土ドラ・個人差あります #07[字]【知らない自分に会う覚悟はありますか】…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

土ドラ・個人差あります #07[字]【知らない自分に会う覚悟はありますか】

女になった夫は離婚を選ぶのか?妻は女装の男と最接近、そして未知の扉が開かれる…。奇妙な三角関係の行方は?多様な異性化経験者も登場し思い激白!更なる怒涛の展開へ!

番組内容
晶(夏菜)は妻の苑子(新川優愛)のことを慮って離婚を考え始めていたが、上司の澤(大浦龍宇一)に一方的に決断することの傲慢さを窘められ、話し合いを勧められる。
一方、苑子は友人のスミレ(女装した澤・大浦龍宇一)と話している中で、別居している夫が「異性化体質」であること、浮気をされたこと、それでも夫への愛情は揺るがないことを打ち明けてしまう。それを聞いて、スミレは……。
番組内容2
又、真尋(紺野彩夏)と女友達の久美(泉マリン)は関係が近づき、友達の線を徐々に越えていって……。
そんな折、晶は医師の勧めで「異性化」を経験した人が集まるミーティングに参加する。
初めて異性化した人々の様々な生き方、考え方に接した晶は……?
出演者
夏菜 
新川優愛 
白洲 迅
 / 
馬場徹 
紺野彩夏
 / 
大浦龍宇一 
大水洋介(ラバーガール) 
ビッケブランカ
 / 
長野里美 
螢 雪次朗 
鶴田真由
スタッフ
【原作】
「個人差あります」(講談社「週刊モーニング」所載)
※「ます」は枡記号

【企画】
市野直親(東海テレビ)

【脚本】
ひかわかよ

【音楽】
yuma yamaguchi 
犬養奏

【主題歌】
JUNNA「曖昧な2人」(フライングドッグ)

【挿入歌】
ビッケブランカ「魔法のアト」(avex trax)

【演出】
紙谷楓(共同テレビ)

【プロデュース】
河角直樹(東海テレビ) 
水野綾子(共同テレビ)
スタッフ2
【制作】
東海テレビ 
共同テレビジョン
ご案内
【公式サイト】
https://www.tokai-tv.com/kojinsa/

【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra

【公式Instagram】
https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/

【公式TikTok】
https://www.tiktok.com/@dodra_tokaitv

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 異性化
  2. 自分
  3. 男性
  4. スミレ
  5. 久美
  6. 真尋
  7. 駄目
  8. ホント
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  10. 一人
  11. 苑子
  12. 友達
  13. 女性
  14. 女装
  15. 相手
  16. 問題
  17. サトミ
  18. 気持
  19. 仕事
  20. 川野

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

(苑子)
スミレさんに出会えてよかった。

(真尋)自分に自信がついたら
伝えようと思って。

(晶)《別れることが 愛情?》

♬~

♬~

♬~

ハァ…。

(澤)何か あった?

えっ。

ネックレス 最近してないよね。

あっ…
ホンット よく見てますね。

プライベートの悩みは

仕事に集中して
忘れちゃうのも手だけど

それが無理なら
ちゃんと解決した方がいいよ。

解決というか

結論は もう出てるんですよね。

結論?

離婚 しようと思ってます。

あっ そうだ。 離婚の手続きとか
色々 教えてくださいよ。

原因は 異性化?

それとも…。

(せきばらい)

浮気とか?

それも お見通しか…。

妻は優しいから

異性化した俺を放り出すことが
できないんですよ。

浮気が許されたとしても
俺は この体のままだし…。

それに
妻は子供を欲しがってます。

だったら 俺が身を引くのが

彼女が これまで
してくれたことへの

恩返しですよね。

恩返し…。

はい。

「よかれと思って」は 時に傲慢だ。

ゲーテですね?

いや これは俺。

俺?
今 思い付いた。

傲慢… ですか。

相手のことを思ってるようだけど
相手にだって意思があって

考えることも
決断することもできる大人でしょ。

なのに 離婚なんて重大なことを
一人で勝手に決めるなんて

傲慢以外の何物でもないと

俺は 思うな。

ちゃんと 話したの?

