昨年6月18日、筆者がストックホルムのABBAの事務所を訪れて以来、『ABBAと日本の親交が35年ぶりに復活』しました。
筆者は「ABBAの1980年以来の来日」をABBAに懇願しています。
そうしたところ思わぬ情報が飛び込んできました。
「りんたろう、『マンマ・ミーア!the party』を東京で行なうつもりだよ」。
ABBA来日が一歩近づいたのでしょうか?
ビヨルンは『マンマ・ミーア!the party』が成功している最中、ストックホルム、ロンドンに続き、ハンブルク、ラスベガス、東京に進出しようとしています。
ビヨルンはチロルの夜に行われる『マンマ・ミーア!the partyのチケット』が700枚売れた事をお祝いしていました。9月にはロンドン、ラスベガス、ハンブルクと続きます。
スウェーデン発の4人組のポップグループは1983年活動を休止しましたが、観客を強く惹きつけ続けています。6月1日土曜日、ビヨルンはグローナルンド遊園地内のチロルにあるABBAをテーマにした酒場の700の食べ物や飲み物が完売したことをお祝いをする意向です。そのグローナルンド遊園地にあるABBAがテーマの酒場は2016年の冬に始まりました。 4人がユールゴーデンでその開始式をしてから、30万を超える人が訪れ、ABBAのヒット曲をみんなで歌っています。
数日内にロンドンのO2アリーナの隣にパフォーマンス用の新しいショールームの準備ができる予定です。『マンマ・ミーア!the party』は初日公演は9月19日に、8月30日には試写会があります。英語版は主にイギリス人俳優やアーティストとによって上演される予定です。Roine Soderlund監督の下、指揮者Robin Svenssonと新しくサーカスアーティストElon Konig Anderssonが各国の劇団を率います。公演は全70人のメンバーで上演されます。
現在は企画は進行中で、ラスベガスとハンブルクでショーをする場所を探している最中です。
ビヨルンへのインタビューです。
質問:700公演が完売し、30万人もが訪れます。成功の秘訣はなんでしょう?
ビヨルン:パフォーマンスの中にはABBAのヒット曲が30曲近くあるので、音楽はもちろんのこと、マンマ・ミーア!の映画がヒットしたこともあるだろうね。
と監督のRoine Soderlundはすぐに答えてくれました。
ビヨルンはパフォーマンス全体のコンセプトが特に強みだよ、と付け加えました。
ビヨルン:普通のミュージカルを見に行くと、公園の前に急いで夕食を食べ、タクシーに飛び乗り会場へ向かい、終わってから何かしたりするかもしれない。でもマンマ・ミーア!the party は同じ会場、すばらしい環境で、食べ物や飲み物、エンターテイメントを得ることができるのです。こんな新しい仕組みは、私たちが最初だろうね。
次に、監督のSoderlundはイギリスの劇団とプレミア前の9週間集中で週6日、稽古をしているところです。ギリシャの「Nikos Taverna」がマンマ・ミーア!the partyの拠点です(2016年にストックホルムで始まって以来、レストランオーナーのNikosが経営、俳優のMichalis Koutsoginnakisが演じています)。
ビヨルン:私たちはマンマ・ミーア!の映画の雰囲気を再現したかったんだ。私たちが作り上げたその酒場に足を一歩踏み入れると、ギリシャに3カ月いるような気になり、しかも俳優達は舞台上ではなく観客に混じっているのです。ゲストもパーティに参加する没入型劇場なのです。
と、Soderlundは締めくくりました。
質問:ハンブルクとラスベガスでショーをするまでにどれくらいかかる予定ですか?
―ビヨルンは、ハンブルクはショー用のいい場所を見つけたよ、と答えます。
ビヨルン:来年のイースターの頃にはオープンできるんじゃないかな?ラスベガスでも、シーザーズ・パレスが所有している複合施設を見つけたよ。できれば来年の秋にそこでオープンできたらと思うよ。一番難しいのは、いつも、ショーをする場所を見つけることなんだ。でも今回どちらの場所も、僕はふさわしい場所だと確信を持っているよ。実現できるかどうかはもちろん、ロンドンが成功するかどうかにかかっているけれど、みんな成功だと思ってくれているみたいだ。
質問:ABBAには、いまだにオーストラリアに強力な足がかりがあるようです。オーストラリアで何か計画があるのですか?
ビヨルン:もちろん、数人、オーストラリアでも開催して欲しいと思っている、現地の人が連絡をしてきてくれているよ。東京も同じ状況さ。でもまだそんな決定事項はないんだ。
とビヨルンは答えました。