出前館の稼ぎやすさは業界一!他社と比べてどう違う?
- 出前館 配達員(業務委託)の特徴
- 出前館で稼働できるエリア
- 出前館のメリットとデメリット
- 出前館は他社と比べてどう?
- 出前館 配達パートナーの登録方法
- まとめ
出前館では、2020年5月より配達パートナー(業務委託)の募集が始まりました。
出前館といえば真っ赤な制服を着てロゴ入りのバイクで配達する姿をイメージされると思いますが、配達パートナーの制服は帽子のみで、自分の車両を使って配達します。
アルバイトでの採用は昔からありましたが、業務委託だと働き方や給与形態が大きく変わり、直雇用よりも自由度や稼ぎやすさが大幅に上がります。
シフト制でないので自分の都合でスケジュールを決めることができ、給料は時給制ではなく完全歩合制となっています。(正確には給与ではなく報酬として支払われます)
Uber Eatsの出前館バージョンといった方がわかりやすいかもしれませんね。
Uber Eatsとはどう違うのかについても紹介していきますので、すでにフードデリバリーで働いている人にも参考になればと思います!
出前館 配達員(業務委託)の特徴
- 好きな時間に稼働ができる
- 制服は帽子のみだが、身だしなみは厳しい
- Uber Eatsバッグ使用可
- 配達報酬のインセンティブが高い
- ロングドロップは少ない
- 案件は自動差配だが、早いもの勝ち
出前館のおおまかな特徴はこんな感じです。
業務委託になるため、通常のアルバイト雇用とは大きく働き方が異なります。
新アプリに切り替え
2022年8月から出前館ドライバーアプリが新しくなり、配達のやり方や報酬システムが変わっています。
▼詳細はこちらの記事で解説しています。
好きな時間に稼働ができる
出前館の配達員は、いつでも好きな時(7時〜24時)に稼働して好きな時にやめることができます。
例えば週何回は稼働しなくてはいけないとか、1回の稼働は何時間以上とか、最低何回は配達するとか、そういったノルマや縛りは一切ありません。
アプリをオンにしたら開始、オフにしたら終了、というように自分で働くタイミングを決めることができます。
Uber Eatsやmenuなどの配達員と同じような感覚で、自由度の高さは業務委託ならではの特徴といえますね。
副業でもスケジュール調整がしやすいし、何日出ないといけないっていうプレッシャーもなく、気軽に働けるのは大きなメリットです。
配達員登録もWEB内で全て完結し、研修動画とチェックテストを受けて審査を通過したら、その後はいつでも好きな場所から稼働できます。(後日、出前館から赤帽子が届きますが、届く前の間も稼働可)
制服は帽子のみ
街で見かける出前館デリバリーのような赤い制服はありません。業務委託配達員には赤い帽子のみ貸与されます。
赤い帽子は配達中ずっとかぶっておく必要はなく、お店でピックアップする時と、配達先にドロップする時のみ着用すればOKです。
また、帽子貸与にレンタル費やデポジットといったものはかからないのでご安心ください。
みだしなみは厳しめ
出前館で稼働する際は服装に決まりがあり、黒の長ズボンを着用する必要があります。制服などは支給・貸与してもらえないので、自分で準備しなくてはいけません。
みだしなみに関してもルールがあり、半ズボン、サンダルといった軽装は禁止されています。匂いの強い香水やタバコも料理に臭いが移るので禁止です。
また、見える範囲のタトゥー(刺青)もNGなので、もしある方は長袖のシャツなどで隠しましょう。
海外発のフードデリバリーは服装やみだしなみ関係が非常にゆるいので、それと同じ感覚ではやらない方がいいです。こういったところは日本企業らしい感じはありますね。
Uber Eatsバッグ使用可
他のフードデリバリーと同じように、配達用の保温バッグは自分で準備する必要があります。
出前館専用の配達バッグは、仕入館で購入(通常価格5500円)できますが、必ず使用しないといけないわけではないです。
Uber Eats などの配達バッグを持っている場合は、それを使っても問題ありません。
ただし、レストランの店員さんや配達先のお客さんが混乱してしまうため、バッグのロゴをテープなどで隠しておくルールとなっています。
最近はフードデリバリー用の既製品バッグがたくさん出ていて、選択肢はかなり増えてます。
ロゴなしバッグも売っているので、出前館で使う前提ならテープで隠す必要がないように、最初からロゴなしバッグを買うことをオススメします。
配達報酬のインセンティブが高い
業務委託ではアルバイトのような時給制ではなく、配達報酬は1回ずつの配達に対して支払われます。
出前館の配達報酬は、以前は距離に関係なく金額が固定でしたが、2022年8月1日~は「距離別委託料」が導入され距離に応じて金額が変動するようになりました。
距離報酬一覧
距離 | 関東 | その他 |
---|---|---|
~1km | 600円 | 550円 |
1~2km | 660円 | 600円 |
2~3km | 750円 | 670円 |
3km~ | 870円 | 770円 |
報酬金額は消費税込みです
関東は東京・埼玉・千葉・神奈川を指します
短距離の報酬は低くなっていますが、中距離以上は以前よりも高くなっています。
距離が3kmにもなると、ピークタイムのブーストでは1000円超えも可能になります!
