突然始まったアゼルバイジャン軍とアルメニア軍の衝突は13日午前9時に停戦が発効、しかし40分後には停戦が破られ交戦が再開しており、今のところ戦いが収束する見込みは立っていない。
ここまで大きな衝突はナゴルノ・カラバフ紛争以降で初めてのことなので、この先どう転がるのかは予測不可能だ
アルメニア側は「13日未明にアゼルバイジャン軍が多連装ロケットシステム、大砲、UAVを使用してゴリス、ソトク、ジェルムクなどを攻撃した」と主張、一方のアゼルバイジャン側は「12日夜にアルメニア軍がダシュカサン、カルバジャル、ラチンに侵入、アゼルバイジャン軍陣地に接続された道路に地雷を設置しようとしたため緊急措置を講じた。民間施設への攻撃は行っていない」と主張しており、現段階でどちらの主張が正しいのかは不明だ。
出典:Google Map 管理人作成(クリックで拡大可能)
さらに合意した停戦が40分で破られた原因についても「相手が先に発砲した」と互いに主張して交戦が続いているが、何処で戦闘が行われているのか?、アゼルバイジャン軍がどの国境に向けて前進しているのか?などの詳細は一切明かされていない。
アルメニア国防省は「陣地に対する敵の火力は弱まってきた」と発表しているが、ここまで大きな衝突はナゴルノ・カラバフ紛争以降で初めてのことなので、この先どう転がるのかは予測不可能だ。
願わくば、第2ナゴルノ・カラバフ紛争に発展しないことを希望する。
アゼルバイジャン軍がアルメニア領に激しい砲撃、両軍間で激しい衝突
突然始まった武力衝突、アゼルバイジャン軍がアルメニア国境に向けて前進か
※アイキャッチ画像の出典:Azərbaycan Respublikası Müdafiə Nazirliyi ラチンに入るアゼルバイジャン軍
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