのだ。
ハグリッドとバックビークの勝手な暴走。スリザリンとグリフィンドールの好き勝手な暴動の犠牲に。
「という、手段を選ばないフリントのフリントによるフリントのための姦計」
「流石キャプテン! (人間として持ち合わせた倫理観が邪魔して)俺たちにできないコトを平然とやってのけるッ! そこにしびれるあこがれるゥ!」
「フリント最悪だな」
「なんとでも言え。今年のウッドはマジでやばいということがよくわかった。ので、ディゴリーには人柱になって貰う」
フリントは見ただけで殺意を催すようなドヤ顔をくりだした。
イケメンに弱いべスが顔を覆う。
「可哀想なセドリック……」
「きにすんな。どうせあと1年でアバダされる運命だからよ」
「なんだ、じゃーいいや」
「黙るフォイ」
と、言うわけでスリザリンチームのメンツは開幕戦で珍しく集団観戦することになった。
スリザリンの応援席にはボブ髪の美少女パンジー・パーキンソンや唯一ボガードを攻略した女傑、ミリセントが座っていた。
尚。ボガードのせいでSAN値が直葬した奴らはうつろな目でぶつぶつぶつと誰もいない空間にしゃべりかけていたりしたが、ホグワーツではよくあることなので上級生は基本的にスルーしていた。
『さァーーて! 始まりましたァ! 今年もこの光景が! 空の戦いが! 今年はホグワーツ上空が何色に染まるのでしょうかーー! まぁ、基本的には毎年真っ赤なんですけどねw いろんな意味で』
『グリフィンドールの赤に決まっているでしょう何を言っているのですか』
『HAHAHAHA! ジョーダンです』
やがて黄色いユニフォームを纏った大群が現れた。
毎年サンドバックになる、噛ませ犬集団アナグマ寮だった。
『えー……今年はキャプテンが代替わりした模様です穴熊チーム。セドリック・ディゴリー、シーカーですね! シーカーにしてはガタイがいいことが難点ですが、急旋回が非常に得意な選手です』
『今年のチーム編成はかなり変更されているようですね、さてどうやることやら。では上から目線でせいぜいお手並み拝見といたしましょう』
ホウキの上からセドリックというなのハンサム☆ガイがにこっとさわやかな笑みを浮かべて自らのチームを睥睨する。
「えー……なんかDJと副校長に色々言われてるようだけどー……リラックスしていこう! 大丈夫さ! 普段通りにやっていれば!
勝ち負けは大した問題じゃない! みんな、楽しんでいこう!!」
「「「YES! キャプテン!!」」」
「ん?」
「あれ?」
応援席のべスとマルフォイは思わず目を丸くした。
そんなこともスルーし、ハッフルパフの選手たちは円陣を組んで肩を寄せ合う。
「ハッフルパフは誠実と努力の寮だ! 正々堂々! 日ごろの成果を発揮しよう! 行くぞ! ハッフルー!」
「「「「ファイ!オー!」」」」
そのあと、さわやかにハイタッチし、各自ウォーミングアップに入っていった。
べスとマルフォイは、そんな彼らの様子をただ茫然と眺めていた。
「……」(おかしい……おかしいわ……)
「……」(なんだこれ……なんだ……この……健全な青少年のセリフは……)
「俺たちが失っちまった青春、それが――あそこには、あるんだな……」
べスの相方はしみじみと自分が手にしたかったもの――だが、決して二度と戻れない場所を眺める嫉妬のような羨望のような郷愁のようなまなざしをむけるのだった。
『クソむかつきますねーー! イチイチ鼻につくよねイケメンは!! さーて、お次はわれら――グリフィンドール!! 選手入場ーーー!!』
ジョーダンが叫ぶと真っ赤なローブをはためかせた、ハタ迷惑な集団が風邪を切って現れた。
真っ赤な衣装をまとった血に飢えた獅子達を率いるのは、若き雄。キーパー兼キャプテンのオリバー・ウッドであった。
あたかも鬣のように赤いユニフォームを風に靡かせながら、ウッドは怒声を発した。
「我々は勝たねばならない!!!!」
マイクなしでも響き渡るほどの大声だった。
「そう」
「これフォイ」
「これだ……これだ……コレこそが!」
「僕の」
「私の」
「「クィディッチだ!!」」
「お前らもう戻れねぇのな」
2年生の時点で狂った演説しか聞いてこなかったべスとマルフォイは、もう何もかもが手遅れだった。
「我々は勝たねばならない!! ただ勝利をひたすらに追い求めなければならない!! なぜか!!