いや まだ…。

とことん話し合わないと
後悔するよ。

経験者は語るってやつ。

ありがとうございます。

でも… もう手遅れかな。

苑子は もう

俺と話し合う気なんて
ないと思います。

お~ こんな感じなんだ。
狭いでしょ。

一人だったら十分だよ。
私も一人になりたーい。

えっ?
あっ たまにね たまに。

何だ びっくりした。

欲張りだなって自分でも思うよ。

娘も大事 旦那さんも大事
一人の時間も大事だし

仕事も友達も趣味も
全部 欲しいんだから。

最近さ 男友達と会ってる?

ああ この間 久しぶりに。
何で?

えっ… あ…。
あっ 苑ちゃんにも できた?

ん~… それがさ
できるかなと思ったんだけど

違ったのかもしれない。

自意識過剰かもしれないけど。

(美沙)どうだろうね。

スミレさんと会うと
すごく楽しいの。

新しい世界を知れるし

こう 抑えてた自分が
出てくる感じもあって。

抑えてた?
無意識にね。

相手が嫌がるだろうから
これは やめておこうとか

結構 あって。
あ~ 苑ちゃんって

そういうとこ あるもんね。
うん。

晶のことが知りたくて

異性の友達をつくってみようって
思ったんだけど

自分のことも
ろくに知らなかったんだ

っていう発見だった。

ふうん。

新しい友達ができた感じがして
うれしかったな。

でも スミレさんは
しっかり男の人なんだよ。

私の予感が本当なら
このまま振り回すのは

スミレさんの好意を
利用することになるよね。

…って また 自分の気持ち
抑えようとしてるの?

晶君以外の人を

好きになっても いいと思うけど。

≪(雪平)また残業してたのか。

お疲れさまです。

夜道 一人じゃ危ないぞ。
あんまり根詰めんな。

最近 集中できてなかったんで。

あっ せっかくなんで
一緒にアイデア出しします?

いや…。

この時間に2人でいると…。

ニュートラルって ないんですか?

えっ?

正直 仕事しづらいです。

すまん。

お疲れ。

ハァ…。

(澤)おおっ。
(雪平)あっ すいません。

お疲れさまです。

お疲れ。

フゥ…。

(川野)
あたしは ブルベの夏だから

明るいくすみカラーを選ぶとかね。

じゃあ 今日のアイシャドーも
その明るいくすみカラーってやつ?

ん… 今日は ちょっと違うの。

何で? あっ 服に合わせてとか?

えっ どうした!?
えっ 何か まずいこと言った?

ううん あの… 昨日 泣いたから
目が腫れちゃって。

それ ごまかすためのメイクなの。

あっ… えっ…。

彼氏に振られちゃったんだよね。

そうだったんだ…。

ちょっとだけ
自分語りしてもいい?

もちろん。 好きなだけしてよ。

あたしはね! 彼といると
気を使わなくて楽だから

相性がいいんだと思ってたの!

うん。
記念日は全部やりたいとか

休みの日は出掛けたいとか

何言っても 「いいね」って
言ってくれてたから。

《今度の週末さ 箱根 行かない?
温泉とか》

《いいね》

(川野)で 昨日 友達3人で
ご飯食べるから来てって言ったら…。

《あっ 今度 焼き肉行くときさ
友達 呼んでいい?》

《山谷っつうんだけど》
《うん いいよ》

(川野)来てはくれたんだけど
帰りにね…。

ホントは
行きたくなかった… とか?

うん。
記念日も大変だし

休みの日は家で休みたいし

あたしの友達は他人だって。

今まで 無理して
合わせてくれてたらしい。

昨日から
ずっと考えてるんだけど

彼が話してくれたことが
一つも思い出せないんだよね。

あたしが ばーって しゃべって

彼が うんうんって
相づち打ってる姿は

思い出せるんだよ。

ってことは あたしが彼の話
聞こうとしてなかったのかな?

《雪平さん いっつも
焼きハラス定食 頼むんだけどさ》

(川野)難しいね 恋愛って。

あっ ごめんね
しょうもない話 聞かせちゃって。

いや ドキッとしたわ。

(川野)えっ?

