広告につられてピッコマの
俺だけレベルアップな件を
読みました。
このブログには
英語と日本語を比較する為に
文章と背景の一部ネタバレがありますので
ネタバレ回避の方は読まないで下さい!
俺だけレベルアップな件は
なろう系と言われる
(小説家になろうサイトで好評を博すような)
主人公だけチートな(=香具師な有利な条件で)
ゲームが現実になったような
魔物と戦う世界で成り上がっていく物語です。
ある日広告につられて読み始めたのですが、
これが癖になりました。
毎日ピッコマで一話ずつ無料て読んでいましたが
遂に有料となるエピソードまで
たどり着いてしまいました。
無課金しかしないので
たまったポイントで少しエピソードを
買いましたが
無課金では
それ以上は読めず。
そこで
英語版の作品に辿り着き
読んだのですが、違和感がありありです。
原作はノベルですが
漫画はスマホで見る事を想定した漫画で、
ノベルは韓国原作で
多分漫画も韓国スタジオ制作なのかな?
英語版はそのまま韓国語を
翻訳されているらしいのですが
原作は嫌日感情が表れた作品らしく、
日本語版だけは
設定が主役及び舞台が韓国から日本に
変更されています。
なので、名前とか組織名が
ピッコマで読んだものと
英語版の漫画は違うなと
思ったのですが、
それはまあ構わないからと
読み始めたのですが…。
実際に読み始めると
英語版のアメコミ感が半端ないのです。
言語表記が変わるだけで
こんなにもアメコミ風になってしまうのかと
衝撃でした。
読んでも読んでも
なんかセンスが違うんです。
擬音も英語だと
なんか感じが変わる。
それでやはり日本語でと、思って
最近ノベル版もピッコマで公開されたので
そちらを読み始めています。
でも、
ノベルを読むと、
ノベルの方はなんとなく
端々に言葉のチョイスに
今まで思い描いていたイメージとの
何か違いをを感じました。
漫画なら絵で表現し
説明しないところが
説明された言葉が、なんとなぁく
感性に合わないのですね。
多少品がないというか…
主人公を
正義のヒーローと思い描いていたのですが
ノベルで
他人を悪し様に描写されたとき、
それが地の文というより、
主人公からの評価として描かれている感じがして
なんとなく主人公の正義のヒーロー感が
低下してしまいました。
結論として、本作は
漫画の絵の描き方が綺麗で
漫画に与えた日本語改作翻訳が素晴らしい。
(漫画としての翻訳としてですが)
主人公の名前からして
水篠旬というネーミングほか
他の登場人物の名前も
ちょい昭和〜平成を生きる大人の
趣味にあった名前。
一部日本語と英語を比べたけど
変えた物語が
登場人物の表情に対して
日本人の感性にあった物語に
変えてあって素晴らしい。
英語版でこちらの表現
日本語版は
DFNのゲオ会長の
悪巧みが録音されたレシーバーを
入手した日本のハンター協会会長が
ゲオ会長に対して
「これを公開すればあなたのせいで
国民は危険に晒される」
と迫り、ゲオ会長の青ざめた顔が
描かれています。
このゲオ会長、原作では
日本のハンター組織の松本会長です。
悪役は日本で主人公側は多分韓国。
日本が正義と悪が逆転してますから、
すごい改作てすよね。
そうでもしないと日本で売れません。
整理すると
原作
正義:
主人公(韓国人)、
ハンター協会会長(韓国人)
悪人:
松本会長(日本人)
日本版
正義:
主人公(日本人)
ハンター協会会長(日本人)
悪人:
ゲオ会長(DFNが国名?)
英語版では日本の松本会長
(日本語版のDFNゲオ会長)に対して
IF THIS GETS RELEASED,
DON'T YOU THINK THE CITIZENS WILL
ONLY PLACE MORE BLAME ON YOU?
なんですよね。
意味もニュアンスが違いますよね。
日本語版ならば
ハンター協会会長は
「本当にあなたは国民を、
危険に晒すつもりですか?」
と、ゲオ会長に突きつける事で
ゲオ会長は、
己の身勝手さの結果、事実が明るみに出ると
国が糾弾され他国の援助を失い
国民を窮地に貶める愚かさと罪深さを想像していると
読み手、(というか私は)思う訳ですよ!
が、英語版では
「あなたはもっと責任を追求されますよ?」
と、個人を脅している訳ですよ!
松本会長(←英語版でのゲオ会長)は
マスコミに糾弾され謝罪会見をし、
家にマスコミが殺到し自宅で引きこもる場面を
想像しているとしか、思えないんですよ。
飽くまでも保身に走る愚かな男です。
全然、ハンター協会会長の
懐の深さ、人間性も変わりますよ。
DFNゲオ会長(日本の松本会長)は
悪人は悪人ですが、
彼を脅すか反省させるか、
ハンター協会会長の人間性が
変わって見えます。
どこまでもゲオ会長は
軽薄で利己的で己の窮地に陥れられる事を
恐れおののいたのか
浅はかでも国民が危険に晒される事を
想像して青ざめるだけの正義感が残っているのか
ちょっと違うかなと思います。
あとは例えば
これまあ、ゲーム世界でありそうな
スキルを発動して速く移動する、
そのスキル名です。
明快ですよね。わかりやすいです。
だけど、日本語では
「神速」なんですよね…。
とても神々しいスキル名ですよね。
そしてこれはゲーム用の造語ではなく、
日本語として昔からある言葉なんです。
しんそく(神速)
[名・形動]人間わざとは思えないくらい速いこと。
また、そのさま。「神速果敢」
「其決断の―なると其成功の美なるとに至ては」
(学問のすゝめ)
正直、SPEEDという表現は
英語弱めの私でもすぐに理解できる
完璧な訳ですけれど、なんか
がっかりして、もっと良い言葉はなかったのか?
と思ってしまいます。
日本語が豊かなのか、
英訳した人の文学的センスの問題か
英語は漫画では端的に訳すものなのか
英語ゲームの加速スキル名がスピードというのが
常識なのか知りませんが、
日本語の方がずっと作品が面白いです。
結局スマホ用の漫画ジャンルとしては
とても面白いのですが、
日本文化的に改作超訳されているこらこそ
面白いのだと知って
なんだかちょっと落胆しました。
日本のなろう系ではこんな人気作がありますよね。
比べると日本のものの方が深いかなとは
思います。
結局、
俺だけレベルアップな件の翻訳している方の
感性で超改作翻訳された続きを読みたいと
思いました。
そして少しの物語の書き方の違いで
こんなにもニュアンスが変わるなんてと、
驚きました。
超改作翻訳の世界観を好む私は
やはり日本文化で育った日本人なんだなと
思います。
結局自分というものが自分オリジナルと
思っていたけれど
日本人文化背景で生きていて、
それはどうにもならない事なんだなと
思います。
結局、
私は英語学習をしたりしているけど
どうしょうもなく日本人であって
日本的なるものが好きで
日本人は、本当に日本語を捨てず
日本語で作品を著し続けられてきたから
日本独自の文化と共通認識が
育まれてきたのですが、
この先英語教育が盛んになると
日本人らしい感性もきっと薄れる
時代が来るのかな…と
思ったりします。