それは!! 俺たちが!! この世に!! 生まれてきたからだぁあああああああ!!!!」
「ウッドさんヤベェな。見て、あの飛躍っぷり。完璧な飛び方だわ。頭が」
「頭にクアッフルぶつけすぎて遂に狂ったのかフォイ、っと全世界に向けて問いかけてみルフォイ」
「騎士道って何だったんだろうな」
「元々は敵を完膚なきまでに叩いてつぶすためのものでしょーが特に問題ないわよ」
「それもそうだな」
「生きる意味の為! そして! これから先、生きていくためにッ!!
我々はただ一心不乱に勝利を希わん!! たとえそれが!! 仲間の屍を超えようとも!!!!
問おう!! グリフィンドール諸君!!
貴様等は何だぁ!!」
「「「「我らグリフィンドール!! 意志こそが我が力なり!!」」」」
「貴様らの敵は何だぁ!!??」
「「「「セドリック・ディゴリー!!」」」」
「え、僕?」
名指しされたセドリックはかなりビビっていた。
「そうだ! あのいかにも掘られてそうなイケメン☆ナイスガイに、テメーが掘ったのはケツじゃなくて自分の墓穴だったっつーことを教えてやれぇ!!獅子王の旗の名に誓いぃいいい!」
「「「「狩りの時間だぁあああああああああああああ!!」」」」
「ウッドこゎ。。。」
「これセドリック死んだなフォイ」
「ナムアミダブツッ!」
こんな感じで、血を血で洗う泥仕合は、最悪の雨天の中で決行された。
試合の流れはかなり切迫したものだった。
クアッフルが選手間を行き交い、ブラッジャーが乱れ撃ちあい、その中を必死に金色が逃げ惑う「なーんだいつもと同じじゃーん」って試合だったといえよう。
ただ今回は激しく叩き付ける雨粒が超速度で飛び回っている選手たちの体力を確かに削っていくのが理解できる。やがて叩き出されるスコアは80対50。
グリフィンドールが30点のリード――だが、まったく油断のできない点数となった。
ゴールの傍でウッドは奥歯を噛みこんだ。
甘く見ていた、と己を恥じたのだ。
セドリック・ディゴリーを甘く見ていた。
奴はただ優秀なだけのシーカー……だと思い込んでいたのだ。キャプテン歴も何もかも自分のほうが優れている、現に、ただスニッチを追い求めているだけのシーカーとフィールド全体を見渡す素養が求められるキーパーとではその『視点』からして違う――だから、ディゴリーは守備に重きを置き、できるだけ体力と集中力を温存。長丁場で相手が息切れしたところを狙ってスニッチで逆転優勝を狙う『長期戦型』のチーム編成で来るのだろう……と予測していた。
だが、セドリックはその逆を見事についてきたのだ。
守備ではなく、攻撃重視。しかも一人のエースではなく、チェイサーの連携プレーを主とした戦術。
誰か偉大な『個人』ではなく『団体』の力をセドリックは信じていた。
そう――人を択ばず、誠実に努力し続ける穴熊寮の素質、セドリックはソレを完全に理解していたのだった。
才能主義の側面が強くワンマンプレーの多いレイブンクローや、個人個人の我が強すぎるグリフィンドールでは再現が難しい戦法。逆に言えば彼らが最も苦手とする戦法だった。
(畜生……俺がドクトリンを読み誤った……!)