とはいえ、あえて長距離を狙うよりは、短い距離のオファーをたくさん取る方が、効率良く稼げる傾向があります。
バイク・自転車どちらも稼働可能ですが、車両に関係なく報酬額は同じです。
毎日のように報酬増額キャンペーンがある
報酬増額キャンペーンが毎日のように行われていて、最低でも1.1倍、高い時は1.7倍などの倍率がかかります。このキャンペーンのおかげで1配達で1000円を越えることも・・!(所属の拠点がキャンペーン対象にならないこともあるので、必ずお知らせメールを確認しましょう)
他のフードデリバリーだと1件400円~500円くらいが相場で、インセンティブなど条件が重なって600~700円くらいになったらけっこう高いなって感じです。
そう考えると、距離や時間に関係なく単価固定で、繁忙期には1000円越えっていうのは非常に高額であることがわかります。
案件は自動差配だが、早いもの勝ち
2022年8月1日~の新アプリでは、オファーは加盟店から近い人に自動差配されるようになりました。
ただ、Uber Eatsのように個別差配ではなく、店舗に近い何人かに自動差配されその中での早い者勝ちになるので注意しましょう!
おそらくですが、最初は加盟店近くにいる配達員に表示され、誰にも取られないと次の遠い範囲にいる配達員に表示されていくような仕組みです。
ブーストの対象時間は、配達員に最初に表示された時間が対象なので、離れていた事で表示されるのが遅くなってしまった場合(例:14時59分→15時01分)でも、初めて表示された時間が対象となっているので気をつけるようにしましょう!
出前館で稼働できるエリア
出前館の業務委託が始まった当初は東京のみでしたが、神奈川や千葉、大阪など全国の主要都市に広がり、今では多くの都道府県で募集が行われています。
自宅が含まれるエリアの拠点に登録できれば、家からいつでも稼働でき、煩わしい通勤時間がなくなります!
