【QUICK Money World】QUICKが15日に公表した新型コロナウイルスの「動的予測」(18時時点)によると、東京都の感染者数は緩やかな減少が続く見通しだ。15日は9日続けて「減少鈍化」と判定された。第7波が収束に向かい、感染者が急速に減少する「減少加速」から緩やかな減少期へと移行した。ピークは8月3日だったとみられる。お盆休み明けに一時的に増加したが、感染者数が着実に減っていく見通しに変更はない。
民間の研究チーム「CATs」が予測した。15日の東京都の感染者数は8825人で、1週間前より1815人減少した。感染者が前週を下回るのは25日連続となる。15日の重症者は26人で前日から横ばいだった。過去のデータでは重症者数のピークは新規感染者数より17日ほど遅れることが多いが、第7波では8月13日の43人が最多でその後は減少傾向だ。
■恐怖指数は下げ止まり
コロナ関連の単語がSNS(交流サイト)で発信された回数を示す「関心指数」は7月中旬にピークを付け、9月にかけても低下が続いている。一方で不安や疲れといった後ろ向きの感情を示す「恐怖指数」は8月まで低下傾向だったが9月に入って下げ止まっている。夏休みが明けるなど日常生活が戻り、新型コロナへの不安は根強いようだ。
動的予測とは感染者数の推移や過去の感染データなどに人出の増減やSNSで発信されるキーワードで国民の行動を予測して算出する。最新のデータを取り込むことで日々変化していく。
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