森友学園に関する財務省の決算文書改ざん問題で、自殺した元・近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻が、この問題に関する行政文書の開示請求の際、ウソの理由で不開示を決定したなどとして、当時の理財局長・佐川宣寿氏らを、東京地検特捜部に刑事告発した。

告発状などによると、2017年3月〜5月、第三者が、財務省に対して、森友学園の理事長と財務省職員との面会記録や、森友学園の国有地売却に関する交渉、協議などの内容を記録した文書について、行政文書の開示を求めたものの、不開示となったという。

赤木さんの妻らは、佐川氏らが、これらの文書が存在しているのを知りながら、わざと「文書の保有が確認できなかった」というウソの理由で、不開示を決定したなどと主張。これらの行為が、「有印公文書作成」と「行使」に当たるとして、これらの容疑で刑事告発したという。(画像は、東京地検に告発状を提出する弁護士ら・午後1時ごろ)