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おかしな転生 作者:古流 望

第33章 蜜蝋は未来を照らす

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382話 王への奏上

 神王国の政治体系は、王権による中央集権体制に近しい。

 絶対王政とまではいかずとも、国政における王の権利は諸外国と比べても大きい。

 例えば、具体的には領地についての所有権だ。

 諸外国であれば、貴族と領地がかなり密接に結びついていることが多く、領地を取り上げるというのは王であっても難しい。

 例えば現代で、道路を作りたいから今住んでいる家を立ち退けと言われたとき、所有者が嫌だと言えば無理強いも中々出来ない。貴族の土地所有についても似たようなところが有る。

 誰の土地とも定まっていなかった時代から土地に根付き、有力者が世襲化し、土地を守る為に武装し、豪族化していった先に貴族となった。そんな歴史を持つ場合、土地の所有というものに関して貴族は相当に強い執着を持つ為、無理に引きはがそうとすれば反乱まで有り得る。自分たちの土地であるという意識が強いのだ。

 それに対して、神王国では領地についての権利を王が差配することが出来る。

 これは、先の大戦でかなりの数の貴族がお家断絶や降爵となった為に、神王国のかなりの土地が所有者不在で浮いたからだ。

 仮に所有者が居たとしても、戦争によって人材が払底し、物理的に治めきれなくなった土地というのもある。

 或いは、我こそが所有者だと主張する者が複数現れ相争うことから、上位者の裁定を必要とするケースなども珍しくなかった。

 先の大戦ののち、国王カリソンはこういった土地がらみのトラブルには四苦八苦させられている。所有者不明の土地を王家が接収し、人材不足の領地を整理縮小し、揉めているところは武力をちらつかせてでも介入したのだ。

 結果として、論功行賞で土地を差配する王の権力は強まり、相対的に古くからの貴族は発言力を失った。


 代わって国政への発言権を増したのが、新興貴族や旧来は非主流派とされた貴族。

 カドレチェク公爵家などもその一つ。

 元々は冷遇されていた家柄であったが、強大な権力を誇っていた政敵であるアーマイア家が没落し、代わって軍家のトップとなった。

 軍人の最上位となるカドレチェク家当主が現在就いているのは、軍務尚書。

 軍の意見を取りまとめ、軍事における国家戦略を作る仕事である。

 こと軍事に関して、如何なる時でも国王への直言が許される大臣ということだ。

 また、軍人たちや他の貴族たちから、軍事に関する要望を取り次ぐことも有る。


 「陛下」

 「うん?」

 「意見奏上を取りまとめてまいりました」

 「ご苦労」


 カドレチェク軍務尚書は、幾通かの書類を国王に渡す。

 補佐官を通さずに直接手渡せるからこそ、尚書という地位は高い。


 「ふむ、まずは西か」

 「はいヴォルトゥザラ王国の動向について、定期報告がまとまりました」


 最初に国王カリソンが手に取った報告事項は、ヴォルトゥザラ王国の状況についての定期報告。それも、軍事的見地から見た報告である。

 目下、神王国の周囲は軍事的には小康状態にある。東のサイリ王国はフバーレク家とルトルート家の戦争でルトルート家が敗北していこう大人しいし、南の聖国も海戦で負けて以降は防戦戦略を取り始めた。

 北も西も、同じく平穏である、と言いたいのだが、希望的観測はこと安全保障においては禁物。

 念入りに監視し、外交使節を定期的に送って相手国の様子を確認し、更に情報を集める。

 こういった、他国への情報収集活動は外務貴族も専門分野として行っているのだが、軍の配備状況など一部の情報は軍の管轄。

 軍務尚書としても、外国の情報は抜かりなく集めていた。


 「む、ヴォルトゥザラ王国で軍拡の動き?」

 「はい。どうもきな臭い動きが有ります」


 お隣の国はつい先ごろ、神王国第一王子という極めて高い地位の外交使節を送ったばかり。友好関係を確認したし、相手の国の情報もかなり詳細に知ることが出来た。

 ヴォルトゥザラ王国としても、自分たちの国が探られたことぐらいは分かっているはず。いざとなれば、探られた情報がヴォルトゥザラ王国に対して不利になることは承知のはず。

 つまり、神王国に対しての軍事行動は、客観的に見ても悪手なのだ。

 軍拡の動きというのが何を意味するのか。


 「情報収集を密にせよ。外務とも連携を取ってな」

 「はい、承知しました」


 国王の指示に、カドレチェク公爵は頷く。


 「ほう、モルテールン家からもあるのか」

 「はい」

 「中身については、お前は知っているな?」

 「職務でございますれば」


 尚書の下に次官なども居るが、基本的に軍務尚書は自分が取り次ぐ内容について、事前に目を通す権利がある。

 余程のことが無ければそのまま奏上されるものではあるが、そこは政治の世界。嫌いな相手、敵対する相手からの奏上は、あえて取り次がないことも有る。或いは、取り次ぐにしても内容を精査しているなどと言って遅れに遅れさせるのだ。

 それで国益を損なうようなら当然尚書の責任問題にはなるのだが、国政における優先順位を決める権利を持っているというだけでもかなりの強権だろう。

 つまり、カドレチェク軍務尚書は、モルテールン家の奏上内容を把握している。


 「バッツィエンの隊を貸せ……とあるな」

 「はい。勿論、それ相応の“賃貸料”は出すとあります」


 金なら腐るほど持っているモルテールン家のいう賃貸料。

 直接的に金を貰っても王家としては嬉しいし、財務尚書あたりは小躍りしそうではある。

 しかし、わざわざ自分から言い出したのだ。ただの金だけというはずも無い。

 何か、王家が喜びそうなものを、隠し玉に用意しているはずだ。カリソンも、いい加減モルテールン家の裏事情には精通してきている。こういう普通でない行動をしてくる裏には、跡取り息子の蠢動が有るに違いないのだ。

