ポーランド議会、第二次大戦の賠償をドイツに求める決議を圧倒的多数で可決

By | September 15, 2022


ポーランド下院は第二次大戦中にナチス・ドイツが引き起こした損害を賠償するよう求める決議を14日に可決、モラヴィエツキ首相はドイツとの賠償交渉で強い権限を得たと述べている。

本決議にはロシアにも賠償を要求するべきだという文言が盛り込まれている

ポーランド政府はナチス・ドイツが引き起こした第2次世界大戦で被った損失額を1兆3,200億ドル=約184兆円と算出、与党PiSのカチンスキ党首は「公式に賠償をドイツへ要求する」と述べて注目を集めていたが、ポーランド下院は第二次大戦中にナチス・ドイツが引き起こした損害を賠償するよう求める決議を14日に可決、モラヴィエツキ首相はドイツとの賠償交渉で強い権限を得たと述べている。

ポーランド議会、第二次大戦の賠償をドイツに求める決議を圧倒的多数で可決 2

出典:KancelariaSejmu/RafałZambrzycki CC BY 2.0

投票に参加した下院議員(定数460人)の内、418人が賛成に投票した決議はポーランドがドイツに対する賠償請求権を放棄したことはないと強調しており、ナチス・ドイツが引き起こした戦争でポーランドと国民が被った政治的、歴史的、法的、財政的責任を明確に受け入れるよう要求、この決議を受けて政府は10月頃に賠償に関する公式文書をドイツに送付する予定らしい。

さらに本決議にはロシアにも賠償を要求するべきだという文言が盛り込まれており、今後政府はソ連が引き起こした損害の算出に動く可能性が高い。

ポーランドは第2次大戦の損失額を約184兆円と算出、ドイツに賠償を要求

 

※アイキャッチ画像の出典:Bundesarchiv, Bild 183-S55480 / CC-BY-SA 3.0



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