日記
再生出来ないから聞こえないのか、或いは録音されているから聞こえるのか
3Dに関してアンビエンスで検索している時効果音の作り方の
https://tetsuhiroogawa.wordpress.com/sound_list/
サイトに雷の音を使用した爆発効果音の作り方や風、雨、等が掲載されていて雷の音は録音されたものを加工し爆発音に使われてまして各過程とサンプル音等もあります。
このコミュも 期日前に終了せざるを得なくなる可能性もあるようなのと補正機器やルームチューニングの成果で今まで聞こえなかった音が聞こえるようになったという方もいらっしゃるようですから改めて大貫妙子『ATTRACTION』 EAN 4988006158375 の1曲目Cosmic Moonを聞いたらどう聴こえるのだろうと思ったのですが、2ch LRステレオでの試聴限定です。
このコミュでは過去にエム氏が下記のインプレを残しておられます。
2秒~6秒辺りの雷は、「低域よりのドラムロール音」を加工したようにも聞こえました。
13秒~15秒辺りの雷は、「ギターのディストーション音」のようにも感じられました。
23秒~2秒辺りの雷は、「ドラムセットか何かの金属を叩く音」に近い?金属板を倒した音を加工したようにも聞こえました。
38秒辺りの雷は、金属板を叩いた音を加工したようにも聞こえました。
49秒辺りの雷は、金属板を倒した音を加工したようにも聞こえました。
少なくとも上記のような聞こえ方をチョットでもされた方のみレスをお願いします。端からある音の移動感や位相がーとかのレスはお断りします。
雷音のように聴こえる音の本体はどのようなものなのかなぁという主旨です。効果音的に使われているのは生楽器それに類するもの、電気楽器、電子楽器、録音されたサンプル音ループ音等ををミキシングしたものなら再生時に只の雷音だけではないものが聞き取れるのは極めて普通の事に思えます。
レス一覧
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ぺぶるすさん
いつもコメントをいただておりますので、以下、少しでもお役に立てば。
どうも、我々が「生音」(原音)と思っているものは、本当にそれ「だけ」をマイクで録音して記録し、それを再生しても、どうやら我々の耳には、「生音」(原音)に聴こえないようですよ。
証言1 いくつもの録音ソフト(CD他)を手掛けておられる、入交英雄さん(現WOWOWエグゼクティブ・クリエイター)に先日伺ったところによると、クラシックの録音では、客席の最上の席にマイクを置いて録音しただけ(人間からすれば、それこそが「生音」(原音)では、オーディオで再生した場合には人間には物足りなく聴こえる(つまり、「生音」には聴こえない)そうで、ゆえに、CDなどを作る際には、楽器のOnマイクの直接音と、会場の環境音を別々に録音しておいて、ミキシングの段階で「生音らしく聴こえるように」加工するそうです。
証言2 こちらはJazzで、同じ入交さんが手がけられた、Bob JamesのTrioのAuro-3D版があるのですが、これは当初、「普通のスタジオ録音」がされたそうです。つまりAuro-3D用の特別な「3次元マイク」などを使わずに、ピアノ・ベース・ドラムの3か所(あるいはそれ以上?)のOnマイクで別々のトラックに収録され、それをミキシングして2ch用にまず先に作られたそうです。その2ch用の音源が完成した後に、入交さんに先方から、「これをAuro-3Dにしてくれ」と依頼が来たとか。すでに収録は終わっているのでどうしたかというと、入交さんはこの2ch録音ソースを、ベルギーのギャラクシースタジオという、Auro-3Dの聖地のような3次元音響が豊かなスタジオに持ち込んで、そのスタジオに2chのスピーカーを置いて曲を再生し、そこにAuro-3D用の3次元マイクを置いて、「環境音」を録音したのだそうです。そして、その二つをマスタリングの段階でミックスし、Auro-3D化したとか。だから、実は全然「Live」ではない(=看板に偽りあり=笑)。
証言3 これは私の知り合いの弟さんで、ハリウッドの映画製作現場で効果音エンジニアをされている方の話です。映画によくある、爆発音とか、銃撃音、発砲音などは、本物のダイナマイトや鉄砲を使って収録した音(「生音」)では、映画のオーディエンスは満足しない=「生音」(本物の音)とは思わないそうなんです。それゆえ、「生音」(原音)に、シンセサイザーでいろいろと加工した音を加えるのだとか。
byAuro3D at2022-09-10 16:35
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ぺぶるすさま
当方での聞こえ方についてレスします。
音源はDeezer hifiのストリーミングによる44.1/16 flacです。
① 2秒~6秒辺りの雷
② 13秒~15秒辺りの雷
③ 23秒~2秒辺りの雷
④ 38秒辺りの雷
⑤ 49秒辺りの雷
試聴環境は2つ。
まず、ノートパソコンでウェブブラウザを開きDeezer hifiを再生。ヘッドホン端子からの出力をイヤホンで聞いたとき。
① 「低域よりのドラムロール音」を加工したようにも聞こえました。
⓶ ?
