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こんにちは。白石ふくです。
おしゃれな写真や動画を撮影したいとき、参考になるのが海外ティーンの投稿です。日本人とは違った感覚で、おしゃれでかわいい写真や動画に仕上げていますよね。
そんな海外ティーンの間で2019年に大流行しているのが「VSCO girl」と「egirl」。「VSCO」については日本でも写真・動画加工アプリとして人気なのでなんとなく想像がつきやすいのでは。しかし「egirl」の方はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。日本だと、「E-girls」というダンスユニットの方を思い浮かべる方も多いでしょう(もちろん、ここではダンスユニットを指す言葉ではありません)。
そこで今回は、そもそも「VSCO girl」「egirl」とはそれぞれどういう意味なのか、どのような写真や動画を意味するのかをご紹介します。どちらも新しいスタイルとして、日本のティーンたちにも広がりつつありますので、ティーン向けのプロモーションを検討している方はチェックしてみてください!
「VSCO girl」とは、写真・動画を加工したり投稿したりなどが可能なアプリ「VSCO」を使用しているティーンを意味します。ちなみに、多くの「VSCO girl」が「VSCO」アプリのエフェクトの「C1」を使っているそう。
ただアプリを使用しているだけでなく、ファッションや音楽の系統も似通っています。彼女たちは、「キメすぎていないヘアメイク」「オーバーサイズのトップス」「ワークアウト用のショート丈パンツ」「ビルケンシュトックのサンダル」を着用しているようです。
「整形しているかのように写真を加工して整いすぎているほど整った自撮り写真を投稿する」という流れと反対に、「VSCO girl」たちはナチュラルなメイクで、過度に加工しすぎない(あくまでそう見えるように)写真や動画を投稿しています。
写真や動画全体の雰囲気もアンニュイで少し時代を遡って90年代を彷彿させるよう。ポロライド風であったり、友達とおそろいのブレスレットをつけていたり、全体的にリラックス感があります。
「VSCO girl」が愛用しているアプリ「VSCO」の使い方はこちら
「VSCO girl」はインスタグラムはもちろん、TikTok、YouTubeなどさまざまなSNSでみることができます。
まずはインスタグラムでチェックしてみましょう。
ハッシュタグ「#vscogirl」でインスタグラム内を検索すると、180万件以上の投稿が表示されます。
TikTokでは、サウンドにあわせてリップシンク(口パク)をして「VSCO girl」を表現している動画がたくさん投稿されています。
TikTokを使って作成した動画をインスタグラムやYouTubeにも投稿しているアカウントもあり、「動画はTikTokで作成する」というティーンの傾向は「VSCO girl」も同じようです。
こちらの動画では、「VSCO girl」になる方法を紹介しています。ファッションだけでなくヘアメイクやアプリでの加工までを紹介しているので、チェックしてみては。すでに172万回以上再生されています。
「egirl」は、「VSCO girl」と同様、海外のティーンの女の子たちのスタイルのひとつを意味します。「VSCO girl」がナチュラルなイメージのあるスタイルであることに対し、「egirl」たちは派手な色のウィッグを被り、ピンクや赤を基調としつつしっかりとアイラインを引いています。2019年に大流行した「ビリー・アイリッシュ」や「リル・ピープ」のようなアンニュイな音楽を聴いていることも特徴。また、TikTokに頻繁に投稿していることも見逃せません。
「egirl」から派生して、同じようなスタイルのティーンの男の子たちは「eboy」と呼ばれています。
「egirl」たちは、さらに細分化できるというのも特徴です。
詳しくは以下の参照動画の視聴をおすすめしますが、簡単にまとめると、以下の5タイプだそう。
目の下に黒いハートや十字架を描いたり、ロリータファッションを好んだりする「TikTok egirl」、ゲームの実況中継を配信しているプレイヤーの「Gamer egirl」、ゴシックスタイルで網タイツやチャンキーブーツを好む「GOTH egirl」、アーティスティックで写真に絵文字をいれ、メルヘンな印象のある「Artsy egirl」、セクシーな投稿が多い「Sexy egirl」です。
URban DICTIONARYによると、「egirl」はあまりポジティブな意味として捉えられていません(どのような意味かは、ここでは省略します。気になった方はURban DICTIONARYをご覧ください)。
しかし「egirl」たちはその言葉の意味をわかった上で、「egirlはインターネットで人気を得るための手段、なぜなら結局は「egirl」が好きで見るでしょ?」というような皮肉もこめつつ、自己表現として堂々と自分のスタイルを貫いています。
「egirl」もインスタグラムはもちろん、TikTok、YouTubeなどさまざまなSNSでみることができます。ただし、日本のダンスユニットを意味するハッシュタグとしても使用されていることに留意してください。
まずはインスタグラムでチェックしてみましょう。
ハッシュタグ「#egirl」でインスタグラム内を検索すると、90万件以上の投稿が表示されます。「#egirls」のハッシュタグも使用されていて、こちらは50万件ほどです。
TikTokは「egirl」たちの主戦場でもあります。とくに先ほどご紹介た5つのタイプのうち、「TikTok egirl」たちはTikTokに頻繁に投稿をしているので、メイクやファッションの参考にしてみては。
YouTubeでチェックする際は、まずはじめに言語設定を変更する必要があります。言語が日本語のままで検索をすると、ダンスユニットの動画がヒットするためです。言語設定の変更は、アカウントの設定メニューの「言語」から可能です。
TikTokの投稿をYouTubeにも投稿している様子が多々見られます。
「VSCO girl」も「egirl」も、海外のZ世代(1990年代後半~2000年生まれ)のティーンのスタイルのひとつです。Z世代の特徴である「仲間との時間を大切にし、オンタイムでコミュニケーションをとる」ことの表れが「VSCO girl」として、「デジタルネイティブで自分の個性を追求しつつ、さまざまな価値観を受け入れる姿勢もある」ことの表れが「egirl」として、それぞれ出ていると考えられます。
日本のティーンたちの間にも広がりつつある「VSCO girl」と「egirl」。まだチェックしていなかった方はぜひ注目してみてくださいね!
以上、白石ふくでした。