脳みそまで筋肉、と言われるウッドではあるが戦術的なことに関しては頭が回る、と自負していただけに、今この瞬間プライドがズタズタに引き裂かれそうになっていた。
だが、『今』自分を責めて何になる?
後悔も自責も反省も、すべては『終わった後』にすればいい――とウッドは確信した。
ウッドはビーターであるフレッドとジョージに『セドリックをブチ殺せ』と命令を送るべく、ハンドサインを送ろうとした。
その時だった。
ウッドの目に。
黒い影が飛び込んできた。
「アレは……」
とっさに過ったのは、自らのチームのシーカー。
『生き残った男の子』と世間からは呼称される少年、ハリーのことだった。
●
客席でもその異変に気付きはじめた。
「なんだ? この感じ……」
「寒い……」
「汽車の中で……」
まるで、二度と自分は幸せになれないんじゃないか、という絶望感。
凍るような恐怖が背筋を這い上る感触に思わず何人かが身震いした。
そして、空を見上げてその予感が当たっていることに気づくだろう。
誰かが悲鳴のような声を上げた。
大きな声ではなかったのに、嫌というほど響き渡った。
「吸魂鬼だ……!」
「な、なんで!?」「どうして!?」「ヤベェ!来るぞ!!」
誰もがわぁわぁと騒ぎ立てた。
おそらく、『それ』に気づいていないのは競技中の選手だけだろう。
マルフォイは寒気を覚えた。
「なんだフォイ……なんかもう、クソ……あぁもう!」
「うわぁ、なんかすごい鬱だ、そうだしのう」
「何のたまるフォイ! 静かにしてろ!」
一緒に観戦していたべスの相方ビーターであるボールがカッターナイフで手首を切ろうとしていたのをマルフォイがはたき落とす。誰もかれも多かれ少なかれ影響を受けているようにマルフォイは見えた。
真っ青の顔になっている者や、泣きそうなのを必死でこらえる女子生徒。
「違うんだ俺のせいじゃない!俺は悪くない俺は悪くない仕方なかったんだぁああああ! まだ子供だった! 何もできなったんだ! 僕のせいじゃない! 許して……許して義父さん……!」だとかトラウマを刺激されたザビニが発狂する声とか「アスティ! アスティどこ!? 離れないでよぉ離れないでひとりにしないでお願いだからぁああああ!」とかダフネが泣きわめく声が聞こえたのでうわコレ相当ヤベェなと少年は思っていた。
ふと、マルフォイの頭をかすめる何かがあった。
そうだ、べスは大丈夫なのか。
複雑な家庭環境だとうっすら聞いていた。具体的には知らないが、彼女も何らかのトラウマに縛られる立場の人間であるということを思い出す。
先日のボガードではさっぱりわからなかったが。もし、そうだとすれば、あいつら程じゃないにしろ吸魂鬼の影響を受けるかもしれない――と。
一縷の心配が杞憂であることを願いながらマルフォイはべスの名前を呼んだ。
「べ……ラ、ラドフォード!? 大丈夫か!? 吸魂鬼が――!」
「んだよるっせーな。騒ぐな喚くなころすぞフォイカス」
「フォイ!?」
「お前、うるさい黙れブチ殺すぞ」
べスは顔色ひとつ変えてはいなかった。
元々色の白い肌はやっぱり平常運転だったし、きりっと吊り上がったやや気の強そうな目は曇天をそのまま反映したかのような色だった。きのせいか、ウェーブのかかった豊かな黒髪はいつもより艶めいているようにすら思える。
(……前から思っていたんだが、べス……)
マルフォイは確信した。
(……コイツ全然吸魂鬼効いてないフォイ!!)