- 北海道
- 岩手県
- 宮城県
- 秋田県
- 山形県
- 福島県
- 茨城県
- 埼玉県
- 千葉県
- 東京都
- 神奈川県
- 新潟県
- 富山県
- 石川県
- 福井県
- 静岡県
- 愛知県
- 三重県
- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 奈良県
- 岡山県
- 広島県
- 福岡県
- 佐賀県
- 長崎県
- 熊本県
- 鹿児島県
- 沖縄県
現在の募集中のエリアの詳細については、登録ページの希望エリアから確認できます。
出前館の営業時間
出前館の営業時間は7:00-24:00が基本ですが、拠点によっては時間が違う場合があります。 営業時間外はオファーそのものが入らないので、最初に確認しておきましょう。
7時営業開始の拠点エリアは24時閉店、9時営業開始の拠点エリアは21時閉店になっているところが多いようです。
7時営業開始の拠点一覧
- 広島県(広島)
- 埼玉県(大宮)
- 千葉県(千葉)
- 福岡県(千早/博多)
- 兵庫県(三宮)
9時営業開始の拠点一覧
- 北海道(釧路)
- 茨城県(つくば/牛久/土浦)
- 神奈川県(横須賀/秦野/辻堂/東海大学前/平塚)
- 千葉県(五井/佐倉/成田/千葉ニュータウン/木更津)
- 埼玉県(熊谷/鴻巣/春日部/本庄)
- 石川県(金沢)
- 福井県(福井)
- 静岡県(沼津/袋井/藤枝/富士)
- 愛知県(みよし/愛環梅坪/高浜/小牧/神領/西尾/知多/津島/北名古屋/半田/豊橋/豊川)
- 岐阜県(岐阜)
- 奈良県(大和高田)
- 滋賀県(近江八幡)
- 大阪府(富田林/枚方)
- 兵庫県(伊川谷/伊丹/三木/飾磨/西鈴蘭台/川西/田尾寺/東加古川/姫路/豊岡/明石/野里)
- 岡山県(岡山/高島/倉敷/総社/東津山)
- 福岡県(久留米インター/古賀/行橋/小郡/赤間/折尾/直方/八女/飯塚)
- 熊本県(熊本)
- 長崎県(眼鏡橋)
- 沖縄県(那覇)
朝のオーダーはマクドナルドが多く、マクドナルドの「朝マック」は10時半までの時間厳守でのピックをするようにしましょう。
高ブースト帯のピークタイム(11:00-14:00、17:00-20:00)以外はあまり注文が入らないので、短時間で効率よく稼ぎたい人にとってはちょうどいい時間ともいえるかもしれません。
また、15:00-17:00が休憩時間になっていて、一切注文が入らないエリアもあるので、詳細な営業時間は所属する拠点に確認してみてください。
出前館のメリットとデメリット
出前館のメリット
- ピークタイムのインセンティブが高い
- 他社と兼業しやすい
- 稼働可能エリアの拡大が早い
- 現金対応するかは任意
- たまにモニターグッズが貰える
ピークタイムのインセンティブが高い
高報酬で有名の出前館ですがその理由は主に、ピークタイムのインセンティブがかなり高いところにあります。
昼のピーク(11:00〜13:00)、夜のピークタイム(17:00〜20:00)の合計5時間はどのエリアも基本的にはブーストと言われるインセンティブが高くなっています。
ブーストは夜の方が高い事が多いのですが、1.8倍とかにもなると1km以内のショート距離でも1件1287円とかなり高額になります!
これを運良く3件でも取れると、時給3000円超えも可能になります!
他社のフードデリバリーでは考えられない高単価なのが、出前館の魅力の一つだと思います。
送料無料キャンペーン×雨の日の稼働という状況でないと、高ブースト時間帯のオーダーは取るのが難しいですが、他社のフードデリバリーではありえないくらいの時給効率をたたき出せるのが出前館です!
他社と兼業しやすい
Uber Eats やmenuなどと基本的な配達方法は同じような感じなので、配達経験がある方なら迷うことなく稼働できます。
ただ、配達アプリが独特なので、最初はとっつにきくさを感じます・・。
出前館には回数に応じたインセンティブがないため、クエスト回数やランクのようなノルマを考える必要がありません。
回数のインセンティブがないなんて不利に感じるかもしれませんが、回数に縛られずにいつでも高単価で稼げる方が絶対にいいですよね。
Uber Eats のクエストをクリアしてから出前館に切り替えるとか、ブーストやシミが取れない時に出前館をやる、みたいな兼業のやり方もありですね。
稼働可能エリアの拡大が早い
業務委託で働けるエリアはけっこうな早さで拡大しています。
出前館自体は元から全国にあるものなので、他社のようにレストランが加盟する段階がないっていうのが強みですね。
積極募集エリア以外でも希望すれば、空き状況によって登録可能なようです。
現金対応するかは任意
出前館は様々な決済方法に対応していて、現金でも支払いも可能です。
現金の注文を受けるかどうかは自分で決めることができますが、配達件数を多くしたい場合は受け付けるのがオススメです。やはり現金ありとなしでは全然鳴りが変わります。
現金対応する場合は配達員が釣銭を用意する必要があり、受け取った現金は翌日までにコンビニ(ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)で精算します。
精算期限がメールが届いた翌日なので、忘れずに支払うようにしましょう!(金、土、日分はまとめて月曜に届きます)
以前は毎日拠点に行って清算する必要があって非常に手間がかかりましたが、コンビニ清算できるようになってからはかなり楽になりました。
なお、現金の切り替え拠点に連絡すれば簡単にできます。
モニターグッズが貰えることがある
モニター稼働すると出前館オリジナルグッズをもらえる事があります。
今までには、デリバリーリュック、リュックカバー、ウェアなどがありました。
どれも実用性あるものばかりで、これを無料でもらえるのはとても嬉しいですよね!