 父親が手放しで賞賛する例の俊英であれば、それぐらいの交渉準備はしてくるという信頼。

 利権か、或いは希少な文物か。

 称号を授けたばかりということもある。龍にまつわる何がしかの産物を献上してくるかもしれない。

 少なくとも、国軍一隊を動かすのにかかる費用を補って余りある程度の財貨を用意しているはずだ。

 信用もあれば信頼もしているモルテールン家。賃貸料がしょぼいということはあるまい。

 カリソンは、潤う国庫を想像して軽くにやけた。


 「理由が、魔の森の脅威に備えることと、開拓の為とあるが?」

 「魔の森はモルテールン子爵の影響下となっておりますので」


 魔の森は、王家にとっては長年のお荷物であった。

 かつてのモルテールン領が、碌に作物も取れないゴミ領地でありながら、隣国との境にあって放置も出来ないお荷物であったのと同じ。

 人を入れればまともに帰ってこないという危険な土地でありながら、神王国のど真ん中に位置する上に時折獣が出てくるために、放置も出来ない。最近では大龍などという馬鹿げたものまで飛び出してきた。

 王としては、モルテールン領という場所を豊饒の地として見せたモルテールン家に対して、同じく期待を込めて魔の森を与えた。

 魔の森を開拓したいというモルテールン家の言い分は真っ当な訴えであるし、支援を要請する陳情も道理。国政に訴えて国を動かそうとするなどは、真っ当な政治と言える。

 国益にも適うし、王家としては支援を今更戸惑う理由などは無いのだ。

 問題は、何処まで支援をするか。支援として求められた内容が適切であるかどうかだ。


 「お前はどう思う?」


 国王の下問に対し、尚書は思うところを述べる。


 「是であります。幸いなことに、今は左程の軍事的脅威はございません。一隊であれば動かすのにも支障は有りません。また、隊の質を維持するのにも効果的かと存じます。バッツィエン子爵のことですから訓練に手抜かりは無いとは思いますが、やはり実戦に勝る訓練も無いと愚考致します」

 「そうだな、実践は確かに意味がある」


 魔の森に軍を出す。

 これは、訓練と呼ぶにはあまりに実戦的すぎる内容だ。いや、実戦そのものだ。

 モルテールン家が主体でやる以上、国軍が使いつぶされるようなことにはならないと思われるが、リスクはどの程度あるのか。

 軍務尚書は、専門家としての意見を添える。


 「軍事を預かる者として、モルテールン家の財布で精鋭部隊を鍛えられるのであれば、損得としても得が多いと判断致します」

 「ふむ、なるほど」


 カリソンは、少しの間考え込んだ。


 「モルテールン卿の奏上について、ご懸念がおありですか?」


 部下の問いに、軽く首を振る国王。

 考えていたのは、懸念という類のものではない。


 「……モルテールン卿が望んだ、というのなら、これは恐らく息子の“謎かけ”であろうと思ってな」


 謎かけ。

 モルテールン家の要求に対し、裏にある思惑が何であるか。

 カリソンは、慎重に考えをまとめる。


 「先般断った褒美。俺が与えると言っていたものがそれが本心からなのか、ただの体裁だったのか。問うてきていると見た」


 ペイストリーに対して与えようとしていた褒美の数々。これは、当人が遠慮した。

 謙虚さの現れと見る向きも有ろうが、面倒ごとを避けたかったという思惑もあっただろう。与えようとしていたものに、王家としてメリットのあるものが含まれていたのも事実。王女の後見人に任命するなどはまさにそれ。

 そもそも、モルテールン家の嫡子に対して褒美を与えようとしたのは、積み重なった功績があったから。信賞必罰は軍家の寄って立つところであるが、知恵の回るペイスは思ったのだろう。

 これは本当に褒美なのだろうか、と。

 褒美の形をした、面倒ごとの押し付けなのではないか。そういう疑念を持ったのかもしれないと、カリソンは考える。

 そこへきて、今回の支援要請。

 ペイスは明確な政治的メッセージを出してきたのだ。

 どうせ褒美をだすなら、自分の欲しいものをくれ、というメッセージ。

 何の変哲もない軍事支援の要請の裏には、王の器量を量ろうとする値踏みが有るのではないか。

 これだからあの若者は面白いと、カリソンは友人の息子の器量を評価する。


 「ならば、どうされますか」


 話に裏が有るというのなら、熟考も検討すべき。

 軍務尚書の意見に対し、王は笑った。


 「ここで下手に駆け引きをする必要もない。祝いの品を自分で指定してくる図太さも気に入った。気前よく一軍を貸してやるとも。そうだな、最低でも一年は貸してやるとするか。賃貸料などというものも取らんで良い。名目は長期の軍事演習としておくが、指揮権はモルテールンの息子に預けるとしよう」

 「よろしいのですか?」

 「よろしいも何も、陳情に応えただけだ。通常の政務だ」

 「はっ」


 カドレチェク軍務尚書は、王の差配をより具体的に詰める為、御前を辞した。

 軍を一隊、一年以上の長期間動かせるだけの準備がいるからだ。

 糧食の手配から人員の選定、関係各所との擦り合わせに、穴の開く通常業務への補完。やることは多い。


 いそいそと動き出した部下をしり目に、カリソンはしばらくじっと考え込む。


 「その後のことも、準備をしておくか」


 国王は、独り言をポツリとつぶやいた。


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