「なによ、皆ピーチクパーチクうるさいわね。一体どこのヒッポグリフの群れですか折角ハリーの断末魔が見れると思ったのに台無しじゃないの」
「吸魂鬼のせいだフォイ! 君、全く通じてないんだな!? 君、嫌な気持ちとか怖いとか二度と幸せになれないんじゃないかとか思わないんだな!?」
「はぁ? 完璧に幸福に決まってんでしょ頭沸いてんですかホグワーツで幸福じゃないとかアバダされても文句言えないわよただでさえ校長とかルーピンとか今年ヤバい奴多いんだから」
「いや、そうじゃなくってフォイだな……あー……もういいフォイ……」
この女やっぱ規格外だぁ……とマルフォイは安堵とも憧れとも羨望とも呆れともつかない感情を抱いたのだった。
それを人は恋と呼ぶ。
「大体なんで皆こんなになってんのよ? 意味わからんわ」
「あー……他のヤツには効果てきめんだフォイ。特にトラウマもってそうなヤツとかにはな」
「なんでや、吸魂鬼さん悪くないでしょ」
「どこをどう回ったらその思考回路になるんだフォイ……」
「当たり前よ、あの人たちはそんな悪くないわよ。話せばわかるじゃないの。だって、現に」
べスは大きな目をぱちくり、とさせて言った。
ばっさばさと上下するまつ毛が音を立てそうだなぁ。などとアッパラパーなことをマルフォイは思った。
「こうして『クィディッチ見に来てください』ってお辞儀したら、ちゃんと来てくれたもの」
「なんだ、話せば分かるフォイ……っておま……おま……お前かぁあああああああああああああああ!」
マルフォイは悟った。
やっぱこいつ規格外なんだなぁ、と。
「なんということを……ラドフォード! 君はなんということをしたんだ!?」
「あ? つーか可哀想でしょーが、吸魂鬼さんが! あのひと達はずーっとアズカバンで看守とかカスみたいな闇労働させられて次は学校の門番よ?! だったらこれ位呼んだっていいでしょ人種差別反対!」
「普段純血万歳穢れた血死ね!とか言いまくってる口が何言ってんだフォイ!?」
「純血>アズカバン>>吸魂鬼>>>>>>>>>>>>魔法界の壁>>>穢れた血でしょ常識」
「どのみち君のせいで大変なことになってるフォイ」
「これしきの小雨で何鬱になってんのよ、どいつもこいつもメンタル弱いわね」
もう、何を言っても無駄のようだ、とマルフォイはあきらめた。
「コォー」(今日非番なので来ちゃいました! わぁ、皆かわいいなぁ!)
「コォオー……」(クィディッチ懐かしいです、思わず童心に帰っちゃいそうですねw)
「コォー……」(お、黄色い子がスニッチ捕まえそうですよ! 頑張ってください!)
「コォオー……」(平和ってやっぱり素敵ですねー!)