モニターグッズは数量限定なので、メールが来たら早めに申し込むようにしましょう。
デメリット
- 稼働できるまでの登録作業が少し面倒
- オファーは早い者勝ち
- 店舗までのピック距離は報酬対象外
- 商品の受け取り、受け渡し時間が決まっているので焦る
- 調理待ちになる事が多い
- チャットがなく、連絡手段は電話のみ
- 破損やクレームがあった場合は、罰金がある
- トラブル発生でアカウント停止や失効もある
稼働できるまでの登録作業が少し面倒
他のフードデリバリーはWeb登録だけで完了することが多いですが、出前館はWeb登録の後に動画視聴や理解度のチェックテストがあります。
また、自転車であっても任意保険加入が必須になっていて、そこでつまづく人も多いようです。
色々と手間がかかって面倒ではありますが、逆に言えば研修体制がしっかりしているとも言えるので、配達未経験者の方でも安心して始めることができます。
海外からきたフードデリバリーはこういった研修がほぼなく、なんでも自分でやらないといけないことだらけなので、ここは大きな違いと言えますね。
オファーは早い者勝ち
Uber Eats などのフードデリバリーサービスは、1人1人にオファーが割り振られる個別配車ですが、出前館はオーダーが入った店舗周辺にいる何人かに自動差配され、その中での早い者勝ちとなっています。
なので、この早いもの勝ちでのオファーが全く取れないと報酬は0円という事になります。
ブーストが高いピーク時間ほど取りにくく、ブーストが低い時間ほど取りやすいというのが現状です。
オファーが取れるまで、アプリ画面をずっと見張ってなければいけないので、フードデリバリー初心者の方や早押しが苦手な方は難しく感じるかもしれません。
現金案件だと、現金取扱OFFにしている配達員には差配されないので、現金取扱ONにして少しでも取りやすくなる確率を上げる事をおススメします。
店舗までのピック距離は報酬対象外
出前館は店舗までのピック距離の料金は報酬には含まれません。
Uber Eatsのようにオーダーが飛んできた【現在地〜店舗〜お届け先】までの全ての距離が報酬対象ではないので注意しましょう。
あくまで【店舗〜お届け先】までの距離のみ報酬対象なので、自分のいる現在地からピック先の店舗まで近いオーダーを取ることをオススメします。
商品受け取り時刻〜配達完了時刻が指定されて焦る
出前館の配達では「この時刻に商品を受け取って、この時刻までに配達完了してください」というように時間が決まっていてます。
ピックしてからドロップまでの時間が15分と決まっていて、お客さんに出来立ての料理を届けるためではあるんですが、信号待ちでイライラしたり、道路工事で回り道になって焦ってしまうことがあります。
普通に配達すれば十分間に合う時刻が設定されていますが、ピークタイムにお店が忙しくて商品が出来るのが遅れたり、効率重視で何件も同時に抱えたりすると時刻を過ぎそうになる事も…。
もし配達が遅れそうな時は、早い段階で注文者に電話して、遅れる旨を謝罪して余裕を持った到着時刻を早めに伝えましょう!