自分も 思い当たる節あるなって。

あっ…
そういえば まだ別居中?

うん。

長くない? 大丈夫?

まあ 駄目だよね。

(通知音)

♬~

(しずちゃん)健康診断?
(山里)しずちゃん!

どやったん?
いやいやいやいや… あらら

飲んどく?

おすすめ!

(宮沢)<ちょっと頑張った日は>

(小栗)ちょっと高級なビ-ルでしょ!

<それ 良いと思います!
手に取る前からもうワクワク>

<サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」>

うまっ
<ちょっと高級なビールですもの>

≪(スミレ)お待たせしました~。

わぁ~ スミレさん
そのワンピース すてき!

フフ。
行きましょ。

足元 気を付けてくださいね。

階段とか
裾踏んだりしたら大変…。

あっ!

ごめんなさい。
いえ。

≪(男性)ねえ。

大丈夫?
(男性)ケガしてない?

大丈夫です。 お気遣い…。
(男性)あっ…。

大丈夫そう。
(男性)うん よかった。

(男性)よかった。

正直 腹立たしいです。

人が どんな格好しようと
勝手じゃないですか!

仕方ないですよ。
実際 異質な存在ですから。

何言ってるんですか。
いいんです。

おじさんが 一生懸命
肌白く塗って 目元盛って

スカート揺らして歩いてるなんて
好奇の目で見る方が自然ですよ。

そんなこと
思ってても言わないでください。

いや だって…。

思ってないなら
なおさら言わないで。

私には スミレさんが
自慢の友達なんです。

サトミさんは どうして そんなに
女装に理解があるんですか?

ごめんなさい
立ち入った質問だったかしら。

実は 私の夫 異性化体質なんです。

あぁ… 異性化したのは
少し前のことで

その後 男性に戻ったんですけど

最近 また異性化してって
目まぐるしくて。

今は女性の見た目で生きる
夫の気持ちを

理解しようとしている
ところなんです。

あっ
別居してる話 しましたっけ?

ええ。

《妻は優しいから

異性化した俺を放り出すことが
できないんですよ》

《浮気が許されたとしても
俺は この体のままだし…》

《浮気されたんです》

《まあ 普通じゃない
状況ではあったんですけど》

今は 自分と向き合う時間だと
思っていて。

スミレさんのおかげで

知らなかった自分と
たくさん出会えました。

それと…。

夫への愛情は
結局 揺るがないってことも

はっきり分かりました。

そこまで思ってるなら
その気持ち 伝えないと。

駄目なんです。
どうして?

夫が
私との人生を選ぶということは

男性としての人生を
諦めることなんです。

結婚は 駄目になったら苦しいけど
きっと 時が癒やしてくれます。

だけど 性別は

それとは
次元が違うことだと思うんです。

自分自身と
切り離せないものだと…。

それは 相手のためですよね。

サトミさん自身は
どうしたいんですか?

私は…。

夫に なるべく笑っていてほしい。

隣に私がいない方がいいなら…。

でも まだ 思い切れなくて。

(花火の音)

しっかし 男と女ってのは
難しいもんだねぇ。

別に 俺らは
何も変わんねえのにな。

変わんないのは お前くらいだよ。

えっ そう?
氷 もらうぞ。

ん? 何だ これ。

ああ…。
磯森が作ったの?

あっ…
俺が初めて異性化したときに

苑子が異性化のしおりっていうの
作ってくれて

それ まねして。
ふーん…。

ほら あの… 苑子の方がさ
名字 変えなくちゃいけないじゃん。

だから ほら 銀行とか免許とか
手続き 必要になるだろ。

そういうの やってもらうのも
何か申し訳ないなと思って。

でも そういうのは
苑子さんの方が

よっぽど詳しいだろ。
結婚するとき経験してんだから。

でも お前…。
要するに 別れたくないんだな。

違う 違う!

ホントだって…。

そんなに 嫌なら
別れるのやめれば?

もう一回やり直そうって
頭下げろよ。

向こうは俺と話す気がないんだよ。

だから 頭下げろって。

連絡は取れるんだろ?