尚、このときハリーの脳内に母親の最期とか父親の声とか「お辞儀するのだ!」とかリフレインしているけどそんなこと誰もわかんなかった。
やがて、気を失ったハリーがホウキから落ちる。
ハリーは重力に従い自由落下した。
グリカス共が叫び声をあげた。
フリントも叫んだ。
「おらっしゃぁあああああ! 死ね! ポッター死ね!! 落下死しろぉおおおおお!」
「きゃ、キャプてーん!?」
なんか元気になっていた。
「キャプテン落ち着いてください! どうしたんだ一体!?」
「るせぇ! ここであのメガネがくたばりゃ俺たちは優勝なんだよ!! 生き残った男の子だとか魔法界の希望だとかそんなこと知るか!! スリザリンの優勝のために! 死ねポッター!!」
幸福感にあふれると人間は吸魂鬼のもたらす絶望とかそうゆうのはどうでもよくなるらしい、とマルフォイは頭の中のメモ帳に超メモした。
「待って、キャプテン! まだニンバスが残ってる!」
「しまった! 何だか今、別の世界線においてはアレは暴れ柳に激突して木っ端みじんにされる運命にあるような気がする!」
「暴れ柳は死んだわ」
「シット! マジかよファッキン」
「フリント……パラレルワールドの知識得てるのかよ……」
ニンバスは今、自由に向かって飛び立った。
もうハリーは居ない。そして生涯最大の障害になるはずだった暴れ柳もない。
やった、これで自由だ。
ニンバスは大空いっぱいに自由をかみしめながら飛び立った。
そのときだった。
1年前まで、暴れ柳が生えていた場所。今は切り株が生えている場所に、一人の人間がいるのが分かった。
年齢にして13歳ほどの少年で、緑色のフードをした長いローブを纏っている。
そして、彼は、
シャンパンタワーの如くゴブレットでタワーを作っていた。
「……こんにちわ。セオドール・ノットです。去年シャンデリアにされていましたが、いろいろあって復帰しました。復活記念に一発芸を見せようかと思います。見てください」
ノットが積み上げた『ゴブレット』のタワーの上によじ登ると、上から酒瓶を垂らした。
それは、アイルランドの誇るスピリッツ。
ノッキーン・ポチーンだった。
ほぼ「工業用アルコールの間違いじゃね?」と突っ込まれそうなアルコール度数90度のトンデモ酒である。
頭上からほとんど工業用アルコールを注がれた『ゴブレット』は。
「フィニート!! コンフリンゴ!!」
呪文と共に。『ゴブレット』のかけられていた術が解け、そこから大量の尻尾爆発スクリュートが折り重なって現れた。さらにその上にほとんど工業用アルコールが四散する。
爆発呪文を唱えられ。発火点を超え、さらにそれが引火した結果――――。
瞬く間に連鎖爆発を起こしたのだった。
それに巻き込まれたニンバスはあっという間に小枝すら残らぬ炭と化した。
何もかもが一瞬にして消え去ったのだ。
束の間の大空だった。
一瞬の自由だった。
その大爆発は、はっきりと応援席からも見ることができた。
「ノット……生きてたのかフォイ!」
「だれだっけ?」
スリザリン席ではべスとマルフォイが全く逆のリアクションをかましていた。
同じく、グリフィンドールの応援席では、ハーマイオニーがその爆発を認め、すっと目を細めた。
「……腕を上げて、帰ってきたのね……」
「まさかあのボマーが帰ってくるなんてね……おったまげさ! マー髭ー!」
「いいわ――なら、もう一回燃やしてあげるわ!!」
ハーマイオニーの目は完全に放火魔のそれと化していた。
「ふぉっふぉっふぉ……おもしろくなってきたのぅ……」
「コォー……」(爆発だーー!)
「コォオー……」(大変だー! 生徒さんたちを守らなきゃー!)
「コォー……」(俺たちが盾になるー! 爆風を生徒さんたちに近づけるなぁー!)
「戻ってきたぞぉおおおお! グレンジャーァアアアアアアアアア! ロックハート先生の敵は――――俺が取る!!」
セオドール・ノットは盛大な勘違いをしていた。
次の更新はもう少し先になりますスミマセン謝罪しますペコリ。
以下主なスリザリン生についてのまとめ。
・ブレーズ・ザビニ・・・イケメン枠。黒人。母親美人。
トラウマ発症につき心神喪失状態
・ダフネ・グリーングラス・・・美少女。純血の名家28一族出身
祖先の呪いが血統遺伝する恐怖と戦っている。
じゃ純血やめればいいと思う
・セオドール・ノット・・・帰ってきた男の子。
目的は岩心先生の復讐とハーマイオニーへの逆襲。
聖28族出身。つかこいつの祖先が聖28族名簿作った。
父親がデスイーター。
・ミリセント・ブルストロード・・・聖28族出身。剛の者
・パンジー・パーキンソン・・・聖28族出身。映画よりなので美少女設定。
影薄い。