なお、遅配が起きてしまっただけなら報酬の減額などのペナルティはないですが、連絡なしでピックアップに遅れて再調理になったりしてしまうなど実害が発生すると配達員が補填(商品代金の一部を弁償)することになります。
調理待ちになる事が多い
Uber Eatsは調理が出来てから配達員を呼ぶのが基本なのですが、出前館はシステム上で到着時間が先に決まっているためか調理が間に合わない事が多いです。
特に、マクドナルドは店舗の近くに行かないとオーダーが店舗に飛ばない仕様になっているようなので、基本的には待つことになるでしょう。
新アプリになってからは、お店側でオーダーの飛ばすタイミングなど少しはコントロールできるようになったみたいですが、やはり店舗に近いオーダーが取れてすぐ到着しても待たされる事が多い印象です。
配達経験を重ねてお店の特徴や性格を覚えていきましょう。
店舗までのピック距離は報酬対象外
出前館は店舗までのピック距離の料金は報酬には含まれません。
Uber Eatsのようにオーダーが飛んできた【現在地〜店舗〜お届け先】までの全ての距離が報酬対象ではないので注意しましょう。
あくまで【店舗〜お届け先】までの距離のみ報酬対象なので、自分のいる現在地からピック先の店舗まで近いオーダーを取ることをオススメします。
商品受け取り時刻〜配達完了時刻が指定されて焦る
出前館の配達では「この時刻に商品を受け取って、この時刻までに配達完了してください」というように時間が決まっていてます。
ピックしてからドロップまでの時間が15分と決まっていて、お客さんに出来立ての料理を届けるためではあるんですが、信号待ちでイライラしたり、道路工事で回り道になって焦ってしまうことがあります。
普通に配達すれば十分間に合う時刻が設定されていますが、ピークタイムにお店が忙しくて商品が出来るのが遅れたり、効率重視で何件も同時に抱えたりすると時刻を過ぎそうになる事も…。
もし配達が遅れそうな時は、早い段階で注文者に電話して、遅れる旨を謝罪して余裕を持った到着時刻を早めに伝えましょう!
なお、遅配が起きてしまっただけなら報酬の減額などのペナルティはないですが、連絡なしでピックアップに遅れて再調理になったりしてしまうなど実害が発生すると配達員が補填(商品代金の一部を弁償)することになります。
チャットがなく、連絡手段は電話のみ
出前館は、他のフードデリバリーサービスにあるようなチャット機能がありません。
お客様との連絡手段は電話しかなく、電話に出てくれないと連絡取る術がないので、もし連絡が取れない場合は拠点に連絡して、拠点から連絡してもらうようにしましょう!
早配、遅配などでお客様に連絡する事は多いので、電話はかけ放題プランにする事をオススメします。
Uber Eatsをやっていた方からすると、チャット機能がないのはかなり不便なので稼働する上で結構ストレスになります。
破損やクレームがあった場合は、配達員が補填する
出前館は、商品に破損やお客様から商品クレームがあった場合、配達員の責任になり基本配達料の罰金(補填)があります。
Uber Eatsでは配達員が責任負って罰金になる事がないので、稼働する上ではかなりデメリットだと思います。
配達破損などで罰金が発生すると拠点から連絡が必ずあります。
その時に、もし止む負えない事情がある場合は拠点に説明したら、罰金を免れる事もあるので、しっかり説明するようにしましょう。
トラブル発生でアカウント停止や失効もある
出前館はトラブルやルールにかなり厳しいので、加盟店やお客様とのトラブルを起こすとアカウント停止、重大なトラブルの場合は最悪アカウント失効という事もあります。
Uber EatsやMenuなどのフードデリバリーよりもかなり細かく厳しいので、稼働の際は神経使って配達しなければならないのが出前館のデメリットと言えるでしょう。
- 対象トラブル
- クレーム発生(接客、早配遅配、アピアランス、運用ルール等、加盟店及びユーザークレーム)
- ルール違反(同上および上記以外の事例含む)
- トラブルカウント運用ルール(対象期間:最終トラブルより90日)
- 1回目:注意・指導(教育)
- 2回目:注意・指導(教育)
- 3回目:注意・指導(教育)
- 4回目:1週間アカウント停止
- 5回目:アカウント失効
アカウント停止・失効に関して
トラブルが起きた時は、予告なくアカウントを一時停止される場合もあり、複数トラブルが同時確認された場合は、1回目で1週間停止になってしまう場合もあります。
また、法令違反や重大トラブルであると判断された場合は、1発でアカウント失効になる場合もありますので気をつけましょう。
業務委託は個人事業主
業務委託の配達員は、出前館に雇われているわけではなく、個人事業主という働き方なります。
雇用されている場合は会社でいろいろとやってくれますが、個人事業主は全てを自分でやらないといけません。