だったら 取りあえず 嘘ついてでも
会う約束を取り付けて。

嘘?
ほら 親が倒れたとかさ。

駄目だろ それは。

じゃあ… 雨漏りしたとか
泥棒が入ったとか。

駄目! 嘘は駄目。

駄目かぁ。
ん~ 他 何かいい嘘は…。

あぁ 嘘は駄目か。 うーんと…。

また 決め付けていたんです。

私は女で 男の人を愛して生きる。

それ以外の道を
考えたこともなかった。

先生は 晶さんと 女性同士で
生きてくおつもりなんですか?

晶が望むなら。

晶さんが望めば
先生は それでいいんですか?

いつか
男性の体を求めるときが来ても

それは もう かなわないんですよ。

私にも 覚悟があるか?

おっ 先客。

ああ 部長。

あれ やめたんじゃ?

5年ぶりかな。
(雪平)どうして また。

ちょっとね。

俺さぁ 女装が趣味なんだ。

(せきこむ音)

じょ… 女装ですか?

うん。

初めは 家の中で
自撮りして満足してたんだけど

あるとき
女装したまま外に出てみたんだ。

そしたら そこには

新しい自分と
新しい出会いがあった。

恋もしたよ。

その人は 優しくて真面目で

一本 曲がらない
意志みたいなものがあって

女装にも理解がある。

ただ 別居中の夫がいる。

そのまま 復縁しなければ
と思ったこともある。

男の姿で会ってみようかとも
よぎった。

でも やめた。

若いころみたいに

自分のものに
したかったわけじゃないんだ。

俺が あなたを愛してるとして
あなたに何の関係がある?

これも ゲーテなんだけどさ

恋する気持ちは
誰にも否定されるものじゃないし

持っていて いいと思うんだ。

だけど
相手にぶつけるのは別だって

俺は解釈したんだよ。

相手を巻き込まない。

表にも出さない。

そういう類いの恋も あるよな。

(澤)なーんてな。 すまん。
久々の煙に酔ったかも。

(バイブレーターの音)

もしもし。
ああ 磯森さん。

杜郷総合病院の篠田です。
今 ちょっと よろしいでしょうか。

あぁ… はい。

(篠田)女性の体に戻って
その後 どうですか?

ん… 特に問題ない… です。

そうですか。

実は 今週末に
異性化を経験された方が集まる

ミーティングが
開催されるそうで。

ミーティング?

いや いいよ 俺は。

何でだよ。 リバースのこととか
聞けるかもしんないぞ。

あー その日 予定あんだよね。
何か いい情報あったら 教えてよ。

お前なぁ…。
じゃあね~。

(通話の切れる音)
チッ。 ハァ…。

ハァ~…。

キクさん。

スミレ改め 澤 俊之です。

(菊原)40代にして
真のプラトニックな恋愛を知るって

誰かが言ってたけど。

(澤)まさか
自分が身をもって体験するとはね。

いいじゃないの。

大人になったから分かることが
こんなにあるなんて

若いころは思ってなかったもの。

(澤)ホント
失ってくばっかりだと思ってたな。

ちゃんと教えといてくれれば
よかったのにね。

聞く耳を
持ってなかっただけじゃないの?

いやいや キクさんもでしょう?

(菊原)フフ…。
(澤)ハハハ…。

で そのプラトニックな恋愛が

あなたを 澤 俊之として
ここに来させたの?

んー… それは 結果かな。

結果?

女装を始めてから

普段の自分は不自由だったんだって
思うようになってたんだけど…。

うん。

部下に
異性化体質の男性がいてね。

へぇ~。

この数カ月の間に
女性 男性 女性と変化して。

そりゃあ
大変なことばかりだと思うし

気持ちの変化も
起きてるんだろうけど。

うん… そうね。

(澤)だけど すごく素直に

受け入れてるように
見えるんだよね。

そんな彼を見て
俺が感じてる不自由さは

俺自身がつくってるんだなって
気付いたんだ。

そうなんだ…。

で その彼は サトミさんの
別居中の夫でもあったと。

やっだ 怖いわね~
世間の狭さって。

だから 彼からサトミさんを奪うのを
やめてあげたのね。

そうなの。 優しいでしょ。

優しい 優しい。

(風間)では 皆さん
異性化を経験された方同士

お互いに聞きたいことなどを
ざっくばらんに話してください。

ただし 個人情報に触れるような
発言は避けるよう お願いします。

はい。
(風間)どうぞ。

誰か リバースする方法
知ってる人いない?