(「ギターのディストーション音」が何を指しているのか分からない)
③ 金属板を倒した音を加工したようにも聞こえました。
④ 金属板を叩いた音を加工したようにも聞こえました。
⑤ 金属板を倒した音を加工したようにも聞こえました。
次に、当方のメインシステム、Daphile / Deezer hifiからmpd、USB-DACに送り、スピーカーから出力した音です。
① ドラムロール音には聞こえない。自然な雷にも聞こえない。大きな引き戸をゴロゴロ動かした音を加工したように聞こえる。
⓶ ? やはり分からない。
③ 金属板か何かの音を加工したように聞こえました。
④ 金属板か何かの音を加工したように聞こえました。
⑤ 金属板か何かの音を加工したように聞こえました。
ともあれ、いずれの試聴環境でも、自然な雷の音には聞こえません。
③④⑤については、イヤホンの方が金属板の音を加工しているように聞こえやすいと思います。①もイヤホンの方がドラムのように聞こえました。
>雷音のように聴こえる音の本体はどのようなものなのかなぁという主旨です//
正直、本体がどのようなものかは想像がつきませんが、金属の板とか、ドラムの音というのも、ありうるだろうと思います。
ポップミュージックでは、何かを加工して使うのはよくあることだと思います。霞がかかったような音の表現なので、あまり自然に感じられなくても問題ないと判断したのでしょう。
自然でリアルな雷をポップミュージックで使っているのを聞きたければ、The Who の「The Rock」で、曲の最後に頭上に届く轟きが入っています。
byflyingnote at2022-09-10 22:31
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Auro3D さん こんばんは
この記事の趣旨主旨はわかりずらいものですので私の文章力や音楽や音を聞き取る能力からは上手く説明出来ない部分はあります。
証言1については生音や原音再生には興味はありません、なるべく ソレッポク 鳴らせればいいぐらいで最終的にスピーカーから出る音を原音(それっぽい音)としています。
証言2については既知の事柄として存じております。
証言3について「生音」(原音)を加工した音を効果音ではなくCosmic Moonでは効果音的に聞こえる音が音楽的要素で構成されたものとして聞き取れたかを尋ねているわけです。
Auro3Dさんは直近聞き直して以前との相違はどうでしたか。
聞き取れない場合の予説、再生帯域のなかに畳み込まれて聞こえないとかより低い低域の基音が出せないのでリンクする倍音域が不明瞭になるとか記憶経験による雷音のトランジェント感によるバイアスが邪魔をするとかユニットのスペックが合わないとか
聞こえるか聞こえないかは密閉式ヘッドホンで解決するかもしれないことですけど。購入予定のみ SONY MDR-M1STか MDR-7506
byぺぶるす at2022-09-10 22:43
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flyingnote さん はじめまして、レスありがとうございます
PCネットワーク・オーディオとヘッドホン、イヤホンのインプレ、タイミング良くレスされましたね。この記事書く前に来月密閉式買う予定にしていたのです。
本体がはっきり判らなくてもスピーカーとイヤホンでそのような聞こえがするというのは収穫です。
自然でリアルな雷のソフト紹介ありがとうございます。
真に恐怖な雷音は頭上に届く轟きよりも横から巨大な壁のように襲ってきますが経験ございますか。
byぺぶるす at2022-09-10 23:19
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flyingnote さん
ギターのディストーション音は歪系エフェクターのひとつです。下記の動画で聞き覚えのある音ノイズがあるかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=T5QCSmt-Y7Y
アンサンブルズ東京2020 非常階段オンラインワークショップ「ノイズミュージック」
byぺぶるす at2022-09-10 23:53
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ぺぶるすさん
先のレスは、実は文字数制限に引っ掛かり、最後のパラグラフを切って送ってしまったので、意図不明なものになったこと、お詫び申し上げます(汗)。