例えば、配達に使う備品の購入、税金の確定申告、保険加入などです。
備品の購入
配達に必要な道具は自分で用意する必要があります。
自転車、スマホ、配達バッグの3点セットの他、黒ズボン、スマホホルダー、モバイルバッテリー等。
初期費用でそれなりにお金がかかります。自転車とスマホは自分で持ってるものを使うとしても、1万円くらいはかかるでしょうか。
確定申告
配達報酬は所得税や住民税が引かれていない状態で振り込まれます。
給料だと会社が計算して天引きしてくれるので、サラリーマンやアルバイトしか経験したことがない人には戸惑う部分かもしれません。
確定申告しないと脱税になってしまうので注意です。
税務調査で無申告がバレると、無申告加算税や延滞税という非常に重いペナルティーを課されることになってしまいます・・。
保険加入
出前館はUber Eats とは違い、配達中の対人・対物賠償責任保険がないので、任意保険は加入必須となっております。
ただ、配達中に配達パートナー自身が傷害を負った場合に、医療費や入院費などの見舞金の補償はされます。
給付内容 | 給付限度額 |
---|---|
医療見舞金 | 最大25万円 |
死亡見舞金 | 最大1200万円 |
後遺障害見舞金 | 最大1200万円 |
入院見舞金 | 1日7500円(最大90日間) |
万が一の備えで自身で労災保険にも入っておくと安心です。
出前館は他社と比べてどう?
foodpanda、menuなど、誰でもできるフードデリバリーの仕事はどんどん増えていっていますが、その中でも出前館はちょっと毛色が違います。
キャンペーン中は業界一の高報酬!
出前館と言えば、「ウルトラ半額祭」や「送料無料キャンペーン」などのキャンペーンが有名ですが、その期間の配達員の報酬はインセンテンティブ(ブースト)が高くなり、配達員報酬も1件あたり1000円超えと業界一の高報酬となっています!
拠点エリアによってブースト率は違うのですが、全国的に平日は「1〜1.5倍」、土日祝は「1.5〜2倍超え」と1件あたり【1500円以上】とかなりの高報酬となっております。
特に、茨城【水戸】、東京【国分寺】、静岡【沼津】、三重【四日市】、大阪【弁天町】、岡山【倉敷】、広島【西条】は特に高ブーストになっている事が多く、「2〜最大3倍」と1件あたり最大2145円とフードデリバリー業界では最高報酬となっています!
配達回数ノルマがなく、1件あたりが高単価
出前館の最大の強みは、1件あたりの報酬が高単価ということですね。
他のフードデリバリーだと、一定回数配達するごとに特典のようなノルマみたいなものがあったりします。Uber Eatsだとクエスト、menuだとレベルと呼ばれるものです。
配達すればするほど報酬が待遇が良くなっていくのは一見するといいシステムに感じるのですが、副業でやっていてあまり回数をこなせない人だったり、他社と兼業していて1社の回数を稼げない人にとっては恩恵を受けにくいという欠点があります。
あと何回配達したらクエスト達成だから頑張らないと…と、いつの間にか回数に縛られるようになり、それがストレスに感じる人は少なくないのではないでしょうか。
出前館の場合は、配達回数に関係なく初心者でもベテランでも報酬が同じで、なおかつ1件当たりの報酬額が高い、という特徴があります。
配達回数を気にすることなく、いつでも同じ金額で稼働できる、っていうのはストレスフリーで自由に稼働できる最大のメリットではないでしょうか。
注文量が安定している
フードデリバリーの仕事は、基本的に配達しないことには報酬が発生しないことが多く、注文が入らず暇になる時間がとても辛いです。
新参サービスだと、そもそも注文が入らなくて配達したくても出来ないっていうことがよくあります。
出前館はネームバリューの強みもあり、フードデリバリーの中では注文量が安定しています。
ただ、1人1人個別にオファーを割り振られるわけではなく、複数の配達員での早い者勝ちになるので、のんびりやりたい人には厳しい部分でもあります。
拠点スタッフがトラブル対応してくれる。
フードデリバリーの仕事は、なにかしらトラブルが起きがちです。
例えば、取りに行った料理が品切れしてたとか、お届け先に着いたのに不在とか、配達員自身ではどうにもならないことがあります。
そんな時、他のフードデリバリーだとサポートセンターに電話やチャットで報告し、対応方法の指示を受けることになりますが、なかなか電話がつながらなかったり、話が通じなくてイライラ…といった経験をお持ちの人は多いと思います。
出前館の場合、拠点というところにスタッフが常駐していて、そこへ電話することで即座に対応してくれる仕組みになっています。
拠点によっては、拠点専用LINEがあるので追加しておけば電話代もかからず、拠点スタッフと連絡取ることが出来ます!
