渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ウエア

2021年08月23日 | open

 
地元の古い友人と走った。
勉強になった。
ほげほげしてるおとぼけキャラだが、
実はあまり表には出てこない人で、
隠れキャラとしては滅法速い。
私のような奥まで突っ込んでカウン
ター当てて一気にクンと寝かせて
短い定常円旋回ですぐにマシンを
起こして立ち上がりで全開という
STOP&GO走法ではなく、スイーッ
とそのまま流しているように定常円
旋回のまま走る。走るラインもまる
異なる。バンク角は異様に深い。
後ろを走るとコーナー手前で詰め、
旋回中にじわりと離され、立ち上が
り部でまた縮めるという現象になる。
しかし、総合的に彼のほうが低速
コーナーでの旋回速度自体が速い
で、低速コーナーが連続する公道
レイアウトの峠ではどんどん離され
る。減速度合いと開け度合いは私の
ほうが度合いが高い=速度高低差が
大きいのだが、平均速度の違いで
じわーっと離れて行く。
これが直線と鈴鹿S字のような75
マイル旋回の連続のレイアウトの
コースだと別な現象なるのだろ
うが、10R〜18R連続では確実に
彼の乗り方のほうが私より4.5キロ
区間内の特定2キロ区間部分では
速い。
それと、道の幅の使い方で、彼の走り
を見てキース・コードの『ア・ツイ
スト・オブ・ザ・リスト』の<3>
プロダ
クト章-P.45に記載されて
いた大切
な概念の組み立て内容
思い出した。P.41~P.43までの
記載にあるサブプロダクトの咀嚼
が不十分ゆえ、ステアリングチェ
ンジのポイントの組み立て方が
適合していなかったのだ。
鈴鹿S字のミドルインミドルの小型版
のように組み立てたほうがよいのだ
が、それをコースと公道での条件の
差異を斟酌せずに、キース理論を
そのまま公道に落とし込んでいる
ために発生したサブプロダクトの
設定解釈ミスだった。
私のは、ステアリングチェンジの
手前の突っ込みでストリートなのに
そこで抜く事を前提とした組み
立てであ
り、多角的にみてあの
ロードでは得策で
はない。
それは、友人の後ろにつけて
走ってみて、かなり勉強になっ
た。
滅多にあの峠には行かない人だが、
彼は私の知る中であの峠ではトップ
クラスに速い。そして安定している。
ただしリーンアングルは彼のほうが
深く、私は深い区間が短い。
これは速度差ではなく、ロードに
よるサブプロダクトの適合性の問題
として浮上する。
旋回手前と旋回開始のフロントボト
ム時、旋回中及び加速時の荷重と
任意抜重の連鎖には問題はない。
課題は、プロダクトを詰める為のサ
プロダクトの設定の組み立てアプ
ローチにある。
 
てなこと書きたいのではない。
ウエアだ。
彼も、ふらっと遊びに来ただけなの
に、プロテクターばりばりの夏物ラ
ディングウェアを着ていた。
今月頭に九州に行った時も、広島の
仲間たちはプロテクター入りを着て
いた。肘と肩と背中の脊髄パッド入
の夏物。
で、私と地元の刀剣会乗り屋の相方
は普段同じ夏物を着ているが、スカ
スカのただの網のようなウエアだ。
本来は別売りのパッドプロテクター
を各部に入れる仕様なのだが、我ら
は二人とも何も入れてない。ただの
網を着ている。
先日、阿蘇の土産を渡した時、相方
はひょいとうちにカワサキで来たが、
半ズボンだ。
おまいさん、それ火傷しない?とは
思ったが、すっこけたとき骨が飛び
出すね、とまともな感覚は浮かばな
かった。
そうしたウエアについて、その本人
が言い出した。
俺らが着てるこのスケスケ物、やば
くね?と。
まあ、なんてのか、ノーヘルで乗って
いるようなもんだ。Tシャツ一枚で
高速道路をタナップしているような。
ま、なんかあったら死ぬわな、と。
で、「俺ら以外、みんなちゃんとし
ウエア着てるよね。俺ら考えたら
まずくね?」と言う。
そうだなあ、と思った。
原チャで移動は真夏にはアロハやT
ャツなのだが、自動二輪でもなん
だかテケトンなっていたようだ。
それをこの画像の地元の古い友人と
峠を走った時に思い出した。
もう前世紀からなので、付き合いは
長い。彼も私もRZ乗りだった。
彼曰く、何着か持っているが、どこ
どこのメーカーの夏物はこうでこう
だよと、いろいろおせーてくれた。
私は昔は真夏でも遠出では革を着て
いたが、どうやら無頓着手抜き癖が
ついていたようだ。
乗り方などよりも、もうちっと安全
対策をちゃんと考えないとなあ、と
感じた次第。
 

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