ご下問は、「雷音のように聴こえる音の本体はどのようなものなのか」というものですが、私がまず、証言1,2で言いたかったことは、「Live録音」と表示してある音源でも、しかもPAを使わないClassicやJazzでも、「Live」=「生」のままではなく、<加工>してあるという、まあここのサイトの住人であれば恐らく周知の事実ですね。
この示唆するところは、「いわんやスタジオ録音のPopsおや」という意味で、当該アルバムも<加工>しまくっているという、これも、まあCommon Knowledge かと。
で、証言3で言いたかったことは、爆発や銃撃音が加工済みなら、テーマの「雷鳴」も当然そうだろうということで、「らしく」聴こえるようにエフェクトをかけているはずです。で、ぺぶるすさんの問題意識は、この「エフェクトは何か?」ということですね?
くだんの映画音響エンジニアと飲んだ時に聞いたのは、「生音」を収録後、1.f特をいじる2.音を重ねる3.Delayをかけて反響音を出す4.「芯になる音」が弱い時は、似た音をシンセサイザーで作って足す―というような話でした(うろ覚えですが)。SFなどで「この世には無いものの音」を作るとき以外は、「生音」をベースに加工すると聞きましたね。つまり、質問にある「本体は何か?」の解は、「生音」だと思います。
byAuro3D at2022-09-11 07:21
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ぺぶるすさま
非常階段の音源ご紹介ありがとうございました。
ノイズは多彩ですね。
ギターのディストーション音よりも、T.美川氏が出している音の方が雷音に近いように感じました。
僕にはやはり、②はよく分かりません。
>横から巨大な壁のように襲ってきますが経験ございますか//
残念ながら、自然の音で体験した記憶はないです。
今回、考えたのは、聞いたことがあるからそれに聞こえる、ということです。
僕は普段から環境音の音源を再生していることが多いので(理由は長くなるので述べません)、日常的に雷や雨の音を聞いています。
例えば、Walter Tilgnerの「Whispering Forest」など、雷雨が収録されています。これはdeezer、spotifyにも音源があります。
日常的にこういったものを聴いていたら、Cosmic Moonの音は雷に聞こえません。
何かファンタジーの世界のおどろおどろしい音がしている、雷か何かのような雰囲気を出してるなあ、と感じる。
良くも悪くも作り物にしか聞こえません。
何か電気的な操作で作ってるんだろう、と思っていました。
しかし、普段から日常的に雷の音を聞いていない人は、Cosmic Moonでも十分に雷に聞こえるということは、ありそうだと思います。
一方、ギターのディストーションなどエフェクトされた音を聞き慣れていたら、それに聞こえる。
いや、聴き分けられると言った方がいいのか。
元音源が何なのか不明なので、聴き分けられているのか間違えているかは、結局は分からない、推測の域を出ないだろう、とも思います。
byflyingnote at2022-09-11 10:55
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Auro3D さん
だいぶ近づいてまいりましたね、生音がお使いのスピーカーからある程度再生され本体のいくつかを聞き取る事が出来ましたかということです。
お使いのスピーカーの実測 Frequency Response画像です。
https://hometheaterhifi.com/wp-content/uploads/2018/11/fig-26-sonus-faber-sonetto-loudspeakers.jpg
サブウーファーではなく先ずウーファーとして目安として試しにざっと140hz辺りでクロスしてみる、サブウーファーは70hz辺りつないでみられたらどうでしょう、アドオン2台使いなのでsonettoの真下は無理なので真横に2台置くことになります、、聞き取れない場合のお試し手段ですけど。
byぺぶるす at2022-09-11 10:59
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flyingnote さん
聞こえる聞こえないはスピーカーのサイズや2way3wayなどの構成にもよるものもありますが、素直に聴ける姿勢感性はその通りだと思います。