配達のトラブルまとめはチャットボットでも確認できる。
マクドナルド2件持ちや置き配、過剰受諾などのトラブルやルールが確認ができる内容になっています。
事前にご確認いただき、トラブル防止にご活用ください。
出前館チャットボット:https://corporate.demae-can.com/gig_faq/
出前館 配達パートナーの登録方法
出前館の配達パートナーに登録する手順を簡単にまとめると以下の流れになります。
- 説明会に申し込む
- 研修動画の視聴
- Web説明会
- 業務委託本登録
- 初回勤務日
説明会は空きがあればすぐに予約を取れますが、最短で3日後くらいになることが多いです。10日後くらいまで予約が可能となっています。
オンラインで説明会、研修動画、チェックテスト、など全てWEB完結なので拠点には行かずに稼働始めることができます。(後日、帽子が郵送で届きますが、届くまでは被らないでも稼働可)
あとはいつでもアプリから好きな時に稼働することができます!
登録に必要な書類
■共通の書類
- 身分証明書(運転免許証、パスポートなど顔写真入り)
- 任意保険証書(車両を問わず加入必須)
- 報酬を受け取る銀行口座情報
■バイク・車の書類
- 運転免許証
- 自動車損害賠償責任保険証明書
- 有償運送許可証 または 事業用登録がわかる書面(125cc以上のバイク、車のみ)
出前館はバイクだけでなく、自転車でも任意保険の加入が必須なのが珍しいところです。
Uber Eatsなどにある補償制度はないので、業務中にも適用できる保険に加入するのが望ましいです。
レンタル自転車だと利用料に保険が含まれていることがあるため、その場合は別途加入する必要はありません。
添付する書類はレンタル自転車の申し込み書(ネット申し込みの場合はスクショ)でOKとのことです。
125cc超えのバイクや、自動車で配達したい場合、事業用のナンバー取得が必要なので注意です。
登録情報の変更方法(マイページ)
- 電話番号の変更
- メールアドレスの変更
- 稼働する拠点の追加
- 配達車両の追加
- ドライバーアプリログイン用IDの確認申請
- 現金取り扱い有無の変更申請
- 銀行口座情報の変更
上記の登録情報を変更したい場合、以下のリンクのマイページから自身で変更することが可能です。
まとめ
出前館の配達パートナーは、基本的にはUber Eatsなど既存のフードデリバリーと似たような感じです。
他のデリバリー系との大きな違いは、地区ごとに担当するエリアが決まっていることと、距離に関係なく固定報酬ということですね。
しかも、その報酬金額がけっこう高めなので、短距離の配達を回数こなせば非常に稼ぎやすい仕組みになっています。
出前館自体はすでに全国にあり、デリバリー需要が高まってきていることから、テレビCMもガンガンやってるし、対応エリアが広がるのも早いですね。
やはり盛り上がっているサービスほど注文が多くて稼ぎやすいっていうのはあるので、数あるフードデリバリーの中でも出前館の配達員はオススメです。
応募方法について詳しくはこちらのページでも紹介しています。