この体 仕事になんないんだけど。

(2番)力仕事とかですか?

(4番)いやいや
そういうことじゃなくてね。

この体だと 会食に行っても
おかしな感じになるんだよ。

あれ 俺がお酌すんの?
みたいな。

それ 本当ですか?
(4番)ホントだよ。

気の利かないやつって思われても
しゃくだしな。

でも 若い女がよかった
とか言われるし

真剣な会話には
入れてもらえないんだ。

こんな屈辱はないぞ。

会社って そんな感じなんですか?

(6番)全部が全部
そうなわけじゃないよ。

(2番)それ
異性化の問題じゃないと思います。

(4番)えっ?
(2番)今 そう感じてるのって

これまで 4番さんが
女性を そういうものだと

思ってきた証拠ですよね?

(4番)えっ…。
(1番)4番さんの能力は

異性化しても
何も変わってないでしょう?

だったら おかしいのは

態度を変える自分や
周りじゃないですかね。

(1番)
5番さん。 あなたは 学生さん?

あっ… 高校生です。

(1番)若いときに異性化するのも
大変そうねぇ。

(5番)そうですね…。

女子校だったから 共学に
転校することになっちゃって。

前から
運動神経 悪かったんですけど

男になったら
体育の時間とか 地獄です。

(3番)俺でよかったら相談乗るよ。
この中で 一番 年も近いだろうし。

ありがとうございます。

(風間)7番さんは
何か聞きたいことはありませんか。

あっ… じゃあ あの

この中で
結婚されてる方っていますか?

あぁ… 私は結婚してましたけど
異性化が原因で離婚しましたよ。

熟年離婚ってやつね。

理由って 聞いてもいいですか?

あぁ…。

あっちが
自分以外の男が家にいることが

耐えられなかったみたい。

そうでしたか… すいません。

いいのよ。 リタイアした夫は
邪魔な置物みたいだったから

せいせいしたわ。
あっ お金のことでは

ちょっと もめたけどね。
はあ…。

(風間)先ほど
4番さんが おっしゃっていた

リバースの方法についてですが…。

俺は セックスしたら
リバースしたよ。

(4番)それ ホントなのか?
(3番)うん。

(4番)男と寝たのか?
(3番)そう。

で その後
また異性化しちゃって

で またリバースして
また異性化したのが これ。

(4番)すごいな 君。

(6番)私は その噂を聞いて
試してみたんですが

リバースしませんでした。

(3番)あ~ 俺も するときと
しないときがあるからな。

噂には聞いてたけど
やっぱり 個人差あるんですね。

あのう
3番さんは怖くないんですか?

(3番)異性化したり
リバースすることが?

はい。

まあね。
でも 男だろうが女だろうが

俺は俺なんだから
楽しく生きるのが一番でしょ。

《結局 異性化の中にも

人の数だけパターンがある
ってことなのかな》

あれ?

あっ すいません。 あのう…。

あっ これですかね?
あっ そうです。 よかった。

トイレにあったって 4番さんが。

ああ そうでしたか。
ありがとうございます。

何か収穫はありましたか?

あ… そうですね。

フフ。 あまり なかったですかね。
あっ いやいや そんな…。

離婚
考えていらっしゃるんですか?