byぺぶるす at2022-09-11 11:19
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ぺぶるすさん、おはようございます。
ディスクを持っていないので、ストリーミングで聴いてみました。初めて聴く曲ですし、ストリーミング自体、1年半ぶりですが。(^^)
アンビエンス成分が多量に含まれており、2m
から2m50cmくらいの高さで雨雲がSP後方からLPの後方まで流れていく動的な空気感が部屋全体に広がっており、雷雨の時に窓を全開にしたような雰囲気は充満しています。
で、雨音や流れていく風の質感があるので、それっぽく聴こえますが、懸案の雷鳴の本体はあまり上手くいってないフォーリーサウンドのように聴こえます。トタン板のような波状の板の上で球体を転がした感じでしょうかね。音の位置や大きさに違いはあるが、どの雷鳴の本体も、トタン板の上で転がした球体のように思えます。ぼーんと轟いた低音が板っぽいのですが、緩いドラムヘッドと言われたらそうかもしれないですね。ただ、打ち込み系の曲ですからね。シンセサイザーでっていうことかもしれないですね。
Amazon musicで、AAC、256kpbsです。AVアンプのおまけストリーミングですので、分解能は低いですし、wifiをGにしたのも問題かも。とにかく音の本体が聴こえるか?という話ならば、あまり信用ならない。(^^)
byベルイマン at2022-09-14 08:07
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ベルイマン さん
この音源が話題になった頃の備忘を残していました、
https://community.phileweb.com/mypage/entry/5039/20211003/68536/
この曲は使用SPの再生力や聞き方聴こえ方を炙り出すタイプのようでCD版で所有しておきませんか。
この曲の低音部はSopra no.2のウーファーはサイズ的にはミッドバスなのでより低い帯域の基音成分の再生が明瞭でないとも言えるかもしれません。
byぺぶるす at2022-09-14 23:01
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ぺぶるすさん、こんにちは。
懸案のディスク買いましたよ。盤質は悪いものですが。(^^) アンビエント環境系みたいな音楽はあまり好かないので、このくらいで。
この音源はウーファーサイズが分かるわけですね。この雷鳴の本体が見えないのはSopraのウーファーの径が足りないからだ、と。話を総合するに、低音部の解像度とウーファーのサイズには強い相関関係があるのだ、ということなんでしょうかね。相関性はあるでしょうね。TADプロフェッショナルの40cmオーバーのウーファーユニットを300リッターくらいの容積の箱におさめて、10本くらいの極太真鍮の延べ棒で内側からユニットを固定したウーファーを聴いたことがあります。低域の解像度凄いですよ〜。オルガンが稲妻形の波形ではっきりくっきり出てましたからね。あれは凄かったな〜。ただ、低音の解像度は立派ですが、全てではないような〜。 で、こうしたウーファーの径が低音にもたらすのを音像と呼ぶべきでないような。
それで、Auro3D氏は大口径サブウーファーを導入したのだから、もし2chにアドオンするなり、音源をサラウンドミックスにするなりしたのならば、必ず、雷鳴の本体は、雷ではなく、ドラムやギターの音であることが判明するということでしょうかね?
どうなんでしょう。Auro3Dさんがちゃんと答えてくれるといいですね。お忙しいのかな〜、ドアの開け閉めに。(^^)
ところで「がぶらー」読みましたよ。イプセンの戯曲のことかと思いました。(^^) 面白かったです。非常に。私もスルーしてましたが、誰もレスを書いていないんですね。うーん。考察として立派なのに。ちょこっと気になったのは、音像と音場の対比を使うと、誤解を助長することになるかなと。例えば、スピーカー御殿さんに定位がいまいちですねと言ったら、きっと「私は音場型ですからね」と返してくるでしょう。事実、そう言ってきた気がしますが。これは誤った応答ですね?その対立には、どんな弁証法的止揚も起こらない、って思います。おふらんすプリを持ってしても。(^^)
byベルイマン at2022-09-15 21:13
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