正直 何で こんなことに
なっちゃったんだろうって思います。

そうですよね。

異性化は
身近な人も巻き込んでしまうから。

ホント そうなんですよね。

今日は 皆さん 明るく
話してらっしゃいましたけど

きっと 皆さん
一度は泣いたと思うんです。

それまでと 何も変わらず
生きられる人なんて

一人も いませんから。

何で こんな
事故みたいなことで

大切な人を
失わなきゃいけないんですかね。

こんな話があるんです。

一人娘を持つシングルマザーが

異性化によって
ファーザーになってしまって

さあ大変。

職業は バリバリの力仕事で

その点では 男性になって
都合がよかったようですが

問題は 一人娘の方で。

戸惑ったでしょうね。

中学に上がったばかりの娘さんは
もともと口数が少ないのに

突然 母親が
父親になってしまって…。

元母親は 相当 焦ったそうです。

これから 体も変化していくし

女性として 直面する出来事も
たくさん あるだろうに

父親と 素直に話せるだろうかと。

でも その心配は間違いでした。

間違い?

ある日 仕事を終えて
帰宅した彼が目にしたのは

娘の恐ろしい行動でした。

母親が 瀕死の状態になって
男になって戻ってきたから

自分も同じ状態になったら
異性化できるんじゃないかと

間違って思い込んだようです。

えっ…。

男の子に生まれたかったと
ずっと悩んでいたんだそうで。

そんな大事件がありましたけど

ようやく 子供の本当の声が
聴けたんですよね。

子供が悩んでいたのは
親のことじゃなくて

自分のことだったんです。

異性化がなければ

ずっと
問題を取り違えたままでした。

だから 異性化にも
いいことはあるかもしれない。

…って 言ってましたよ。

今 その親子は
どうしてるんですか?

男同士として
仲良くやってるみたいですよ。

♬~

♬~

《久美ちゃんになら 打ち明けても
いいんじゃないか?》

(久美)珍しいじゃん
真尋から誘ってくれるなんて。

(真尋)そうだっけ?

(久美)格好も いつもと違うけど
どうしたの?

あぁ… うん。

(久美)え~ 何?

いや まあ…。

真尋って 猫みたいだよね。

懐いたかと思ったら 逃げられる。

そう?
(久美)うん。

(久美)
ほら また離れてっちゃった。

いや そんなこと…。

難しいんだよな~ 真尋。

まあ そういうところが
面白いんだけど。

面白い?

気になってしかたないってこと。

♬~

♬~

《ホントは 無理してた?》

(風間)《異性化がなければ

ずっと
問題を取り違えたままでした》

《俺も 問題を取り違えてた?》

失礼します。

マステ 使ってる…。

ちゃんと読んだことなかったな。

私…。

真尋が好きだよ。

恋愛の意味でね。

今まで こんなふうに 人を
好きになったことなかったから

正直 自分でも戸惑ったけど。

これが初恋。

あーあ 言っちゃった。

言わなければ ずっと女同士

仲良く
やれてたかもしれなかったのに。

ごめん びっくりしたよね。

いや…。
(久美)忘れて。

…って 無理か。

帰ろっか。

(真尋)ごめん。

《この晶に
会えるものなら会いたい》

《元の体を取り戻すには
男と寝なきゃいけないなんて…》

♬~

♬~

♬~

♬~

《年も近いし
少しは共通の話題が

ある… かも?》

全っ然 分からん。

ん?

こんな服 持ってたっけ…。

ちっちゃ。
こんなの何も入んないじゃん。

《苑子の何を 俺は知ってる?》

《えっ 小説家?》

《うん》

《って あの…
本を出してるってこと?》

《うん》
《えっ すごっ!》

《えっ 何てやつ?》

《あぁ… 『空論』っていうのが
一番売れて

映画化もされたんだけど…》

《マジで!?
すごいじゃん 先生じゃん》

《あっ そんなんじゃないよ》

♬~

♬~

《こうして
毎日 一人で机に向かって

ひたすら自分の力だけで
物語を紡いで》

《世に出れば 名指しで
容赦ない批判にさらされる》

《俺は そんな苑子のために
何をしてきた?》

《何か 力になれたことが
一つでも あったか?》

♬~

≪あの…。

サトミさんでしょうか?

あっ… はい。

初めまして カオルです。

♬~

イェ~イ。
(久美)イェ~イって。

もうすぐ。
(男性)ん?

もうすぐ。 近い。
(男性)あっ 近い?

(真尋)《自分に自信がついたら
伝えようと思って》